「きさらぎ駅 Re:」
を観てきました。
ストーリーは、
この世に存在しない「きさらぎ駅」に迷い込み、3年前に奇跡的な生還を果たした宮崎明日香。異世界での1日が戻ると20年経っており、変わらない外見により世間の冷たい視線と疑念にさらされていた。明日香は「きさらぎ駅」のドキュメンタリー制作をきっかけに自分を助けてくれた堤春奈を助け出すべく、再度「きさらぎ駅」に向かうことに。
というお話です。
3年前、異世界「きさらぎ駅」から奇跡の生還を果たした宮崎明日香。しかし、彼女の外見は20年前のまま。彼女が行方不明になってから、既に20年の時間が経過していたのだが、彼女が「きさらぎ駅」で過ごしたのはたった1日だったのだ。その異質な存在は、世間の冷たい視線と疑念に晒されることとなった。
孤独と絶望に沈む明日香の前に現れたのは、ドキュメンタリーディレクターとして名を馳せる角中瞳。この運命的な出会いが、明日香の心に新たな決意を芽生えさせる。かつて命を懸けて救ってくれた堤春奈、そして異世界に取り残された者たちへの思いだ。
彼らを助けるため、明日香は再び「きさらぎ駅」へと足を踏み入れる。今度こそ堤春奈を助けたいと考えていたのだ。果たして、彼女を待ち受けるのは救済か、それともさらなる絶望か。電車にのり、取り残された人々に再会する明日香。そして前回と同じようにループを始めるのだが…。後は、映画を観てくださいね。
前作の続きとなります。前作できさらぎ駅という異世界に入ってしまった人々。何度やっても抜けられずに殺されてしまう。そして何度もチャレンジした末に、明日香だけ異世界から現世に戻ることが出来たのだった。しかし戻ってみると、既に20年の時間が経っており、1日のチャレンジだった明日香は年を取っていなかった。
そんな明日香が、自分が体験したことをドキュメンタリーとして撮影して貰うところから始まります。自分を助けてくれた春奈を助けたいと思っていて、再度、きさらぎ駅に行ってみようと、前回、春奈が取材に回った人々の家を訪ねて、きさらぎ駅への行き方を探ります。前回の明日香はたまたま行ってしまったので、行き方を憶えていないんです。
明日香は、今まで自分に起こった出来事ときさらぎ駅のある異世界で体験したことを全て話し、行き方を調べに回った明日香の姿をドキュメンタリーとして1本の映像にして、ドキュメンタリーディレクターの角中に渡します。真実を知って欲しいし、春奈を助けたいという気持ちを込めて映像を託すんです。
そして自分はきさらぎ駅へ再び入っていくんです。何度か電車を乗り継いて、一瞬暗くなったと思ったら、その電車の中には春奈の姿がありました。以前に一緒だった人々もいて、戻ってきたことが解るんです。なんだか、わざわざ抜けられない世界に入って行くのもなぁ~と思ったけど、春奈を助けるためだからね。
という名目できさらぎ駅に戻ってきた明日香。実は、明日香にはとんでもない目的があって、その目的を果たすために自分がきさらぎ駅に再度来たんです。よく考えてみると、最初の方から怪しいんですよ。普通なら戻って来れて嬉しいはずなんだけどね。
でも戻ってきたら既に20年経っていたということで、その事を訴えても疑われるし、気味悪がられるしで大変そうでした。母親は病気になっていて、明日香は介護をしながらドキュメンタリーの撮影に参加してという繰り返しのようでした。友達よりも自分だけ若いというのって嬉しいのかと思ったけど、奇異の目で見られて辛そうでした。
そしてきさらぎ駅への行き方を探っていると、春奈が明日香を先に現世に押し出したのは、実は自分が助かるつもりだったのではないかということが解ってきたりするんです。ま、そんなことが解ってきたところで、明日香の考えは変わらなかったと思いますけどね。
明日香は一人だけ現世に戻ってきたけど、既に20年も経っていて居場所がなかったんじゃないかと思うんです。両親は母親だけになっていて介護をが必要だし、友達はいないし、自分の話は誰も信じてくれない。挙句、奇妙な目で見られて、狂ってるんじゃないかと思われたりで、居場所は無いですよ。そんな大衆の冷たさも感じさせられるお話でした。
明日香の本当の目的は何だったのか、楽しみにしていてください。私は「B級ホラー映画だからなー」という気持ちで、ぽやぽや観ていたので、まさかそんな恐ろしいことを計画しているとは全く思いつきませんでした。思っていたよりも、最後の衝撃は大きかったです。こう来るのか~!って思っちゃった。
私はこの映画、お薦めしたいと思います。B級ホラー映画ではあるので、すっごく面白いとは言えませんが、今までの邦画ホラー映画とはちょっと違っていたかなと思いました。後からゾッとするようなお話が好きな方には、まぁ、楽しめるかなと思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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