「スーパーマン」
を観てきました。
ストーリーは、
普段は大手メディアのデイリー・プラネット社で新聞記者クラーク・ケントとして働くスーパーマン。超人的な力で人々を救うのだが、時に国境をも越えて行われるヒーロー活動は、次第に問題視されるようになる。天才科学者で大富豪のレックス・ルーサーは、そんなスーパーマンを利用し、世界を巻き込む巨大な計画を密かに進行し始める。
というお話です。
大手メディア「デイリー・プラネット」で平凡に働くクラーク・ケント。彼の本当の正体は人々を守るヒーロー「スーパーマン」。子どもも大人も愛する地球で生きるすべての人々を守り救うため、日々戦うスーパーマンは、誰からも愛される存在だ。
3週間前、ボラヴィア国が隣国のジャルハンブルへ侵攻し、スーパーマンは人々を助けるために戦争へ介入してしまう。他国の政治に介入したことで物議をかもし、次第に問題視されるように。扮装への介入時、装甲戦闘員に攻撃されて負けてしまったスーパーマンはペット犬のクリプトに助けられ、秘密基地へと逃げる。
そんな中、天才科学者であり大富豪のレックス・ルーサーは異次元ポケットを無理やり開けることに成功し、なおかつ技術開発により超人や装甲戦闘員を作り、政府にスーパーマンの脅威を訴えて自らの会社レックス・コープにスーパーマン拘束の権利を与えるように訴える。政府は証拠を突きつけられレックスに権利を与えてしまう。
スーパーマンはレックスによる情報操作により政府にも人民にも問題視され、レックスに拘束されることに。しかしこのスーパーマン排除はレックスとボラヴィア国のある陰謀のためにされたことだった。その驚くべき陰謀とは…。後は、映画を観てくださいね。
スーパーマン、面白かったぁ~!というよりこの映画、メインは犬でしょ。クリプト(犬の名前です。)を活躍させたいがためのスーパーマンの映画だとしか思えなかったんだけど。だってスーパーマンの精神年齢が若すぎるのよ。もう30歳過ぎなんだけど、無垢で真面目で嘘がつけず、まるで思春期の中学生のようなんですもん。
無垢で真面目なのでルーサーの罠に直ぐ引っかかるし、煽られると応じてしまうから困っちゃうお坊っちゃまなのよ。ロイス・レインが標準的な人間の感覚を持っていて助言をするから、まだましになっているけど、そうでなかったらオッサンのくせに何言ってんのって言われます。
新しいスーパーマンは思っているよりも弱くて人間的です。ちゃんと負けるし、怪我したら治療しないと復活しないんです。なのでより親近感がわくような気がしました。前のスーパーマンは無敵っぽかったもん。今回はCMでも流れているけど、やられてボロボロになると助けを呼ぶのよ。
それが犬のクリプト。これ、スーパードッグなんだけど、意識はただの犬です。なので、呼ばれれば嬉しくて、”なになに!遊んでくれるの?!ワイワイ!”って感じで大喜びして、飼い主がボロボロで苦しんでいるのにジャレてしまうというアホな犬です。でも”ホーム”っていうと、ちゃんと家に連れて帰ってくれるのよ。
このクリプト、実はスーパーマンが預かっている犬です。本当の飼い主は他にいるんだけど、それは内緒。ネタバレになるので、映画を観て確認してください。私はちょっと嬉しくなりました。また、色々と先の映画の予感がしました。お楽しみが増えていくような気がします。
ルーサーがまたも敵として現れます。今回は強敵でした。今までのルーサーより極悪だったかな。残酷というよりも天才的頭脳を持っているので、スーパーマンが負けるほどの装甲戦闘員を創り出しています。ナノテクノロジーを使って超人も作っているんだけど装甲戦闘員が強かった。この装甲戦闘員の”中の人”が誰なのかが問題なんです。それも映画で確認してね。
何度もピンチに陥るスーパーマンを助けるのはクリプトだけじゃなくて「ジャスティス・ギャング」が出てきます。私、コミックを読んでいないので、DCでこの人たちがどう繋がっているのか解らないけど、このチームには、グリーン・ランタン、ミスターテリフィック、ホークガールの3人がいました。
でねニュースや政府の話も出てくるんだけど、どーも各国でそれぞれにヒーローがいるみたいなのよ。だから他国の政治に介入するなって話になるらしいんだけど、そうなると日本は誰が繋がるのかってことが気になるでしょ。仮面ライダー系、ウルトラマン系、戦隊モノ系、の誰かが繋がって、アメリカの危機になったらウルトラマンが駆け付けるとかあるのかな。面白いなと思いました。大きさが違うけど大丈夫なのかな。仮面ライダーなら問題ないかな。うーん、面白そうだな。
ジャスティス・ギャングチームはどこかの企業に雇われていて、ちゃんと仕事としてやっているみたいでした。ヒーローではあるけど、こちらも高度なテクノロジーを駆使して色々な問題を解決出来る力も持っているようでした。頭脳と力技のどちらも兼ね備えているみたい。
あ、そうそう、このお話の基本としてですが、30年前、クリプトン星の破壊によりカル・エルの両親は息子を地球に逃がし、カンザス州のジョナサン・ケントとマーサ・ケントが落ちてきた赤ちゃんを育てます。クラーク・ケントとして育ったカル・エルはクリプトン星の両親からのメッセージを聞いて3年前からスーパーマンと名乗り人助けをしています。そして今回の事件なんです。
なのでまぁ、ヒーローとしては新米なのかな。まだまだ青いって感じなんです。これから色々と勉強して人間の汚さとか酸いも甘いも知っていくのではないかと思います。なんか、デイリー・プラネット社の人たち、みんなクラーク・ケントがスーパーマンって気が付いてるんじゃないかなぁ。ルイスと付き合ってるのも知ってたみたいだし、まだまだお話は続きそうでした。
今回の映画でネタ回収がされなかった部分がありました。それはカル・エルの両親が残したメッセージの真相です。メッセージは壊れていて前半半分しか聞き取れず、”人を助けなさい”ということしか解って無かったのですが、ルーサーの手下がメッセージ解析をして後半も解析出来たんです。
そしたら”地球人はバカだから侵略して子孫をたくさん残して第二のクリプトンとしろ。”というようなことを言っていて、スーパーマンは侵略者じゃんってことになるんです。でもこのメッセージの真相は解らずのまま。本当にそう言っていたのか、解析が違うのか、続きがあるのか解らないままでした。
なので、どう考えても続きを作るつもりなんだろうなぁ~という想像なのですが、どうかしら。私は続きが観たいです。両親のメッセージのネタ回収をして欲しいし、クリプトの本当の飼い主にも沢山出てきて欲しいし、出来れば他のスーパーヒーローも参加して貰って早く新しいDCユニバースが観たいです。ジェームズ・ガン監督には既に構想があるようで、楽しみですね。
私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。私は好きです。但し、動物好き、犬好きの方以外は、超が減るかな。だってスーパーマンよりクリプトが目立ってるんですもん。とにかく可愛い、それで超が沢山付きました。可愛いモノ好きにはたまらないと思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。🐕
「スーパーマン」