「サンダーボルツ*」
を観てきました。
ストーリーは、
CIA長官のヴァレンティーナは誰が脅威から世界を救うのかを問いかけるが、そこで立ち上がったのが、かつてヒーローたちと対立したことのあるバッキー・バーンズだった。バッキーは全員が過去に悪事を犯したことのあるならず者たちに声をかけ、「サンダーボルツ*」というチームを結成する。そんな彼らの前に、謎の敵が現れる。
というお話です。
CIA長官ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌは違法な作戦を幾つも遂行していたという疑惑で国から訴えられていた。弾劾が迫っている中、彼女は任務を装って違法作戦の全てを破棄させる為にエレーナを向かわせる。
最後の作戦としてある実験室に資料を盗みに来る人物を追跡するようにと言われて現場に行くと、そこにはエレーナ以外にU.S.エージェント、タスクマスター、ゴーストが鉢合わせする。ヴァレンティーナが証拠となる資料と共に仕事に使った人物も消すためだった。罠だったことを悟ったエージェントは協力し始めるが、そこに何故か一般人らしきボブという男性が現れる。
力を合わせて研究所を抜け出したエージェントたちは、エレーナを助けに来たレッドガーディアンの車に乗り込み逃げ出すが、そこへバッキー・バーンズが現れ、彼らを拘束する。彼らがヴァレンティーナの不正を暴く証拠となるために捕まえたのだ。
これでヴァレンティーナをCIA長官の座から降ろせると安心したのもつかの間、謎の超人が現れる。空を飛ぶ彼はその力で黒い影を創り出し、その影に飲まれた人間はどんどん消え始めてしまう。彼を止めようと説得するエレーナだが話は聞いて貰えず、ニューヨークはどんどん黒い影に飲まれていく。後は映画を観てくださいね。
楽しみにしていたサンダーボルツ*観てきました。面白かったんだけど、アベンジャーズエンドゲームから、ストーリーが段々と陳腐になってきているように思えるんだけど、そう思うのは私だけかしら。以前はもっと難しい時空の設定とか量子世界の時間とか面白い設定が沢山あったのに、最近はそこら辺が適当になってきていて、少し物足りなくなっているような気がします。
今回はセントリーという超人が出てくるんだけど、その彼がどうしてそうなったのかの説明はほとんど無いんです。実験が行われていたという事は解るんだけど、何をどうしたらそうなったのか元々の素質もあったのか、説明が一切ありません。もう少し説明すべきですよね。
それにバッキーの腕ですが、ワカンダ共和国から貰ったという事は解っているけど、じゃぁ、ブラックパンサーと今も仲良くしているのかな?とか、本物のキャプテンアメリカはどうしているのかな?」とか、さすがに省きすぎだと思うけど。一応、時間の流れでいくと、キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールドの数年後くらいかしら。ヴァレンティーナが大統領が赤い大男になったと言っていたからね。
まぁ、今回はほとんどが人間だったから、そんなに大きいアクションは無いんだろうけどね。神とか宇宙人とかはいなくて、強化人間はいたけど最恐になっている人はいなくて、誰もが二番手扱いのヒーローたちだから、アクションはそれほど派手ではないんです。アイアンマンがいないと、こんなにも静かな感じなんだなぁ。寂しいなぁ。
この戦いは人間対人間。サンダーボルツVSヴァレンティーナと思ってよいと思います。謎の超人はヴァレンティーナ側に付いたと考えてよい展開になるので、結局は人間同士が争っているということになるんです。それも平和のためとかではなく、利権絡みで暴くものと暴かれるものってことで、刑事ドラマ的な感じかな。
だからアベンジャーズシリーズとして考えるとちょっと違うのかもしれません。あのアベンジャーズのビルは出てくるし、ストーリーとしては同じ世界の話にはなっているんだけど、ヒーローが世界のために戦うというモノでは無かったんです。
それにしてもこのヴァレンティーナっていう女、悪い奴だなぁ~って感じでした。何でこんなヤツがCIA長官としてのさばっているの?これはダメでしょ。平気で遺伝子操作とかをして怪獣を作りそうな人間でした。この必要なら悪をも飲み込むという展開はどうなんだろうか。改心はしてくれ無さそうですけど、このまま続けるんですか?
もう予告が出てるから良いと思うけど、アベンジャーズシリーズの次はファンタスティック4でしょ。ミスター・ファンタスティックはとっても真面目なゴム人間だから、そこで悪い奴を倒してくれるかしら。
なんかファンタスティック4というとジェシカ・アルバのスーが好きだったんだけどなぁ。MCU版ではキャストが変わっちゃってるから。20世紀フォックスの配役を引き継ぐとしたら、クリス・エヴァンスがキャプテンアメリカとヒューマン・トーチの両方の役をやらなきゃいけなくなるから困るわよね。(笑)
話を戻して、この映画、127分あるらしいんだけど、全く長く感じませんでした。これだけ説明を省いて、ガンガン進ませているにもかかわらず127分って、どんだけ内容があるんだよと思うけど、そんなに内容はありません。ふざけている場面が多かったかなとは思うけど、ふざけながらもアクションが面白かったし楽しめました。
そうそう、今回、謎の超人セントリーが作る黒い影に飲まれると、自分のネガティブな部分が強調されて、エレーナはロシアで受けたスパイの訓練の恐ろしい出来事だったり、ヴァレンティーナは子どもの頃に父親が殺された事だったりを思い出すんです。そしてそこから抜け出せなくなるんだけど、それが引きこもりになるのか死ぬのか、その部分も説明がないまま、なーなーで続いてしまったので、うーんと思いました。私、結構、細かい部分が気になっちゃっていけませんね。(笑)
私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。文句は幾つもあるけどこのシリーズが好きなので、やっぱりお薦めしたいと思います。カッコいいしね。一人だけ、レッド・ガーディアンだけがウザいなぁと思っちゃった。エレーナはずーっと父親ウザイと思ってるんだろうな。(笑)ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「サンダーボルツ*」
https://marvel.disney.co.jp/movie/thunderbolts