「ゴーストキラー」
を観てきました。
ストーリーは、
女子大生のふみかは、ある日道に転がる一発の弾丸を見つける。その弾丸を持ち帰ったふみかは、成仏できずにいた殺し屋の工藤の幽霊にとり憑かれてしまう。工藤がふみかに乗り移ることで、彼女に生前の工藤の身体能力も同時に乗り移ることに気が付いた2人は、工藤の無念を晴らすために復讐へと動き出すが。
というお話です。
とある日の朝、大学生のふみかは帰宅途中に足がもつれ倒れ込んでしまう。立ち上がろうとした時、転がっている薬莢を見つけ、拾い、家に向かう。
帰宅したふみかは、部屋の中に男がいることに気が付き驚いて大騒ぎをしてしまう。友人のマホが訪ねてきており、彼女に男がいることを訴えるが彼女には見えないようだ。自分にしか見えないことを知ったふみかはまたもパニックに陥る。
落ち着いたふみかの前に元殺し屋だという男の幽霊・工藤が現れる。嫌悪感を抱くがふみかが薬莢を拾ったことでふみかに取り付くことになってしまったらしい。自分を殺した人間に復讐出来れば成仏できるんじゃないかとふみかに話す。
マホが彼氏にDVを受けておりその場を見たふみかは、怒りが頂点に達してしまう。実は先ほどふみかが工藤の手を握ると力が乗り移り戦えることが判明。工藤を避けていたふみかだったが、マホのために工藤の力を借りてDV彼氏を撃退する。ふみかはどこまでも付いてくる工藤に対して徐々に心を開き始め、工藤の成仏の為に協力することとなるのだが。後は、映画を観てくださいね。
この映画、楽しみにしていたんです。”ベイビーわるきゅーれ”シリーズのアクション監督の園村さんが監督で脚本を阪元さんが書いているとのことで、面白いだろうなぁ~と思ってたんです。そして観てみたら、どこかで観たことがある人が沢山出演していて、またも髙石さんが主役で素晴らしいアクションをかましてくださっていたので、大喜びしちゃいました。
題名が”ゴーストキラー”だったので、幽霊を倒していくちょっとオカルトっぽい映画なのかなと思っていたら全然違っていて、殺し屋の幽霊が人間に取り付いて、その技術で悪人を殺していくというお話でした。なので、全然オカルトでは無かったのよ。ま、でも幽霊は出てきたんだけどね。
ふみかという就活中の大学生が道で薬莢を拾うのですが、この薬莢がどーも工藤という殺し屋を殺した銃のモノらしく、それを拾ったふみかに工藤が憑いてしまうんです。そして無念を晴らして成仏すればふみかの前から消えるという事らしいんです。
ふみかにしてみれば、いつもオッサンが一緒にいたのではキモちわるいし殺し屋なんて物騒だし、早く離れて欲しいので成仏させようと思う訳ですよ。工藤の無念は自分を殺した奴に復讐すること。誰に殺されたか分からないので探して欲しいというんです。でもふみかは一般人の女子大生。殺し屋のことなんて解るはずがありません。
工藤はふみかに自分の知り合いを教えて、ふみかが電話をすると、影原という殺し屋がやってきます。この影原がカッコイイのよ。黒羽さんが演じているのですが、この方アクションも凄いんですね。だって工藤役の三元さんと絡んで、凄いアクションを披露してくれるんです。もう、キャ~ン!ってなっちゃいました。
そうそう工藤役は三元さんが演じているのですが、この方、ベイビーわるきゅーれでもカッコいいアクションをされていて、今はアクション監督もやられている方のようなんです。いやぁ、凄いアクションでした。まぁ、彼がふみかに乗り移った時はふみかが同じ動きでアクションをするのですから、髙石さんも凄いんです。ほっんと楽しかったなぁ。
ストーリーに関してですが、ちょっとよくありそうなお話で軽い感じでしたね。もう少し裏があったりとか、薬莢を拾ったから取り憑いたんだけど、もう少しふみかと何か関わりがあったとか、殺し屋を雇っている反社会組織に裏取引があるとか、もう少し深い話が欲しかったなぁ。まぁ、深い話があったりすると、アクションで楽しんでもらう映画では無くなってしまうんですけどね。
裏組織がベイビーわるきゅーれの組織と繋がっているとかにして、死体掃除屋がふみかを見て、あれ?ウチの殺し屋にそっくりな人がいます、とかいう会話があったりしたら面白かったんじゃないかなぁ。お遊びでそんなことも面白かったかもしれないです。
ふみかに工藤が乗り移ってアクションをするのですが、ふみかは身体を鍛えている女子大生ではないので、工藤レベルのアクションをするとふみかの身体がボロボロになることも描いていて、そういう細かい部分に気を使っているんだなと思いました。確かに普通の人がグーで殴ったら骨折したりしますもんね。拳が壊れます。普通はそんなことに気が付きませんから、ちゃんと描いてくれて良かったです。
最近、邦画でこういうアクションものが増えてきて嬉しいです。邦画はもっとアクション映画があってもいいと思うんですよね。軽く観れるし楽しいですから。その昔、ジャパンアクションクラブがあった頃は、結構、アクション映画って作られていたのに、最近は減ってしまい、ヒューマンドラマばかりで疲れちゃうんです。阪元監督、もっとアクション映画作って欲しいです。
最後に、パンフレットを買おうと思ったら既に売切れでした。まだ公開して直ぐだったのに残念です。増販して欲しいです。
私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。私はこういうアクション映画大好きです。ちょっと内容は薄いですが、アクションを楽しむのなら薄くてもそんなに気になりません。ま、深いストーリーにしてくれたらもっと面白いとは思うけど、それでも楽しかったです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ゴーストキラー」