「ミステリアス・スキン」
を観てきました。
ストーリーは、
カンザス州の田舎町ハッチンソン。1981年の夏、少年野球チームの8歳のブライアンとニールは野球コーチにより性的虐待を受ける。精神的ショックから記憶を失い後遺症にさいなまれるブライアン。一方のニールは、年上の男を相手に売春をして暮らすように。空白の記憶を取り戻そうとするブライアンは、ニールと再会するが。
というお話です。
カンザス州の田舎町ハッチンソン。1981年の夏、リトルリーグのチームメイトである8歳の少年ブライアンとニールは、常習的に幼い子供への性加害を行なっていた<野球コーチ>によって性的虐待を受け、大きく人生を狂わされる。
ある雨の日、野球のお迎えに親がこれなかったブライアンとニールはコーチが車で送ってくれると言い、車に乗ります。何故か車はコーチの家に着き…。そこからブライアンの記憶は無く、気が付くと鼻血を出しながら家に向かう道にいて、あれから5時間が経っていた。
ブライアンは記憶が戻らず、鼻血や意識障害などの悩まされながら成長し、自分はエイリアンに誘拐されたのかもと考え始めるが、夢にリトルリーグのユニフォームを着た少年が現れ、彼が何かを知っているのではと思い始める。
一方、自分が同性愛だと認識し始めていたニールはコーチと8歳の自分の間にあったものは「愛」だと信じ、彼の影を追い求めて育っていく。1987年、15歳のニールは年上の男たちを相手に売春婦として働き始め、1991年ニューヨークへ引っ越し、そこでエイズで死にかけているジークと出会い、売春婦を辞めてサンドウィッチ店で働き始める。
「空白の記憶」から10年、ニールは母親と一緒にハッチソンにクリスマスを過ごすために帰ってくる。そこでブライアンと再会し、あの日の出来事を話し始めるが…。後は、映画を観てくださいね。
この映画、衝撃的でした。子供の頃に性的虐待を受けてしまうと、心に大きなダメージを受けて、成長しても消えないんです。それが、よく描かれていたと思いました。ここまでしっかりと描いてくれていた映画が、既に20年も前に作られていたのに、何故日本では公開されず、今になって公開されたんでしょう。
もっと早く公開されていれば、男子がレイプ被害に遭う危険性にも社会で対処できただろうし、子供を守るためのセキュリティなども早くから考えられただろうに。今やっと男子へのレイプや親や親族からの児童への性的虐待が問題になり、この映画も公開されることになったのかしら。もっと早くこういう映画を公開して注意喚起をして欲しかった。
というか、この映画、せっかく公開されたのに何の問題にもなって無いのが問題でしょ。もっとTVやネットなどでも取り上げて、少年野球、サッカーなどの習い事でも問題が起きる危険性があるという事を認識すべきです。学習塾だって、学校の帰りに行くのだから遅い時間になるし、部屋に入ってしまえば何をしているか分からない。本当に、子供がいる所には監視カメラを付ける必要があるのかもしれません。
大袈裟だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、昔から本当に変態な大人がいたんです。私も子供の頃に嫌な事がありました。どんな被害ですかと聞いてくる人がいますが、文字に表そうとすると手が震えてきて頭の中が沸騰してくるんです。自分を守るためのストッパーがかかっているのだと思うけど、そういうことを平気で聞いてくる人って、何も考えていないんだろうなと卑下して見ています。
いつの時代も子供を狙う変態野郎はいるし、子供だけじゃなく、同意のない性行為=レイプは絶対にあってはいけないんです。フジテレビの問題だって、ク〇ド人の問題だって、最近大きな話題になるのはレイプの事件ばかりじゃないですか。
あんまり言いたくないけど、一方は若い頃にアイドルになって常識というモノを学んでこなかった人、一方は国でマトモな教育を受けないで日本に来てしまった人ですよね。私、中〇さん好きだったので信じたくないけど、何かが起こったのは確かですよね。とても残念です。
映画の中でニールはブライアントは違い、売春を始めるんです。コーチは自分を愛していたからレイプしたんだと思い込んだニールは、身体を売ることでお金も愛も得られると思ったのだと思います。でも本当は、あれは愛では無かったと気が付いていたと思いますよ。だから無理に自分を傷つけるような売春を始めたんじゃないかな。自分を痛めつけることで子どもの頃のことは問題無かったんだと思い込もうとしたのだと思いました。本当に悲劇だったと思います。
この映画では、性的虐待を受けた2人の少年が大人になっても過去のことで苦しんでいるという内容で、全てを知ったからって解決することは無いんだけど、でも事実を受け留めて立ち向かう事は出来ると思うのよ。敵が解らなきゃ戦う事は出来ないもんね。エイリアンに誘拐されてたと思う方が楽だったかもしれないけど、でも逃げてるばかりじゃ前に進めないからね。
この映画そんなに難しい映画ではなくて、子供のころに心に傷を負ってしまうと、どんなに頑張ったって大きな傷跡は残ってしまうということを描いています。子供の心に傷を負わせないでください。そういう趣味の人がいることは解るけど、人間の子供に手を出さないでください。妄想の中だけでやっていてください。そんな事を訴える作品でした。
もっと社会でこういう映画を取り上げて、子どもの安全を守るべきなんです。こども家庭庁はくだらないイベントなどは辞めて、臨時職員を雇用し強い権限を与えて子供を強制的に保護したり、学校に臨時調査員として入り込みいじめを見つけたり、ネットでおとり捜査的なことをして問題のあるを小児性愛者を見つけたり、そういう事に税金を使うべきでしょ。職員は脳みそ入ってんのかい?
私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。観ていて気持ちの良い映画ではありません。どちらかというと目を背けたくなるような場面も多いです。それでも子どもたちのために観て欲しい。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しくないけど楽しんできてくださいね。
「ミステリアス・スキン」