「銀魂オンシアター2D
真選組動乱篇 & かぶき町四天王篇」
を観てきました。
「真選組動乱篇」 ストーリーは、
銀時たち万事屋が住む江戸の治安を守る真選組。土方十四郎は「鬼の副長」と呼ばれ、厳格な行動で真選組をまとめあげてきた。しかし鍛冶屋で手にした妖刀の呪いで超ヘタレな性格に一変してしまう。
浪士の集団にからまれ、絶体絶命のピンチに陥ったヘタレ土方を救ったのは、久しぶりに仕事を終えて江戸に戻ってきた真選組参謀・伊東鴨太郎だった。
最新の武器や業物を手土産に戻った鴨太郎は、局長近藤は盛大に労われ、功績をたたえられて真選組内で頭角を現していく。一方、妖刀の呪いによる失態続きでついに真選組を追い出されてしまった土方は銀時の前に現れる。
というお話です。
「かぶき町四天王篇」 ストーリーは、
かぶき町は四天王と呼ばれる四つの巨大勢力が、互いを牽制し均衡を保っている状態だった。その四天王の一人、女帝お登勢。勢力を持たない彼女が四天王に君臨し他の勢力に対抗できる理由、それはかぶき町最強の男、坂田銀時が側にいるからに他ならない。
そんな中、銀時のもとへ万事屋一家の舎弟にしてほしいと一人の女の子が現れる。彼女はもと植木蜂一家、「人斬りピラコ」の異名を持つ椿平子だった。次郎長にかぶき町の天下を取らせるために狙われるお登勢。
銀時は、お登勢を救うために次郎長一家に入れと脅される。要求を呑まなければお登勢が狙われ、自分も命は無いと決断を迫られた銀時が下した決断は?!
というお話です。
今日は銀魂オンシアターの2作品の感想を一気に書いちゃいます。面白いのは当たり前の銀魂。まず、真選組動乱篇についてかいちゃいますかね。
真選組動乱篇は、土方さんがトッシーになっちゃって、その間に伊東が真選組を乗っ取ろうとするお話です。これ銀魂実写版の2でやったやつなので、皆さん内容は知っているかな。アニメ版はほとんど原作通りなので、刀の呪いでトッシーになっていますが、実写版では土方さんがチップを埋め込まれてましたよね。
これは何度観ても面白くて飽きないお話でした。改めてアニメ版を観たら、実写が凄かったことが解りました。アクションなどもアニメに負けてませんからね。銀魂の実写化は本当に成功だったと思います。キャストも最高で、伊東を三浦春馬さんが演じてくれて、あれ以上の伊東は無いってくらい素晴らしかった。そんな事を思いだしました。
大体、近藤さんがいい加減なのよね。ゴリラだから仕方ないとは思うけど、もう少し頭を使って欲しいよなぁ。気持ちだけじゃなくて頭を使えっつーの。あの気持ちだけの近藤さんに土方さんも沖田さんも引っ張られて大変なことになるんだから。
妖刀「村麻紗」のせいで土方さんがトッシーになるんだけど、どーせならこの「村麻紗」を沖田さんや近藤さんにも持たせてみたかったな。まぁ、近藤さんはほとんど変わらないけど(ゴリラにはなるだろうけど。)、沖田さんはどう変わるのか、ぜひ観てみたいと思いました。きっと普段とは反対側の人格が出そうだから、弱々の沖田とか、女々しい沖田とか観れそうな気がするんだけどな。
最後の真選組の一員として伊東を始末するという部分も良かったなぁ。空知先生、そういう部分はしっかりと新撰組っぽく描いてくれていて感動でした。ここは何度観てもイイ場面だった。あんな風に仲間に見送られて、最後はしあわせだっただろうなと思います。伊東だって、本当はイイ奴なんだよね。
とにかく銀魂2実写版と比較して観て欲しい作品でした。本当にどちらも甲乙つけがたいほどよく出来ていました。
次にかぶき町四天王篇です。こちらは椿平子のお話です。それにしても空知先生のネーミングセンス、凄いっす。チンピラコって感じで書けばよいけどカタカナで書くとそのまんまじゃないっすか。それでこんないい話作っちゃうんだから、もー、たまりません。面白かったです。
お登勢さんと次郎長にこんな良い話があったんですね。お登勢さんは若い頃は美しくて、誰からもモテたんだろうな。かぶき町を守るために夫を亡くした後もここで商売をしながら目を光らせていたんでしょ。すんごい人だよなぁ。昔はどんな街にも、こんなママがいたんだけど、今はチェーン店みたいなのばかりでこういう店は無くなっちゃいましたね。
平子は強いんだけど、本気の銀さんには全くかなわなかったですね。それでも平子の強さはハンパ無いほどでした。それにもまして、オヤジである泥水次郎長は強かった。銀さんと五分五分でしたもんね。年を取っても技は衰えていなかったってことなのかしら。2人で戦った最後の決戦は凄かったです。
ここで華陀が出てきてたんですね。私、春雨の方で覚えていたので、この映画で思い出しました。最初はここで出てきたんですね。天人がかぶき町に少しづつ入り込んで侵略していたということで、今の日本と一緒だな。ぐっちゃぐちゃになってしまう前に、このお登勢さんたちのような人がルール決めを行って、ルールを守れないなら追放とかにしないとダメだよね。
この銀魂の世界では、政府=幕府(将軍家)は何もしてくれてないので、かぶき町の住民がまとまって動いたんですもん。日本も政府が何もしないなら自警団とか何かで対処するしかないでしょ。掟が守れないなら排除ですよ。
そんなお話で、面白かったです。お登勢さんと次郎長の過去も描かれて、銀時がどうしてかぶき町に居つくことになったのかも明らかになるので良かったです。
この銀魂オンシアター2Dって、シリーズセットBlu-rayとか無いのかしら。銀魂を全部観るのは大変だから、せめてオンシアターだけでもセットになったら、これを単独で観て貰って知ってもらうのが良いと思うんだけどな。もう何作も出来たでしょ。そろそろセットで出して欲しい。
私はこの2作品、超!超!お薦めしたいと思います。私は銀魂ファンなので好き好き!ですが、ファンではない方は、まぁ、時間が空いたら観て欲しいな。銀魂2実写版と比較してみると、凄く楽しめる作品です。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「銀魂オンシアター2D 真選組動乱篇・かぶき町四天王篇」