「ミッション:インポッシブル
ファイナル・レコニング」
を観てきました。
ストーリーは、
前編で世界の命運を握る鍵を手にしたイーサン・ハント。AIの”それ”は世界のシステムに侵入し核ボタンシステムをハッキングし始めた。世界で核システムを持っている国を一つづつ掌握しているのだ。
全ての国のシステムを掌握するまで3日。全ての国がシステムをオフにすれば”それ”は侵入出来ないが、どの国もいつ相手国がボタンを押すか解らずにオフに出来ない。”それ”は次々とすべてのシステムを掌握し、世界を滅亡させて新しく再生しようと考えているのだ。
イーサンはAIの”それ”の計画を潰すために鍵を使って以前に沈んだ潜水艦にある”それ”のコードを手に入れに行く。そのコードを手に入れ、ルーサーが作った毒薬を組み込めば、”それ”を掌握し手に入れることが出来るはずだ。ガブリエルは”それ”を手に入れ世界を手に入れようと考えているが、イーサンは”それ”を手に入れて壊そうと考えているのだ。
”それ”は世界滅亡と同時に外部と繋がっていないある場所に隠された世界のデータを保管するサーバーに潜り込み、永遠に消されることが無いように身を隠そうと考えていた。イーサンは”それ”が巨大サーバーにアクセスした瞬間を狙って捉えようという作戦を立てていたが、あまりにも困難が多いミッションにチームの誰もが不可能を感じ始める。そして…。後は、映画を観てくださいね。
先行上映で観てきました。もう文句なく面白いです。てんこ盛りでお腹いっぱいになりました。3時間近くあるので、お手洗いに行かなくて良いように準備してから行ってくださいね。何故なら3時間の全てが見どころなので、お手洗いに行っちゃうと観逃してしまいます。ま、2回観ればいいんですけどね。というか本公開になったら、また観に行く予定です。今度はIMAXで観たい!
あらすじを書きましたが、ネタバレはしていません。前編を観た方にはわかると思いますが、既に出ている情報です。今回は前編で出された謎と問題を解決するために、とうとうイーサンが周りを全部巻き込んで行動をするということなんです。そう、みんな=アメリカ大統領も世界各国の人々も巻き込んでいます。もう規模が大きくなりすぎて、一介のスパイが背負い込む案件じゃなくなってました。(笑)
でも今回のストーリーが良く出来ているのは、このミッション:インポッシブルの1作目からの出来事が全部繋げられていること。ちょっと無理無理もあるけど、確かに全部繋がっているなぁと解るんです。なので1作目から観ていると、あー、あの出来事ねと思い出すんですよ。そんなしっかりと観ていなくても、重要な場面ばかりを拾っているので思い出すハズです。
1作目にハントをワイヤーで吊ってデータを盗む場面があるでしょ。あそこでデータを盗まれたダンローがちゃんと30年経って年を取って出てくるんです。これ凄い話ですよね。30年経ってイーサン・ハントも30歳年を取り、あの時にすれ違ったダンローも30歳年を取って、改めて向き合うというのが映画ファンにはたまらないんです。その人はちゃんと30年の時を生きてきて、その歴史も作ってあって、現在に向き合えるなんて素敵でしょ。感動でした。
他にも1作目の悪役の息子がIMFに勧誘されて職員になっていたり、フォールアウトだかローグ・ネイションでイーサンが止めた事件がなければAIの”それ”が広がることが無かったハズとか、色々とあるのですが、あまりにもてんこ盛りにされていたので全部覚えられませんでした。何とか必死で過去作を思い出しながら理解したのが、このあらすじです。でも、このあらすじの後に、本当に凄いアクションがバンバン入ってきて、もちろんスムーズにいく訳もなく大騒ぎでした。
前編からイーサンの敵となり、すんごい邪魔をしてきているガブリエルですが、今回も嫌な奴でした。自分は動かずにイーサンたちを動かして、取って来たら横取りしようとしていて、マジで嫌な奴だなと思いました。コイツ、最初っから嫌な奴でしたよね。”それ”と仲良くして監視カメラにも映らないしね。でも、後編では”それ”に嫌われたみたいでしたよ。誰だってこんな奴嫌よねぇ。
