「我来たり、我見たり、我勝利せり」富豪になって趣味で人殺しって、頭が狂ってるとしか思えない。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「我来たり、我見たり、我勝利せり」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

莫大な財産を築いたマイナート家。家族を愛する父アマンは趣味の狩りに情熱を注いでいるが、狩りの対象は動物ではない。アマンは何カ月にもわたって無差別に人間を射殺し続けていた。娘のポーラはそんな父の姿を目の当たりにし、上級国民としてのふるまいを着実に身につけていく。

というお話です。

 

 

起業家として億万長者に成り上がり、充実した人生を送るマイナート家。一家の長であるアモンは、家族思いで趣味の狩りに情熱を注いでいる。妻のヴィクトリアは恵まれない人々の味方となる弁護士です。そしてアモンの娘のパウラは母親を亡くし、継母であるヴィクトリアと上手くやっています。その他に2人の養子がアモンにはいますが、アモンとヴィクトリアはもっと子供が欲しいと考えており、代理母出産を今は考えているところです。

 

アモンは趣味の狩りに向かい、その獲物が現れるのを待っています。実は彼が狩るのは動物ではない。莫大な富を抱えた一家は“何”だって狩ることが許されるのだ。アモンは“狩り”と称し、何カ月も無差別に人を撃ち殺し続けている。“上級国民”である彼を止められるものはもはや何もない。

 

 

一方、娘のパウラはそんな父親の傍若無人な姿を目の当たりにしながら、“上級国民”としてのふるまいを着実に身につけていく。パウラは学校でもいじめ加害者となるような行動をしており、娘の行動に怖さも感じるヴィクトリアだが、自分の実の娘ではないので強く言う事も出来ない。そんなある日、ついにパウラは父親と“狩り”に行きたいと言い出す。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、途中で気分が悪くなりました。主人公のアモンは起業をして投資などで儲け、今は大富豪になっています。政治家たちにもお金を渡し、自分のやりやすいように世界を変えていくんです。きっと、どんな国にもこんな風な富豪がいるんだろうけど、それにしても、狩りで人を殺して罪に問われないなんてあり得ないでしょ。

 

 

人殺しを楽しんでやっていて、それもどこか遠くへ行ってコッソリやるのではなく、自分の家の近くで、そこら辺の歩行者を平気で殺していくんです。隠れもせずにやっているので、目撃者は多数いるのに、警察は全く捕まえようとせず、被害者が訴えても証拠が無いとして受け付けてくれないようなんです。

 

アモンは、一度、警察に連行されはしますが、直ぐに妻のヴィクトリアが動いて彼を釈放させるんです。たしかこの時は、新聞記者かなんかが動いて、彼を逮捕させたんだけど、警察も検察もアモンと繋がっているので、何をやっても捕まらないんです。酷い話でしょ。

 

 

確かに起業家としては成功するだろうなという動きをしていました。指示が的確で決断が早いのは成功する秘訣です。これが出来ないとまずお金儲けは失敗するんだけど、アモンは完璧なのよね。仕事に関してはサッサと片付けて行くんです。

 

よく仕事が出来ない人間は、さもその仕事が難しい様に見せて、1週間かかるとか、10日かかるとか勿体ぶ糞っていうんだけど、書類数枚作るのなんて、数時間で出来るでしょ。校正するにしても1日あれば出来るのよね。そういう部分で稼げるか稼げないかが別れるんだと思うんです。それからいうとアモンの動きは速かったので、この人嫌な奴だけどお金儲けは上手いんだろうなと思いました。

 

 

でも本当に嫌な展開でした。親が人を殺していくのを見ていて、娘もそれが当たり前というように覚えてしまい、同じような思考に育っていくという恐ろしい内容でした。こういう人間って倫理観とかは無いのかしら。サイコパスって書くと簡単だけど、ホント、狂っていると思いました。

 

なんか、娘のパウラは根本的に狂っているという感じでしたね。まぁ、小さな頃からアモンを見ているんだから、おかしくなりますよ。自分や家族の邪魔になるようなら、平気で自分の使用人を殺したりするんです。平然と撃つのよ。まだ思春期だと思うのよ。中学生くらいなんですけど、極悪人なんです。

 

 

本当に狩りをするパウラを見て、気持ち悪くなりました。平然と人間を撃ち殺し、やった!と喜ぶという顔にゾッとしました。こんな人間が増えて行ったら恐ろしいですよね。反日の〇国の人々は、日本兵が喜んで〇国の人を殺している映画などを見せられているから、復讐だと思って日本人を殺すような真似事をして喜んでいるんでしょ。それが当たり前、正しい事と教えられてしまったら、そりゃ、笑いながら殺すのでしょう。怖いです。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。90分弱の映画なので、直ぐに観れるのですが途中で気分が悪くなりました。あまりにも殺すのが平気になっていて、目の前の人間を自分と同じ人間だとは認識していないようなんです。恐ろしい映画でした。戦争になったらこんな風に平気で人を殺せるようになってしまうのかもしれませんね。そんなモシモの世界を、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「我来たり、我見たり、我勝利せり」