「JUNK WORLD」
を観てきました。
ストーリーは、
第3次停戦協定から280年後。人類は地上に留まり地下世界をマリガンが支配していた。地下世界に異変が起き、急遽、人間とマリガンによる異変を調査するチームが結成される。調査に向かう途中カルト教団「ギュラ教」に襲われ、人間チームの隊長トリスを狙っていると判明。護衛ロボットのロビンはトリスを守るために次元を超えた作戦を計画するのだが。
というお話です。
はるか昔、人類は地上の生息域減少により地下開発を進め、その労働力として人工生命体マリガンを創造した。しかしマリガンは自らのクローンを増やして人類に反乱。第3次停戦協定から230年後の世界では、人類は地上に留まり、地球規模に広がった地下世界をマリガンが支配していた。
そんな中、地下世界に異変が起こり、人間とマリガンによる調査チームが派遣される。女性隊長トリス率いる人間チームと、クローンのオリジナルであるダンテ率いるマリガンチームは、ともに地下都市カープバールを目指す。
しかしその途中、マリガンのカルト教団「ギュラ教」に襲撃される。彼らの標的は、希少種とされる人間の女性トリスだった。調査チームは激しい攻防のなかで次元の歪みを発見し、トリスの護衛を務めるロボットのロビンは彼女を守るため、次元を超えた作戦に乗りだす。後は、映画を観てくださいね。
この映画、凄く楽しみにしていたんです。初日に吹替版の時間にしか行けなくて吹替版で観たのですが、全く納得が出来ず、再度、字幕版を観に行きまして、スッキリしてきました。”JUNK HEAD”の時には、あのゴニョゴニョ字幕で観ていたので、キャラが日本語で話しているのにとても違和感があったんです。話をしていても、頭に入ってこなくて全然ダメでした。その後字幕版を観に行ったので、凄くシックリきて、全編が良く理解出来ました。
このJUNK WORLD は JUNK HEADの前のお話になるみたいなんです。人間がマリガンを造って地下作業をさせていましたが、そのマリガンが反乱を起こして、人間とマリガンの戦争が始まります。ブレードランナーの人間とレプリカントみたいな感じかしら。そして長い戦争を続けて停戦協定を結ぶんです。その結んだ後、300年後くらいにこのJUNK WORLDのお話になります。
マリガンたちの首都カーブバールで異常現象が起こっていて、人間とマリガンの合同調査が行われます。選ばれたのは、マリガンのオリジナルのダンテ、人間の女性トリス、人間側の総裁の息子とその部下でした。ダンテとトリスにも護衛はついていました。
そんな彼らは現場に向かうのですが、向かう途中で攻撃に遭い、不時着をします。その場所は野良マリガンもどきたちがふらふらしていてちょっと笑ってしまいましたが、危ない地域なんです。マリガンたちの間で流行っている新興宗教ギュラ教団が台頭を表していて、とても暴力的なんです。
ギュラ教団の目的は、今では希少価値となってる人間の女性の肉なんです。この世界の人間女性は減っていて、希少な女性トリスを捕まえて殺して食べたいと思っているんです。理由は何なんでしょうね。こういう事件がある度に、女性が減っていってしまったのかなぁ。
ギュラ教信者たちは、女性の肉を食べるとエネルギーが蓄えられるとか言っていたように思うけど、マリガンの身体がどうなっているのか解らないけど、人肉を食べるというのは良くないんじゃないかな。停戦協定をしたのだから、人肉を食べるとか言わない方が良いと思うなぁ。わざわざ停戦をしているのだから、仲良くしていった方が良いと思うけどね。
観ていたらマリガンたちって、ちょっと不気味な形をしていたり、意思の疎通がむずかしかったり、色々な種類の生き物がいました。そんな中でトリスは人間の女性として働いていて、ロビンという召使ロボットを連れています。ロビンは、元はトリスの養育ロボットだったのですが、トリスが成長していくに合わせて、ロビンも改良してアップデートしていったので、今はほとんど人間と対等かそれ以上に頭が良くなっているんです。
こんな世界だったら、自分を守ってくれるロボットが居てくれないと困りますよね。だってマリガンなんて、何しでかすか分かったもんじゃないんですもん。ダンテはマトモなマリガンだったけど、変異体がたくさんいて、いつ襲ってくるかわからないんです。まぁ、ロビンは強いロボットではないけど、それでも知識は人間以上だし、頼りになるAIロボットでした。
彼らは異変を調査にいくのですが、異世界に繋がる穴を見つけてそこから未来のロビンがやって来るんですよ。どう見てもロビンに見えないグロテスクな形なんだけど、その中にロビンがいて、操縦していたようで、面白いなぁと思いました。
子ロビンはかわいいんだけど、他のロビンは可愛く無かったなぁ。怖い感じのロビンもいたしね。とにかく、登場人物?が多いので覚えきれないんです。キモッていう動物も多いし、狂暴だったりもして観ていて気が抜けませんでした。そんな中でもギュラ教の教祖がとっても変でした。いきなり着ているモノを脱ぐと亀甲縛りしてあって、それがマッチョに変身して襲ってくるという、なんともキモいオッサンでした。
この世界でロビンはトリスを守っているんだけど守り切れず、彼女をカプセルに入れて治療をするということをしているのですが、それがJUNK ENDでどうなるのかが楽しみです。確かJUNK HEAD ではバートンという名前で出ていて、トリス様のことは全く忘れているようでしたもん。JUNK ENDでは再会出来るのかしら。
確かJUNK HEADで命の木からマリガンが生まれるようになっていたから、今回の映画でオリジナルのダンテが最後に行ったことが、のちの命の木に繋がっているのかなと思いました。マリガンの中で、ダンテはとてもマトモな人物でした。
この映画、観れば観るほど新しい発見があって感想がまとまりません。いつまでも感じたことを書いてしまいそうです。私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。但し、好き嫌いが分かれる作品だと思いました。キモグロを楽しめる方で、観ながら自分で想像を膨らませていかないと、なんだかわかんないで終わってしまう映画だと思います。でも面白いです。特に独自の言語で話している内容を字幕で見るのがとても楽しいです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「JUNK WORLD」