「BETTER MAN ベター・マン」ロビーウィリアムズを知らなくても猿ウィリアムズで楽しめます | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「BETTER MAN ベター・マン」

 

を観てきました。TOHOシネマズの試写会が当り、観せていただきました。

 

ストーリーは、

イギリス北部の街に生まれたロビー・ウィリアムズ。1990年代初頭にボーイズグループ「テイク・ザット」のメンバーとしてデビュー。グループ脱退後もソロアーティストとして活躍し、イギリスのポップス界を代表する存在へと成長。しかしその裏には、名声と成功がもたらす大きな試練が立ちはだかっていた。
というお話です。

 

 

イギリスで生まれたロビー・ウィリアムスは、歌手をしながら司会などをしている父親と優しい母親、そして彼を心底可愛がる祖母に囲まれて成長していく。しかし父親が帰って来なくなり母と祖母との生活になってしまう。ロビーは小さい頃から父親が好きで、同じように舞台でのパフォーマンスを練習していた。

 

ある日、街でオーディションが開催されると聞き、参加するとロビーも選ばれる。そして1990年代初頭にボーイズ・バンド、“テイク・ザット”のメンバーとしてデビューすることに。テイク・ザットはチャートトップを連発し、ポップスター(日本でいうアイドル)としてトップに上り詰めていく。

 


 

しかし10代にして世界的なスターダムにのし上がったことによる不安とあくなき夢を追い求める中で、愛されると同時に常に他人の目に晒される辛さに苦悩する。どこまでも付いてくる視線、そして有名になった自分に逢いに来る父親。グループの中でも妬みや嫉妬心が生まれ、アルコールやドラッグで不安や恐怖を消していく毎日。そしてロビーだけテイク・ザットを脱退することに。

 

仲間や大切な人との出会いと別れ、そして人生の絶頂とどん底を経験したロビー。全てが自分との闘いだという事に気が付いたロビーが見つけた人生とは。後は、映画を観てくださいね。

 

 

私、ロビー・ウィリアムズさんって名前だけは読んだことがあったのですが、彼の歌も知らず、世界でヒットしているアルバムがあることさえ知りませんでした。お恥ずかしいです。なので、この映画で彼のことを知ったと言ってもよいと思います。凄い人がいたんですねぇ。

 

そんなロビー・ウィリアムズさんの自伝的映画なのですが、何故か彼を顔を猿として描いています。何でかなぁと思ったのですが、彼を知っている人だと既に彼のイメージが固まっていて、素直に映画の内容を受け入れずらいのではという事があり、猿の顔にして、こんな人がいたんだよ、それはロビー・ウィリアムズという青年なんだよと、新しい人として知って欲しいという事だったんじゃないかなと私は思いました。

 

 

私は彼を知らないからそのまま受け入れたのですが、帰ってきてからロビーさんの顔写真を見たら、若い頃はイケメンでカッコ良くて本当にアイドルだったんですね。こんなにイケメンの顔でこの映画の内容を観たら、彼の不安とか恐怖を感じられなかったかもしれない。こんなにイケメンなら苦労はないでしょ~って思っちゃってたかもしれないですもん。まっさらな一人の人間として描くために、顔を猿にしたのかなと思いました。

 

そんな猿顔で彼の人生を描き始めます。父親はロビーを可愛がってはいますが自分がもっと好きな人なので、母親と離婚して出て行ってしまいます。はっきり言ってダメ夫ですね。だって全然稼いでい無さそうでしたもん。それでもロビーは父親の影を追っていて、そんなロビーを不憫に思ったのか、祖母がとてもロビーを可愛がり、父親との間も取り持ったりしてくれていました。

 

 

テイク・ザットはアイドルグループで、日本のジャニーズのグループのようでした。でも彼らは本当に歌が上手いし、パフォーマンスも素晴らしかったようです。彼らは10代でトップアイドルになってしまったため、いい気になって好き放題してしまっていたので誹謗中傷も酷かったんだと思います。

 

元々いじめられっ子気質で調子に乗るロビーは、ブイブイ言わせながらも恐怖といつも戦っていたようでした。誰も信用できず、祖母と母親にさえ会わなくなって、どんどん孤独になって行ったように見えました。そしてアルコールとドラッグにハマってしまうんです。

 

 

なんたって猿の顔でアルコールを飲んで、ドラッグをやってますから、まるで猿山で喧嘩して顔を真っ赤にしている猿のようで、とっても不憫で可哀想なんだけど、少しぷぷっと笑ってしまいました。だって猿なんですもん。まぁ、猿と言ってもチンパンジー的な感じでしたけどね。

 

映画の中ではコンサート場面も沢山あり、それ以外にもミュージカル的に歌って踊る場面があり、そこは凄く楽しめて素晴らしかったと思います。ロビーのライブパフォーマンスも、実際のコンサート映像を交えて作っていたらしいので、凄いことになってました。こんなに観客が集まるんだっていうくらい人が一杯いて、驚いちゃいました。きっと後ろの方の人はロビーが全く見えていないだろうと思います。なんたってイギリス音楽の殿堂入りした人ですからね。

 

 

この映画のサントラも全米アルバムチャートのトップになり、ビートルズが持つ記録と並んだとか書いてありました。実は、試写で観た時は映画の内容を観ることに必死で、音楽をゆっくり聴くことが出来なかったので、もう一度観に行って、音楽をゆっくり堪能したいです。

 

そいえばリアム・ギャラガーと若い頃は敵対してたけど、今は仲良くなったみたいですね。若い頃の2人の場面もあり、何年か経ってからの2人の姿も描かれていたんです。リアムの奥さんは昔ロビーと付き合っていたらしいです。今は皆さん仲良くなって、色々とコラボしたいねーとか言っているようで楽しそうですね。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。これ、きっと知っている人だともっと楽しめるんだろうと思います。私はロビーという人を始めて知ったので、お話を追うだけで精一杯だったんです。2度目の鑑賞だと理解出来ているから、もっと音楽やミュージカルシーンを楽しめるかな。知らなくても音楽は凄くノレて楽しかったんですけどね。公開されたら観に行くと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「BETTER MAN ベター・マン」