「プロジェクト・サイレンス」
を観ました。Fan’s Voiceさんの独占最速オンライン試写会が当たり観せていただきました。(@fansvoicejp)
ストーリーは、
留学に旅立つ娘を空港へ送るため、空港へと通じる大橋を渡っていた国家安保室の行政官ジョンウォンは、濃霧による激しい玉突き事故に巻き込まれてしまう。救助のヘリコプターが墜落し、その爆発の影響で橋は崩落の危機に。橋の上では116人が孤立状態となり、その上、国家機密計画「プロジェクト・サイレンス」で生み出された軍事実験体「エコー」が脱走してしまう。
というお話です。
360°海に囲まれた空港大橋。国家安全室のジョンウォンは、留学する娘を空港に送るために車を運転していた。橋上は濃霧で少し前も見えず、激しい多重事故が発生してしまう。その上、大型トラックも巻き込まれ爆発し積んでいた有毒ガスが蔓延してしまう。
そんな橋上を政府の国家機密計画「プロジェクト・サイレンス」関係の車も走っていた。この計画で生み出された軍事実験体「エコー」を運んでいたのだ。事故に巻き込まれた政府関係者は実験体を始末しようとするが逆に襲われて逃げられてしまう。
「エコー」は、音と声を聞き分け、匂いと体温を察知し、確実に標的を仕留める能力を持つ。一寸先も見えぬ霧の中、生存者116人全員が、いまや制御不能となった〈エコー〉の標的となっていた。そんなところに救助のヘリコプターが来るが濃霧とエコーのために墜落し、その影響で橋は崩壊寸前になってしまう。
崩壊寸前の橋の上に取り残された生存者は116人。そして、全方位逃げ場のない絶望的状況の中、「エコー」が向かってくる。通信手段も切断され、武器もない生存者たちは次々と減っていくが、その中にプロジェクトを担当していた博士がおり、彼から衝撃的な事実を知らされたジョンウォンは、是が日でも娘を助け闇を公にしようと動き出す。後は、映画を観てくださいね。
この映画、面白かったぁ~!パニック&スペクタクル&サスペンス&ホラーかな。「エコー」の存在がちょっとホラーなのよ。ゾンビとかではないけどね。でも怖かったです。橋の上で孤立するって本当に怖いですよ。だって日本では地続きの陥没でも人が行方不明になっている訳でしょ。橋の上で、どこが崩落するか分からない、その上、水面までは70m以上あるというとんでもない場所なんです。
橋の上で孤立だけでも怖いのに、そこに訳の分からない「エコー」という怪物(実験体)が放たれちゃうんですから、もーどうしようもないでしょ。どーも、軍が兵器開発として実験していたらしいのですが、上手く行かずに全て破棄しようとして運んでいたようなんです。もー、破棄するならその場で殺してから運んでよっ。そのままウロウロと連れ歩かないで欲しいわ!
で、大変なことになってしまうんです。ジョンウォンは国家安全室に勤めていて、次期大統領候補の部下なので、救助隊が持っていた無線機で連絡を取り救助要請をするのですが、救助隊が来てもエコーにやられちゃうので逃げられないんですよ。エコーは頭が良いので救助隊を先に襲ってから、一般人を襲っているようでした。
なので仕方なくジョンウォンとガソリンスタンドの店員チョバク、ヤン博士、プロゴルファーの姉妹、ジョンウォンの娘・ギョンミン他で、協力して助かるための作戦を立てて、エコーから逃げつつ、崩壊する前に橋のどちらか側まで逃げるということで、バスに閉じこもったり、トラックに移動したり、これでもダメなのかっていうくらい逃げ回ります。
そうそう、ヤン博士というプロジェクトに関わっていた人がいるのですが、その人が一応、PCのプログラムでその「エコー」を操作しようとするんだけど、何故か制御出来ないのよ。もー、役立たず~!って言いたくなったわ。だってね、途中で”もうダメだ。”って感じで諦めちゃうんですよ。アンタがシステム作ったんでしょ~!何とかしなさいよと思いました。
いやぁ、韓国映画はこういう作品が上手いですね。”グエムル”とか”非常宣言”とか”EXIT”とか、面白い映画が沢山ありますが、今回は孤立した空間で崩壊危機で、その上怪物が襲ってくるという何段階もグイグイきちゃう作品でした。橋の崩壊だけでも映画になるのに、その上怪物って凄いでしょ。
その怪物についてはネタバレ出来ません。映画で確認してください。期待を裏切らないので大丈夫です。それよりも韓国政府のダメダメさがここでも描かれていましたね。何故か政府が派遣してくる救助隊は弱すぎて、全くエコーに歯が立たないんです。おかしいでしょ。軍の実験体だよ。軍がやられちゃってどうするの。制御出来ないなら作っちゃダメです。
生存者の中にプロゴルファーとそのマネージャーという姉妹が入っています。何でプロゴルファー?って思っていたら、ある場面でおお~!という活躍をします。何でこの姉妹が助かっているのかなぁと思っていたら、ちゃんと活躍する場面がありました。そしてガソリンスタンドの店員でジョンウォンに信用して貰えずにガソリン代を貰えなかったチョバクが大活躍します。
このチョバク、あれ?とよく見てみたらチュ・ジフンさんなんですよ。「神と共に」でイケメン冥界護衛をしていたあのジフンさんです。今回は長髪でちょっと汚い系の男性で、愛犬ジョディを連れています。マルチーズだと思うんだけど、いつも一緒でバックに入れて行動しています。家族だから~!と必死で助けているのが素敵でした。ペットも家族ですもんね。
映画は96分なんだけど、盛りだくさんでした。ジェットコースターに乗っているような展開で、本当に面白かったです。これは誰と行っても楽しめる作品なんじゃないかな。大画面で観ると凄い迫力だと思います。私も公開されたら大画面で観たいと思いましたもん。
私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。この映画は面白かったです。観る人を選ばない、誰が観ても面白いと思える作品だと思いました。イケメンが並ぶ映画ではありませんが、それぞれに個性がある人々の群像劇です。これはこの春に観るべき作品だと思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「プロジェクト・サイレンス