「劇場版ACMA:GAME アクマゲーム 最後の鍵」TVドラマの続きです。解決するけどどうなの? | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「劇場版ACMA:GAME
 アクマゲーム 最後の鍵」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

謎の組織グングニルに父を殺された織田照朝は、悪魔の鍵をすべて破壊するべく旅を続けていた。そんな彼の前に、カルト教団を運営する黒田兄妹や、99本目の鍵を持つ父の仇・崩心が立ちはだかる。照朝は初や悠季、仲間となった潜夜や紫とともに、5文字で好きな能力を決めて相手の的を射る「五字戦闘」、爆発物を積んだ車に乗る「落下真偽心眼」、そして悪魔の鍵の発祥の地である古代遺跡の最深部を舞台にした「冥王剣闘士」という新たなアクマゲームに挑む。

というお話です。

 

 

この世のすべてを手にすることができる99本の「悪魔の鍵」をかけて、人間が悪魔の能力を駆使して戦う究極のデスゲーム「アクマゲーム」。謎の組織グングニルに父を殺された織田照朝は、悪魔の鍵をすべて破壊するべく旅を続けていた。

そんな彼の前に、カルト教団を運営する黒田兄妹の情報が入ってくる。黒田光輝が悪魔の鍵を持っているらしい。彼とゲームをして鍵を奪えば98本の鍵を手に入れる事になる。あとは最後の99本目の鍵を手に入れれば悪魔の鍵を破壊することが出来る。



 

照朝は黒田光輝と勝負をするため教団に向かい、光輝と向き合う。彼にはその人の心の中を見ることが出来る妹・蘭がいる。蘭は兄の世界を滅ぼそうという考えに共感出来ず迷っていた。しかし兄を裏切る訳にはいかず、どちらにも加担しなかった。

黒田との勝負に勝った照朝の前に99本目の鍵を持つ父の仇・崩心が立ちはだかる。崩心との勝負に挑んだ照朝だが崩心の悪魔の能力によって負けてしまう。すべての鍵を崩心に奪われた照朝だが、アクマゲームの歴史を示した絵の解析が終わり鍵を全て手に入れても鍵を破壊出来ないことが解ってくる。鍵がそろうとある出来事が起きると書かれていた。



 

真実をしった照朝は親友の初や悠季、仲間となった潜夜や紫とともに、悪魔の鍵の発祥の地である古代遺跡の最深部を舞台にした「冥王剣闘士(ザ・グラディエーター)」という新たなアクマゲームに挑む。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、TVドラマの続きですね。私は原作を一切読んでいませんので、ある程度ドラマを観て(全部は観れませんでした。)映画を観てきました。主人公の照朝はドラマの最後で崩心に父親を殺されて、アクマゲームを辞めさせる=悪魔の鍵の破壊を目的に調査を始めるということでした。

 

 

崩心という男は人間なのに何故か世界を滅ぼしたいのよね。きっと原作だとちゃんと理由があるんだと思うけど、よく解らずに観ていました。とりあえず照朝がヒーローで、彼が世界を助けるために鍵を手に入れて何とかしようとしているんです。粗い解説でごめんなさい。

 

今回はアイギス教団という新興宗教が絡んでいて、その宗教では死にたい人が集まっているみたいなのよね。その教祖である黒田は最終兵器(核爆弾のスイッチらしい。)を手に入れようとしているのを知って、照朝がそれを止めようとするところから映画は始まります。死にたいなら自分たちだけで集団自決すればよいのに他の人たちを巻き込むのは自分勝手すぎるよね。

 

 

そんな黒田も鍵をいくつか持っていて、彼と照朝がゲームをします。この二人のゲームはあまり頭脳を使っている感じじゃなくて、フーンって感じでした。そんなにハラハラしませんでした。ゲームを考えるのって難しいんですね。きっと原作は凄い人気らしいのでゲームの構成が上手かったんだろうな。このアクマゲームは頭脳勝負でないと面白くないでしょ。力技じゃ面白くないのよ。ま、一応、今回のゲームも頭脳戦ではあるけど武器持って戦うっていらないなって思いました。

 

その後の崩心との勝負ですが、これはダメでしょ~。負けるに決まってるよね。こんなの勝負じゃないもん。いくら1つだけ悪魔の力を持てると言っても、これはダメだよね。まぁ、後々照朝は何とかするんだけど、この力は公平ではないと思いました。これ全能の力だもん。ゲームというなら一定のルールは必要でしょ。

 

 

観ていてなんとなく「デスノート」を思い出しました。悪魔が何人も姿を現して、それぞれに性格があるというところがなんとなく似てるなと思って、その部分はイイなぁと思いました。悪魔でも、それぞれに思惑があるだろうし、この悪魔たちで勝負をして欲しいな。

 

悪魔対悪魔でコマは人間。チェスのようにコマを動かしてどちらかが勝つまでやったら面白いだろうなぁ。そうすれば、世界が滅ぶことも無いし、人間のコマは犯罪者を使えばなんてことないでしょ。でもそれじゃ悪魔たちは満足しないかしら。今回出てきた悪魔たちって見た目が結構かわいいので、このまま終わっちゃうのは勿体ないなぁって思ったんです。

 

 

映画としては、うーん、まぁ面白かったとは思うけど、他の映画に比べるとどうかなぁって感じですかね。出演者は良い方がそろっていたし映像も悪くはなかったんだけど、ストーリーの出来が穴だらけと言ってよいくらい粗くて没入感は無かったかな。簡単にゲームをやり過ぎていて、もっと人間を深く描いても良かったんじゃないかと思いました。

 

出演者は良かったなぁ。みーんなカッコ良くて、間宮さん、竜星さん、古川さん、好きです。実はこの映画を観る前日、間宮さんの舞台「台風23号」を観まして、それも前の方の席だったので生間宮さんを堪能して、次の日に暴れまわる間宮さんを堪能して、2日間間宮さん漬けになりました。うん、とても満足しました。

 

 

そして竜星さん、こういう軽い役も良いですねぇ。大河ドラマだと神妙な顔をしているけど、この映画では軽薄そうで良かった。でも軽薄な裏に強い信念を持っている役でしたよね。良かったです。古川さんは可愛くて、そこにいるだけで満足しました。

 

他の方々も良い方ばかりでしたよ。ホント、この映画は役者で観たくなっただけで、内容にはあまり期待していなかったのでこんなもんだとは思っていました。日テレが漫画原作を作るのは、そろそろやめたらどうなのかな。「セクシー田中さん」で漫画家先生が亡くなっているのだから考え直して欲しいです。いい加減、原作に敬意を持って作っていかないと誰からもソッポを向かれますよ。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。役者は良いし、映像も悪くないですが、ストーリーが粗いと思います。原作通りではないので当たり前だとは思いますが、もう少し丁寧に作って欲しかったかな。でも面白くない訳ではありません。面白いです。役者さんを観て楽しんでください。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「劇場版ACMA:GAME アクマゲーム 最後の鍵」