「映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」ドラマも良かったけど映画はもっと良きです! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「映画 おっさんのパンツが  なんだっていいじゃないか!」

を観てきました。

 

ストーリーは、

ゲイの大学生・大地との出会いをきっかけに、考えをアップデートしはじめた沖田誠。家族もそれぞれの「好き」を貫き、沖田家に平穏な日常が訪れたかに見えた。そんな矢先、アップデート前の誠からパワハラを受けていた元部下の佐藤が、誠の取引先相手として現れる。一方、大地は彼と遠距離で暮らすことになり、会えない寂しさや不安を募らせていく。

というお話です。

 

 

ゲイの大学生・五十嵐大地との偶然の出会いによって、時代遅れの“昭和脳”から令和の価値観にアップデートしつつあった営業戦略室・室長・沖田誠52歳。オタ活のため、お弁当チェーンのパートから本社勤務の正社員になった妻・美香。二次創作のBL同人活動をしている、大学生の娘・萌。メイクや可愛いモノ好きである自分を解放し不登校から復帰した高校生の息子・翔。誠にだけ懐かない飼い犬のコーギー・カルロス。そんなそれぞれの「好き」を謳歌する4人の家族関係が順調に見えていた。

ある日、アップデート以前の誠の直属の部下だった佐藤が誠の取引先相手として現れる。新入社員時代、パワハラともいえる誠の度重なる言動によって、心を傷つけられ、退職していた佐藤は、誠らに対する不信感によって、成立するはずだった契約を白紙にしてしまう。



 

一方、大地はパートナーになった獣医学部時代の先輩・円が九州の水族館からの応援要請に応じたため、寂しくも不安な日々を送ることに。そんな遠距離婚の思いを紛らわせると同時に、九州への旅費を稼ぐため、ペット用品店「エルモッサ」でアルバイトを始める大地だったが、その店長は何と、佐藤だったのだ。

沖田家それぞれの「好き」に暗雲が立ち込めながらも、大地の母・美穂子の「寂しいなって感じたら、ああ、やっぱり好きなんだなって思うことにしてる」という言葉通りひたむきに前を見続ける「おっパン」ファミリー。果たして、彼らはそれぞれのタスクを攻略し、更にアップデートさせることはできるのだろうか!?後は、映画を観てくださいね。


 

おっパン、TVドラマの時から凄く好きで観ていたんです。沖田家の人々、それぞれが個性的でイイんですよねぇ。そして大地くんと関係者の方々もいい人ばかりで、観ていて気持ちがいいんです。大体、ドラマを観るとコイツは嫌いだなっていう人間が出てくるのですが、このドラマは嫌な奴かなと思っても本当は良い人なんだって人ばかりなんです。人間って見る方向によって悪く見えることもあるんだよねって思えるんですよねぇ。

 

まず、お父さんの誠役の原田さんが素敵よねぇ。イケメンとかじゃないんだけど、失敗して謝ると凄く誠意があるように見えちゃうんです。それに謝っている時の顔が可愛いのよ。この顔されちゃったら許しちゃうよなぁ。

 

 

ドラマの中で、誠は最初、パワハラセクハラの昭和オヤジで、こんなヤツ沢山いたなぁって思うようなオッサンなんです。私と大体同年代なので凄く解るんですよ。彼は自分がやられてきた事をそのまま下の人間にやっているんです。昔はそれに口答えしようもんなら大喧嘩になるので、静かに聞いていたんでしょうね。

 

私は我慢できずに口答えをしていたので、オッサン「嫌ならやめろや」私「てめぇがやめろや、役に立ってるのは私だぞ。」となり、殴り合いになりそうになったところを止められました。私は建築業界なので荒っぽいんです。その頃は一級建築士の女なんて少なかったので、嫌がらせは酷かったです。負けませんでしたけどね。

 

そんな誠が大地くんという大学生と出会い、どんどんアップデートされて行ってイイ奴になって行くんですよ。ドラマではその変化が顕著に見ることが出来て凄く面白いんです。そして随分とアップデートした誠が、この映画では、アップデートする前にパワハラしてしまっていた部下に再会するんです。これは辛いよねぇ。

 

 

でも誠はアップデートしたからこそ、パワハラしたことを悪いと感じているし、謝りたいなぁと思っているんだけど、現実ではアップデートしていない奴の方が多くて、昔パワハラしたことなんてコロッと忘れちゃって、「元気~!」とか言ってくるから腹が立つよね。私はそういう奴に遭うと、冷たい目でバカにしてしまいます。

 

話を戻して、誠は昔にパワハラしちゃった佐藤にちゃんと謝るんです。偉いよなぁ。相手が許してくれるかは映画を観て欲しいんだけど、うん、面白い展開でした。

 

そしてお母さんの美香は、大手会社の正社員となり、言われた通りにやっているつもりなんですが、若い上司に怒られてしまいます。でも見ていると上司の子は杓子定規にやっていて柔らかさが無いんです。2は2だけど1+1も0+2も2でしょ。それは別にそれぞれで良いんじゃないかと思うけど、それが許せないんでしょうね。1つの事は何通りもあるんだから、その都度状況に合わせて考えるべきなんじゃないかと思いました。

 

 

娘の美香は“大胸筋デカパイン”で二次創作同人界では有名だけどオリジナルを描いてみたくなり、チャレンジするんです。まぁ、なんていうか、きっと今後成功するだろうという展開でした。

 

息子の翔は、かわいいモノが好きでメイクの勉強も抜かりないんだけど野球部がピンチになり、元野球部だったから彼らを助けたいと思って、何故か野球部に再入部するんです。そしたら友達の女子たちも一緒に入部したり、1年生の野球が好きな女子を見つけたりと面白い展開でした。野球が好きなはるちゃん役の池田さん、可愛かったなぁ。今までも随分出演しているみたいだけど、今回、凄く印象に残りました。

 

 

こんな感じの沖田家は、映画でもしあわせな家族していました。家族全員が好きなことを諦めずに頑張っている姿は良かったです。きっとこれからも誠はアップデートをどんどんして行くのだろうし、周りの人間もそれを見て微笑ましく思い、自分自身もアップデートしていくんじゃないかな。

 

そうそう大地くんは円先輩と遠距離恋愛になってしまいます。円が九州の水族館で研修をすることになり、寂しくなっちゃうんですけど、この二人もちゃんとアップデートしてましたよ。円は、大地と離れているのでちゃんと何かあった時のこととかを心配して、それなりの措置を九州の仕事場でもやっているんです。ネタバレになるのであんまり言えないけど、大地はとっても嬉しかったんじゃないかな。二人は本当に愛し合っているパートナーでいるようでした。

 

 

こんな色々な出来事が起きるおっパン映画。面白いですよぉ。私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。凄く面白いと私は思いました。これ、ドラマも観ていてくれると面白さが倍増だと思うけど、この映画だけでも十分に理解が出来ると思います。ちゃんと説明してくれるので大丈夫。なんで”おっパン”なのかも映画で復習してくれます。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」