「エマニュエル」欲望の解放がテーマらしいけど私にはよく解りませんでした。古い映画も観てみよう。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「エマニュエル」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

ホテルの品質調査を仕事とするエマニュエルは香港の高級ホテルに滞在しながら査察をすることに。サービスも設備もほぼ完璧で最高評価の報告書を提出するエマニュエルだが、ランキングが落ちたことが許せないオーナーは社長のマーゴを懲戒解雇できる理由を見つけるよう命じる。ホテルの裏側を調べはじめたエマニュエルは、自身の内なる欲望を解放させていく。

というお話です。

 

 

ホテルの品質調査を仕事とするエマニュエルは、オーナーからの依頼で香港の一流ホテルの査察を依頼される。飛行機でホテルに向かう途中、機内で気に入った男性を見つけ2人でトイレで欲望を発散させる。出てきたエマニュエルはアジア人男性が見つめているのに気が付き、何故か彼が気になってしまう。

香港の高級ホテルに滞在しながら、そのサービスや設備他、幾つもの項目を調査するがほぼ完璧なホテルだった。最高評価だとオーナーに報告すると、今年はホテルのランキングが落ちているので何か原因があるはずだと言うのだ。



 

社長のマーゴを解雇したいので、彼女の汚点を探して欲しいとエマニュエルに頼み、彼女はホテルの裏側を調査しはじめ、怪しげな宿泊客や関係者たちとの交流を重ねていく。いくつかの取るに足らないような案件を探し出すが、どれも決定打にならない。

そんな調査の中、飛行機の中で出会ったアジア人男性ケイ・シノハラがこのホテルの常連客だと知り、興味は膨らんでいく。シノハラに近づくも彼からは上手くあしらわれ、ホテル滞在の夫婦との3PやコールガールのゼルダとのSEXを楽しんでいたが、査察終了となりシノハラを訪ねていき、彼に導かれるまま香港のダークな世界に入り込んでいく。 後は、映画を観てくださいね。


 

私、「エマニュエル夫人」という映画の名前は聞いたことがありますが、観たことが無いんです。大人になり観てみようとも思ったのですが、あまり興味が無くて観ないままにしていました。観ておけば良かったな。そうすれば、もっとこの映画が楽しめたかもしれません。

 

主人公のエマニュエルはホテルの品質検査の仕事をしていて、今回は香港の一流ホテルを査察して欲しいとオーナーから依頼されます。ミシュランの三ツ星レストランの調査員と同じですが、彼女は☆を付ける人ではない調査員です。あの若さで一人で一つのホテルを査察するのですから有能なんでしょう。

 

 

そして香港に行く飛行機の中で出会った男性とトイレでSEXを楽しみます。なんていうか、性に奔放な女性というのかしら。目を合わせただけでササッとトイレに行って楽しむって凄い技ですよね。ちょっと驚きました。もちろん、それ一回きりなんですよ。うーん凄い。

 

香港のホテルに着いてホテルの経営陣に逢い、経営陣のトップのマーゴと出会います。彼女がほとんど仕切っていて雇われ社長なんだと思います。とても誠実に仕事に向き合っているし、きめ細かい指示をしていたので、お客様は満足していたんじゃないかな。評価が1つ下がったとオーナーが言っていたけど、それはこのホテルが悪いんじゃなくて、他のホテルのレベルが上がったんじゃないかな。だって不備や問題は無さそうでしたもん。

 

 

と、仕事をしていそうな雰囲気が続きますが、いつもエマニュエルはいつも何かを狙っているようで、この人仕事中に何やってんだろと思うような感じでした。ホテルを調査しながらホテル内施設で楽しんでいるので、プールで出会った人と部屋に行って3Pを楽しんだり、そんなことばかりやってんの?と思いました。

 

そしてホテルの常連客ではあるけど警備員の話を聞くとコールガールなんだなと思えるような行為をしているゼルダという女性がいます。彼女がマーゴの弱みになるかもと思うのですが、結局、エマニュエルも彼女を気に入ってしまい、報告はしないことにしてしまいます。

 

 

表も裏もホテルの事を調べ尽くして、ただ一人、日本人の常連客であるケイ・シノハラという男性の事だけが謎となって残ります。エマニュエルはどこまでもシノハラを追っていき、彼が入り浸っている店を見つけ話をします。彼は最後まで謎が一杯の人でしたが、エマニュエルはそんな彼が好きになったんでしょう。

 

うーん、感想を書いていても何かしっくりこないんです。この映画、何が言いたかったのか全く分からず、自身の解放と書いてあったけど、既に最初っから解放されていてやりたい放題だったじゃんと思ってしまいました。最初と最後で何が違っていたんだろう。誰か一人の人が好きで、やっと告白して抱いて貰えたとかそういう内容なら良かったねと言えるんだけど、これは何がしたかったのかしら。よく分かりませんでした。

 

 

もしかしたら「エマニュエル夫人」の映画を観ていれば、もっと解りやすかったのかな。欲望の解放というのがどちらもテーマだったのかしら。確かに最後はやりたい放題だったし、気になっていたシノハラにも振り向いて貰えたように見えたけど、それの何がしあわせなのかは、私には伝わってきませんでした。ただ、人に観られながらSEXをするのがしあわせってことなのかな?

 

主人公のエマニュエル役のノエミ・メルランさんは「燃ゆる女の肖像」の時も官能的で美しかったけど、今回も美しい方でした。エレガントだし、大きいのでどんな男性といても引けを取らないんです。堂々としていて彼女が女王のようでした。ケイ・シノハラ役のウィル・シャープさんって監督さんなんですね。俳優との二刀流なんてカッコいい。素敵な方でした。久しぶりにアンソニー・ウォンさんとナオミ・ワッツさんも出演されていました。良かったです。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。見た目は綺麗だし、映画としての美しさはあるんだけど、内容を観ていくとイマイチ解らないんです。これ「エマニュエル夫人」の映画を観ていた方が解りやすいのかもしれません。「愛人/ラマン」のように少女が女になって行くなら性の解放として解るんだけど、既に大人の女性で性を楽しんでいたので、いまさら解放なのかな?と思ってしまい、私には内容が解り難かったです。私が解らない分、皆さんに教えて欲しいなぁ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「エマニュエル」