「ベスト・キッド レジェンズ」
を観てきました。
ストーリーは、
家族の不幸により母親と共にニューヨークに移住したリー。カンフーを封印したリーだが、友人のピザ屋を守るためにカンフーを復活させる。リーのカンフーの師匠であるハンは空手の達人ダニエルを訪ね、空手とカンフー2つの異なる格闘スタイルを武器に究極の格闘大会に挑む。
というお話です。
17歳の高校生リーは北京でハン師匠からカンフーの指導を受けていたが、最愛の兄を襲った不幸な出来事の後、母親と共にNYに移住。悲しみから抜け出せず、戦うことを封印したリーに手を差し伸べたのは、クラスメイトのミア。
唯一心を許せるミアとの友情を育んでいた矢先、ミアの元恋人でNYの格闘トーナメントを制する絶対王者のコナーに恨みをかってしまう。ミアの父親がコナーの道場主に借金をしていたこともあり、父親がボクシングの試合で勝てば解決出来るかと思ったが、敵は悪どい手を使い父親を昏睡状態にまで追い込んでしまう。
汚い手を使いどこまでも嫌がらせをするコナーたちに対し、大切な人を守るために再び戦うことを決意するリー。彼に力を貸すのはカンフーの師匠ハンとミヤギ空手の達人ダニエル。リーの危機を知り集まってくれたのだ。
戦い方も哲学も異なる2人のレジェンドから格闘スタイルを学んだリーは、新たな極みに達した〈真のファイター〉として、NYの5ボローズトーナメントという格闘大会に挑むことに。そのトーナメントを連覇しているのがコナーなのだ。大会でコナーと戦うためには決勝戦まで残らなければならない。リーの奮闘が始まる。後は、映画を観てくださいね。
いやぁ~、懐かしかった。あのベストキッドが戻ってきた感じで凄く嬉しくなりました。まだ学生の頃に凄く話題になったのを覚えていて、映画に連れて行って貰ったと思います。あの頃、洋画で日本人のミヤギさんが師匠として出てくるなんて珍しかったんですよね。あれで外国でも空手が普及しているんだと知りました。片足で立って”鶴拳”的な技を出してたことを覚えてます。
そんな懐かしいベストキッドが戻ってきました。新しい作品でリメイクではありませんが、ストーリーは最初のベストキッドに凄く似ています。まぁ、似ていてもいいんです。面白いんですから。ベストキッドはカリフォルニアだったけど、今回はニューヨークです。なので敵は「コブラ会」ではなく他の道場でした。
リーはずっと伯父でありカンフーの師匠でもあるハンにカンフーを教わっていましたが、兄が格闘大会後の不幸な事件で亡くなってしまい、それから母親にカンフーは辞めるようにと言われて隠れて練習をしていたんです。母親は北京にいたのでは息子(兄)の死を忘れられないと思い、ニューヨークに引っ越すことにするんです。
リーは突然のことに驚き反発しますが、母親の悲しみを理解し、ニューヨークに行くことにします。お兄さんの死はショックだったと思うから、北京から離れたいと思う気持ちは凄く解りました。兄の死については詳しくは書けないけど、もし自分の息子がこんな悲しい死を迎えたとしたら、やっぱりショックで立ち直れないし、その場所にいたくないかもしれません。
ニューヨークに行ってからは以前のベストキッドと同じ展開でした。可愛い子と出会い仲良くなったら元彼に嫌がらせをされるようになるという、以前と同じ展開でした。これは鉄板ですね。そこへ伯父のハンが現れるということなんです。そう、ミヤギが現れたようにハンが現れるんです。そしてハンが呼んだのがダニエルさん。あの”ダニエルさん”です。もう彼が出てきたときは嬉しくなっちゃいました。
驚いたんですけど、ラルフ・マッチオさんもう60歳超えてるんですね。まだまだお若くて驚きました。あの頃のまま年を取られている感じで素敵でした。今でもカリフォルニアに住んでいるという設定で、あのミヤギさんの家を引き継いでいました。もちろんあのジョニーも出てきますよ。もうベストキッド愛が溢れていて嬉しくなっちゃいました。うーん「コブラ会」を観なくちゃいけないなぁ。全部観れていないんですよねぇ。
リーが大会に出る前の出来事に、彼女の父親がボクシングの試合に出ることになり、その訓練にリーが付き合うという出来事があります。その部分がなんとなくストーリーとはハズれていて、その分をリーの訓練の場面に当てれば良かったんじゃないかなと思ったんだけど、それだと元のベストキッドと同じになっちゃうからなのかな。
それにあの部分を観ていて、年を取っても若者に素直に教えを乞うっていい事だよなって思ったんです。なんとなく子供に教わるって恥ずかしいかなと思うけど、それよりも素直に教えてねって言う方が楽しそうだなって思ったんです。うん、素敵なことだよね。きっと教えることで勉強になることもあるだろうし、邪魔かなって遠慮しているよりもいいのかもって思いました。
ハン伯父さんのジャッキー・チェンさん、良かったです。ジャッキーさんのこの役は好きだな。とってもいい先生っぽくて、自分でもいい動きをしているし、なんか好感が持てました。ダニエル役のラルフ・マッチオさんはこの役は当たり役だったんでしょうね。今でも全然違和感が無くお帰りって感じで観れました。
あ、そうそう、一番最初の映像がミヤギさんとダニエルの映像なんですよ。CGで作ったのかな。それとも昔の映像を繋いだのかしら。もうそこを観るだけでも、涙モノでした。ホント、ベストキッドの昔からのファンを大切にしてくれているんだなという気持ちが伝わってきました。嬉しかったなぁ。
私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。ストーリーは昔の焼き回しっぽいけど、昔のあのお話しが素晴らしかったからだと思うし、昔からのファンが大喜びするように作ってくれていてとても楽しめました。もちろんこの作品から新しく観る方も楽しめると思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ベスト・キッド レジェンズ」