「アンジェントルメン」戦争の裏でこんな作戦を進めて逆転を狙ったんですね。成功して良かったよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「アンジェントルメン」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

第2次世界大戦中、英国はナチス軍の猛攻により窮地に追い込まれていた。特殊作戦執行部に呼び出されたガス少佐は、ガビンズ“M”少将から「英国軍にもナチスにも見つからずに、北大西洋上のUボートを無力化する」という高難度の任務を命じられる。ガス少佐は作戦決行へ向けて準備を進めていくが、思わぬ事態が起こり…。

というお話です。

 

 

第二次世界大戦中、独ナチス軍の猛攻により英国は窮地に追いこまれていた。補給船と救援船がドイツのUボートに何度も沈められていたのだ。コリン・ガビンズ准将は、ウィンストン・チャーチル首相の支援を得て、スペインが支配するフェルナンド・ポー島でナチスのUボート補給作戦を妨害しようと考える。

ガビンス准将はガイ・マーチ・フィリップを刑務所から呼び寄せ、彼にUボートの補給を絶つためにイタリアの補給船ダオスタ号とそれに付属する2隻のタグボートを破壊するためのチームを作らせる。一方、ドイツ兵士たちの目を引き付けるためにエージェントであるマージョリー・スチュワートとリチャード・ヘロンとも連携を取らせる。



 

中立のスウェーデンのトロール船「メイド・オブ・オナー号」を使って、ガスと彼の仲間はポー島へ向かうが、ガスが作戦に必要だと判断したエージェントジェフリーはナチスに逮捕されており、彼を奪還してから作戦に入ることとする。そしてジェフリー・アップルヤードを救出してからポー島に到着。

先にポー島へ到着したヘロンとマージョリーは担当のSS司令官ハインリッヒ・ルールを誘惑し、ガスたちが活動する時間稼ぎをする。パーティを開き、彼らが楽しんでいる間にガスたちが襲撃するというのだ。そして仲間を集め一気に補給線に近づくのだが…。後は、映画を観てくださいね。


 

この映画、凄くテンポよく進んでいくので、瞬きしている間に基地のドイツ兵が全員死んでいたりして、おいおいっていうくらい痛快な内容でした。この作戦を請け負ったガス・マーチ=フィリップスという人物がとてつもなく強いんです。いい加減に銃を撃っているくせに全部当たるんですよ。笑っちゃうんですけど、でもこの人、007のジェームズ・ボンドのモデルになった一人らしく、凄い人だったようです。

 

そんなガイが屈強な仲間を集めるのですが、これがイケメンでマッチョな男性ばかり。もう”ありがとう!”って言いたいくらい好みの男性ばかりでした。特にアラン・リッチソンさんはシャツが弾けて破れるんじゃないかってくらいムキムキで、その腕で弓を討って敵を殺すのでカッコいいんです。

 

 

内容は、第二次世界大戦時ドイツに押されていたイギリスは、アメリカに参戦して欲しかったのですが、今一つ、アメリカを引っ張り出す決め手が無かったんです。そんな時に、いつもイギリスの補給線を攻撃してくるUボートを無効化すれば、安全に補給が出来て戦況も変わってくるのではということを思いつき、ガビンズがチャーチルに進言するんです。

 

チャーチルもやる気になるのですが、その作戦を成功させることが出来る人物がいないかと考えた時に、軍規ギリギリの作戦や違法な事を平気でやって作戦を成功させる人物を思い出します。それがガスなんです。刑務所にいたガスを連れてきて、Uボート無効化作戦をやってくれないかと頼み、この作戦は正規の作戦ではないので逮捕されることになるかもしれないと伝えるんです。

 

 

それでもガスは引き受け、彼の仲間も参加してくれることになります。軍は、敵基地に潜り込んでいる商人とドイツ将校を誘惑するための女優を手配し、ガスの作戦に協力をさせます。これで最強いや最狂のチームが結成し、とんでもない数のドイツ兵を倒していきます。というか、こんなに殺したら全滅じゃないの?ガスの仲間は誰一人死なないのに、ドイツ兵はまるで踏みつぶされた蟻さんのように転がっていくんです。

 

いやぁ、これ歴史上本当にあった作戦で、マジでこのガスさんとかが活動していたらしいんです。もちろん映画なので、エンタメ様にカッコ良く、痛快に作り上げたんだと思うけど、でもUボートを無効化するという作戦が成功して、それが勝利に繋がったかもしれないというのが驚いてしまいました。

 

 

映画はほとんどアクションコメディになっていたので、そんなに沢山ドイツ兵が殺されても、気持ち良く観れるような映画でした。テンポよくパンパン殺してっちゃって、人が転がっていくだけなので死には結びつかないんです。なので戦争での殺人というのとは切り離して、楽しんでよいと思います。

 

ガイ・リッチー監督なので、本当にテンポが良くて楽しめる映画になっていました。この映画、2014年に出版されたダミアン・ルイスさんの「Churchill's Secret Warriors: The Explosive True Story of the Special Forces Desperadoes of WWII」(チャーチルの秘密の戦士たち:第二次世界大戦の特殊部隊の無法者たちの衝撃の真実の物語)という本を基に、随分とアレンジを加えて脚本を書いたそうです。ホント、面白く出来ていました。


 

このガスさんが007のモデルの一人だという事に驚きました。007って完璧に架空の人物かと思っていたけど、モデルがいたんですね。驚きました。それ以上に特殊部隊のトップがウィンストン・チャーチルだったっていうのも驚きでした。確かに「ダンケルク」の映画でも戦争の真っ只中で色々としていましたが、特殊部隊まで指示していたとは。

 

ガス役をヘンリー・カビルさんが演じていて素敵でした。もうスーパーマンの面影は無いですね。でも今回のガス役もある意味スーパーマンでした。凄い強い特殊部隊兵士でしたね。うん、カッコ良かった。仲間も最高でした。アンダース・ラッセンの腕にぶら下がりたい~!!筋肉がぁ~!あ、ついあまりにも筋肉が素晴らしかったので取り乱しました。(笑)

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。この映画、面白いですよ。アベンジャーズではないけど、ある意味、戦争中のアベンジャーズでした。だって楽しそうに戦ってるんだもん。アクションコメディなので、気持ち良く観れますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「アンジェントルメン」