そしてイーサンは世界が壊れるのを止めるために、アメリカ大統領も利用します。ええーと思ったけど、世界が壊されるという事態ですから、大統領も仕方なく協力することにします。ここで面白いのが、大統領は黒人で女性です。今だアメリカでは成しえていない黒人女性の大統領です。やるなぁと思いました。これ一つでポリコレOKになりますもんね。考えたなぁと思いました。
CMで流れている、空母をイーサンに与えたんですか!というセリフ、本当に与えてます。大統領ったら、イーサンのために空母動かしちゃってるよ。そんな事日本では出来ないんだろうなぁ。石破さんに”世界が危ないから自衛隊機貸して”と言っても、何にも出来ないでしょうからねぇ。頭悪そうですもん。
まぁ、そんなこんなで、まず前編から続いているロシアの潜水艦に残されている”それ”のデータを十字の鍵を使って取ってこなければいけないということで、潜水艦を探しにいくんです。そのために空母を借りるんだけどね。空母を借りて、その後潜水艦を借りて、沈んでいるロシアの潜水艦に行きつくんです。
でもこれはあり得ないなと思いました。深海150mですよ。15気圧もあったら普通の人間の肺はもたないです。50mでも潜水後に浮上する時は休みながら上がってくるのに。でもイーサンは鉄人だからね。あ、でも減圧室には入ってましたよ。窒素酔いしちゃうしね。ジャック・マイヨールより凄かったよ。
この潜水艦への道がこの映画の前半の見どころかな。まだ前半なのにこの事件ですよ。もう後半がどうなるかドキドキでしょ。そうなんです。どんどん盛り上がっていき、息なんてつけませんでした。だから何度も言いますが、観る前には水モノを控えて、お手洗いを3時間我慢出来るようにしてください。見逃してもよい場面が無いのよ。てんこ盛りだからどこで抜けても面白い場面を見逃しちゃうの。
そういえば犬ぞりで走る場面もあるよ。シベハスが頑張るんだけど、あっという間で一瞬しか映らないのでちょっと残念です。このシリーズって動物系は出てこないですもんね。
ああー、もっともっと感想はあるんだけど、あまり書いちゃうとこれから観る方に申し訳ないからここら辺で辞めておこうと思います。今回は前半の出来事しか書いていません。潜水艦が終わってからが、またまた盛り上がって大騒ぎのてんこ盛りになりますので楽しみにしてください。
それにしてもトム・クルーズさん、こんなにてんこ盛りしてくれて本当にこれで終わらせるつもりなのかしら。私は、まだ続けられる終わり方に観えたんだけどどうなのかな。一応、これまでのシリーズは総決算出来たような気がするんだけど、トップガンだって、マーベリックは現役引退をして若者を教育する側になっていたから、このミッション・インポッシブルも部下を動かして世界を守るとなることもあり得るよね。
なんか、イーサン・ハントがドクロベー様みたいになって、お仕置きだべーって部下をお仕置きしてたら面白いな。ま、トム様に限ってそれは無いと思うけど。キングスマンみたいに教育係として世話を焼くというのも面白そうだけどね。こんなに面白いのに、これで終わってしまうと思ったらホントに残念だなとおもった次第です。
私はこの映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。私には満点でした。楽しかった。面白かった。また観に行こうと思っています。だっててんこ盛りだから、細部まで全部覚えられなかったんですもん。全体的には把握出来たし、過去作との繋がりもおおっ!と思ったけど、色々なところにネタが振ってあったので、もっと解明したいです。シリーズ最後の”このテープは自動的に消滅する”という言葉が誰からのものなのか確認してきてくださいね。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」