富士山と、コーヒーと、しあわせの数式  | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

大学生の拓磨は、祖母・文子と同居することになる。そして拓磨は亡き祖父・偉志の書斎で、大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した妻・文子へのサプライズだった。一方、拓磨は自分の夢に自信が持てずに将来について悩んでいた。ある日、祖父の手帳に不思議な数式を見つけるのだが…。

というお話です。

 

 

大学生の拓磨は、母が出張で海外にしばらく行くことになり、祖母・文子の家で暮らすことになる。祖母の家には少し前に亡くなった祖父の部屋がそのまま残されており、祖母は遺骨もまだ墓に入れたくないと言って家に置いている。

ある日、WiFiのパスワードを調べに亡き祖父・偉志の書斎に入った拓磨は、自分の大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した文子へのサプライズだった。生涯学習の口座に申し込みがしてあったのだ。文子は若い頃に勉強することが出来ずに悔しい思いをしたという過去があった。



 

キャンセルすると言って大学に赴いた文子だが説明を受けると一転、通うことに同意する。夫の優しい思いを受け取り、一歩踏み出して若い頃の夢だった「学び」の日々を謳歌するのだった。そんな中、文子は富士山が好きだった偉志の手帳に不思議な数式を見つける。

一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩んでいた。コーヒーオタクでカフェを開きたいと思っていたのだ。しかし夢をどうやって形にしたらよいのか解らずもがいて失敗する始末。祖母に数式のことを聞き、この謎が解けたら何かが変わる気がしてヒントを探し始めるのだが…。

後は、映画を観てくださいね。

 

 

感動的な良い映画でした。祖父が亡くなり、一人で一軒家に暮らしている祖母の文子。実は娘の綾とはあまり上手く行っていません。色々と確執があるようで、息子の拓磨は二人の間で困っています。そんな時に、綾が海外出張で半年くらい海外へ行く話が出るんです。

 

もちろん息子は連れていけないので、祖母の家で預かってもらうことにするんです。大学生だから一人暮らし出来ると言うのですが、祖母の家なら食事も心配しなくて良いし、一番は祖父を亡くして元気が無さそうに見える文子を元気にさせるためなのでした。ちょっと面倒だと思いながらも、祖母の家で暮らし始める拓磨。

 

 

拓磨は母親に就職はどうするのとしつこく言われ、悩んでいるんです。拓磨の夢は大好きなコーヒーを仕事にすること。手っ取り早いのはカフェだけど、コーヒー豆の栽培から焙煎までコーヒーの仕事は沢山あるよね。でも、まだ漠然と夢を見ているだけで、どうしてよいのか迷っているんです。

 

そうだよねぇ。若い頃は夢はあるけどどうしたら夢を実現出来るのか解らないだろうし、まだ夢も持てていない人もいるでしょ。それこそ未来は闇の中って感じだと思うのよ。でも年は取っていくからとりあえず企業に就職してとなるんだよね。夢が見つかってないなら会社に入るのが良いけど、もし、夢があるなら一歩ずつ近づいていくのが良いよね。

 

 

夢って変化するから、今やりたいこと、出来ることをやって、その場その場で新しい夢にチャレンジしていくのもよいんじゃないかな。映画の中に生涯学習の講座が出来ていたけど、何歳になっても学べる場所が現代にはあるので、夢に向かって突き進んで、失敗したら次があるんだから大丈夫と思って思いっきりやってみるのもよいと思いました。

 

私が少し広がり過ぎかもと書いたのは、色々な問題を詰め込んで描いていて、要らなそうなことがいくつかあったんです。ある部分で投資詐欺の話が出てくるのですが、それ無くても良かったんじゃないかな。あとお宮参りのエピソードとか、あまり意味が無いんですよ。きっとこの映画、学校の宣伝とかコーヒーの宣伝とか、ちょっとした関係があってそういうエピソードを入れなきゃいけなかったのかなと思いました。

 

 

本当は無駄な部分を省いて、もう少し文子と拓磨についての描写を増やしてくれたら、もっとよい映画になったんだろうとおもいました。ダブル主演なのでどーも話があっちこっち行ってしまったので、余裕があればどちらもゆっくりと深堀り出来たんじゃないかなと思いました。

 

文子と綾の確執についてはセリフだけで描かれるので、どんな部分をどれくらい綾が嫌がっているのか、文子が嫌がっているのかがイマイチ解り難いんです。そこをもう少し説明してくれる時間が欲しかったし、拓磨が何故コーヒーにハマってオタクのように好きになったのかも説明が無かったので知りたかったな。

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。良い映画でした。市毛さんがとても素敵で、それよりもっとすごいのが亡くなった祖父を演じた長塚さんです。まるで長塚さんが主役??と思うほど存在感が大きくて凄かったです。実は豆原さんをこの映画で知ったのですが、可愛くて上手かったです。アイドルだと聞いたので、また下手なのかしらと思ったら大間違いで、素敵なお孫さんっていう感じでした。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」