「エレベーション 絶滅ライン」B級SFアクション映画でした。期待しなければ楽しめるかと思います。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「エレベーション 絶滅ライン」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

「リーパー」と呼ばれる謎のモンスターが突如地下から多数出現し、人類の95%を死滅。3年後、生き残った人々は、リーパーが侵入してこない標高2500メートル以上の山岳地帯で暮らしていた。呼吸器系の病を抱える息子ハンターとともに暮らすウィルは、息子の呼気フィルターが無くなり、麓の病院を目指すことを決意する。

というお話です。

 

 

"リーパー"と呼ばれる謎のモンスターが地下穴?から多数出現する。4つ足で二酸化炭素検知のセンサーを持ち、人類を食べるのではなく殺すだけの生物?であった。その後、人類の95%を死滅させ、3年が経った。

 

生き残った人々は、リーパーが侵入してこない標高2500メートル以上の山岳地帯の孤立したコミュニティで暮らしていた。何故か2500m以上にリーバーは侵入してこないのだ。ロッキー山脈の避難所で幼い息子ハンターと暮らすウィル。妻はリーパーに殺された。

 

 

肺の病気を患うハンターの呼気フィルターが無くなり、ウィルはフィルターを求めて下界の病院へ取りに行こうと考える。必ずとは言えないが病院に在庫があるはずだ。そしてリーパーを倒す方法を研究している元物理学者ニーナと共に麓の病院へ向かうため2500メートルのラインを越え下山することを決意する。

 

ラインを越えると人間の二酸化炭素排出を感知して直ぐにリーパーは寄ってくる。2500mギリギリのラインで移動し、一気に下界へと降りるしかない。そして目的の病院へたどり着くのだが。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、上映館が少ないのでどんな映画なのかと不安でしたがB級SF映画という感じだったかな。頑張ってストーリーは作っているんだけど、設定が無理やりすぎて、何で?どうして?ばかりが頭の中に一杯になっちゃって、もう笑うしかないじゃんってなる映画でした。

 

まずリーバーが出てきたのは仕方が無い。SF映画だし、どこかからの侵略なんだから戦うしかないですよね。それが地下から出てきたっていうので、じゃぁ地底王国なのかなとも思うけど、どーもそうでもないらしい。そして人間の吐く二酸化炭素を探知して、人間を狙ってくるんだけど、食べるわけではなく殺すために襲ってくるんです。

 

 

何で食べないのに襲ってくるのかが一番の問題なんだけど、それは解決しません。この映画、きっと続編は無いだろうからちょっとネタバレしちゃうけど、食べないのに殺すということは、誰かが地球、または地上を征服したい為に、今いる人間を殺す必要があったってことなんです。

 

まぁ、それなら理解は出来ますよね。宇宙人が住む星を探しているのか、又は、地底人が地上に出て暮らしたいというのか、どちらかが人間を排除するためにリーバーを放ったんです。リーバーに意思はなく、ただ本能で動いているだけのようでした。こいつらにはもっと秘密があるんだけど、ネタバレはここまでとしておきます。知っちゃうと面白くないからね。

 

 

このリーバー、トラのような形で触手を何本か持っていて、その触手で二酸化炭素を探知するようでした。そして何故か高度2500m以上には登って来ないというか、入れないようでした。動物がそんなきちっとした計算をしているとは思えないでしょ。でもそうなんです。そのラインを1cmでも超えれば襲ってこないんです。

 

生物にあるまじき行動でしょ。通常なら手が届くところまでグイグイって伸ばしてくるはずなんですよ。犬や猫を飼っていれば、ゲージなどに入れた時に手を伸ばしてグイグイと触ろうとするでしょ。でも、全くそういう行動をしないんです。それ生物なの?って思ってしまうような感じなんです。

 

 

主人公のウィルは息子の吸気フィルターを取りに平地の病院に行きたいということで、仲間に頼んで一緒に行って貰うんです。でも吸気フィルターなんて製造していないんだから在庫がある限りでしょ。どう考えても息子が大きくなるまでの数は足りないと思うのよ。その場しのぎだから、あまり意味が無いように思うんだけど、医者もいないのでどうしようもないよね。

 

一緒に行った物理学者らしき人がリーパーを殺せる銃の弾を作ろうと自分の研究室だった大学へも行くんです。そして必死で色々と試すんだけど、どうしても上手く行かないのよ。そして絶体絶命になるんだけど…。ということなんです。

 

 

もちろん、続編を作る気満々で、リーバーを倒すことは出来るようになるんだけど、リーパーとは何なのか。リーパーを地上に放ったのは誰なのか。何の目的で人間を絶滅させたいのか。何故2500mまでなのか。などなど、謎は一切明かされません。倒せて、これどういうことなのかしらと顔を見合わせるところで終わっているので、続編の脚本がある程度解かるでしょ。

 

きっと、リーパーを放った宇宙人か地底人が出てきて、人間との戦いになって、一瞬話し合い出来るのかもとなるんだけど結局決裂して人間がピンチになった時に何かが起こって、何とか回避出来て人間が生き残るってストーリーが大体読めてしまいました。まぁ、きっと続編は無いと思うけどね。

 

一応、キャストは新キャプテン・アメリカのアンソニー・マッキーが主人公なんですよ。それ以外はあまり知らなかったけど、一応、有名俳優さんが主演なので力の入った作品なんだと思います。バカにしちゃいけないんですよ。ごめんなさい。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。B級映画だと解ってみるのであれば楽しめると思います。凄いSFアクション映画だと思って観に行くとガッカリするだろうけど、まぁ、気楽に観に行くのに良い作品かもしれません。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「エレベーション 絶滅ライン」