「デビルズ・ゲーム」刑事と犯人が入れ替わり驚くような展開が訪れます。リメイクじゃないですよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「デビルズ・ゲーム」

 

を観ました。Fan’s Voiceさんの独占最速オンライン試写会が当たり観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

韓国で凶悪な連続殺人事件が発生し世間を恐怖に陥れる。犯人のジニョクは無差別殺人を楽しみ、刑事ジェファンはジニョクとその共犯者たちを追う。ついにジニョクを追い詰めたジェファンは格闘の末に一緒に転がり落ち、病室で目を覚ますとなぜか2人の身体が入れ替わっていた。刑事ジェファンの姿となった殺人鬼ジニョクは、ジェファンの家族を人質にとって彼を脅迫しはじめる。

というお話です。

 

 

韓国中を恐怖に陥れているサイコパス連続殺人事件。騒々しい音楽に興じながら殺人を楽しむジニョクら一味を追っていた刑事ジェファンは、捜査中に後輩刑事を彼らのせいで失ってしまう。悲しみの中ジェファンはついに殺人鬼ジニョクを追い詰め捕まえるのだが、何故かそのまま行方不明になってしまう。

 

警察はジェンファンとジニョクを捜索するのだがどうしても見つからない。1か月以上経ち諦めかけた時、警察前で交通事故があり、その車に乗っていたのがジェンファンとジニョクだった。すぐに病院へ搬送され、病室で目を覚ますと鏡に映った顔が何故かジニョクの顔だが自分はジェンファンだ。

 

 

思い返してみるとどこかへ連れていかれたような気がする。何度見ても自分がジニョクの顔になっているのは疑いようがない。そしてジェンファンが目の前に現れ、身体が入れ替わったことが解る。しばらくの間身体を交換するから、その間にジニョクを裏切った仲間を連れてくるんだと言われ、失敗したらお前の妻と子供を殺すと脅されてしまう。

 

家族を人質にされたジェンファンは、ジニョクの顔のまま脱走し、彼を裏切ったとされる仲間3人を探し始める。頼りは自分の顔だけだ。1人目は直ぐに見つかるが、言葉遣いで自分がジニョクではないことを見抜かれてしまう。ピンチに陥るが、そこへジェンファンの部下だった刑事が現れ、引き渡すことが出来る。

 

その部下だけには自分が本当にジェンファンだと打ち明けて信じて貰っていたのだ。そして次の仲間を探しに出かけるのだが。ジニョクと入れ替わってしまったジェンファンだが、本当の悪魔は誰なのか、そこには驚くべき真実が隠されていた。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、刑事と犯罪者の入れ替わりと聞いて、なーんだニコちゃんとトラボルタの「フェイス・オフ」のリメイクかしらなんて思っていたら、とんでもない展開になり、凄い結末にたどり着きました。フェイス・オフとは全く違います。さすが韓国映画という展開で驚きました。面白かったです。

 

まず最初は、連続猟奇殺人事件が起こり捜査が始まるんです。犯人は全く捕まらず、焦り始めた警察は刑事の単独行動を許してしまい、1人の警察官が殺されてしまいます。殺された刑事の上司だったジェンファンは絶対に復讐してやると息巻いて、ある情報提供からジニョクの居場所を突き止め、追い詰めていきます。

 

 

ま、その辺は普通の刑事ドラマと同じなのよ。でもねここからが、おおい!って呼びかけなきゃ刑事ドラマであることを忘れてしまうような展開になって行くんです。何かが起きて”入れ替わっちゃったぁ~!”となるんだけど、その”何かが起きた”ってことが最後の最後まで解らないんです。何があってこうなったのか、それが謎なんですよ。

 

入れ替わってしまい、ジニョクの顔をしたジェンファンは、ジェンファンの顔をしたジニョクに家族を人質に取られているのですからいう事を聞かない訳に行きません。言われるがままにジョニクの殺人仲間の3人を探しに行きます。顔がジョニクだから誰も疑わずに会ってくれますよね。

 

 

でも何故か1人目の仲間に”お前は誰だ”と言われてしまうんです。口の利き方が全く違ったようで、細かいなぁと思ったけど、見破られて戦いになっちゃうんです。でも、まぁ何とか収まりますけどね。ここで完全に入れ替わっているんだなという事になるんだけど、じゃぁ、どうやって入れ替えたんだよってなりますよね。

 

脳を入れ替えるのか何だかわからないけど、どうやったのかって謎が膨らんでいきますよね。で、ジェンファンの部下であるミンソンに”俺がジェンファンだ”とジニョンの顔で必死で訴えて何となく認めてもらい、ある空き地にある小屋のような場所を捜索すると、簡易的なベッドと血が沢山ついた布が見つかるんです。こうなると、そこで手術をしたのかもってなりますよね。でもそれにしては血が少ないし、清潔でもないんです。

 

 

疑念がどんどん膨らんでいき、ジェンファンも自分がどうやって入れ替わってしまったのか知りたいし、これからはどうなっていくのか不安になります。そこへジェンファンの姿のジニョンが現れ、「大丈夫、身体を借りているだけだからしばらくしたらちゃんと身体を返す」と言うんです。え?身体を返すってどうやって?入れ替わっているんじゃないの?脳を入れ替えるの?と全く分からないままです。

 

そしてクライマックスに突入すると、その入れ替わった理由というかやり方が明かされるんです。観ていて「は??」となりました。思っていたような展開ではなく、驚くような話になっていました。言われて見れば「あー、そうか」ってなるけど、そこに考えがたどり着きませんでした。落とし穴というか、よく考えたなと思いました。やっぱり韓国映画は面白い。

 

 

なので、この入れ替わりに関してはよく出来ているし、面白いのですが、刑事ドラマとして見てしまうと、全く事件解決を警察がしていないので、ちょっと拍子抜けするかなと思います。でも、両方とも面白く描くって無理だろうから、この映画はこれで良いんでしょう。それにしても簡単に人が死んでましたね。

 

ジニョク役のチャン・ドンユンさん、入れ替わった時の表情が上手かったですねぇ。本当に中身の人が変わっているように見えましたもん。そしてジェンファン役のオ・デファンさんも中身が悪い奴に変わってるという表情が上手かったです。どちらも上手いんだけど…、これ以上は言えません。凄かったです。

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。この展開の予想は出来ませんでした。壮大なことかと思いきや”極小な”ことで入れ替わりが起こされていて、うーん上手い!って思っちゃいました。これはええ~!そんな事なの?!って驚いて楽しめて良いと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「デビルズ・ゲーム」