「ソウⅩ」シリーズ10作目です。ジクソウがまだ生きていた頃に行ったゲームが描かれていました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「ソウⅩ」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

末期がんと診断されたジョン・クレイマーは、患者セラピーで知り合った男からどんながんでも治せる医者がいるという非認可の医療施設を紹介される。そこで実験的な医療処置を受け、無事成功したかに見えたが再検査の結果は全く改善が見られない。詐欺だったことを知り復讐を決意する。主犯格の男女4人を拉致して狂気の拷問装置に拘束し、次々と究極の選択を迫っていく。

というお話です。

 

 

進行した脳腫瘍のため、余命は数ヶ月と告げられたジョン・クレイマー。彼は癌患者のセミナーに出席し末期がんのヘンリー・ケスラーと親しくなる。しばらくして街でヘンリーに再会すると元気な姿になっており、ある医者の治療を受けたと言う。

フィン・ペダーソン博士のグループが実施した実験的な癌治療によりヘンリーは治癒したらしい。彼からURLを受け取り調べると、確かに存在しているらしい。メールで自分の診断書を送ると連絡があり、メキシコまで行けば治療をして貰えることになる。



 

メキシコに到着すると車で診療所まで運ばれ、セシリアと他3人のチームが待っていた。そして患者のガブリエラ、パーカー、介護者の幼い息子カルロスに紹介され、穏やかな気持ちで手術に挑めることになる。

ジョンが麻酔から目覚めるとセシリアから癌は治癒したと告げられ新たな気持ちで旅立つ。世話になったガブリエラにお礼をしようとプレゼントを持って再度訪ねると、診療所は空になっており、自分が手術を受けたと思っていた映像は偽映像だったことが解る。



 

ジョンはタクシー運転手のディエゴを拉致して仲間を割り出し、彼を嵌めた人間も拉致する。そして…。後は、映画を観てくださいね。
 

ソウが10作目になるんですね。1作目が衝撃でそれから続いて何作も話題でしたが、私は途中でちょっと観るのに疲れた感がありました。一応、全部観ているつもりですが、もしかしたらどれかを観ていないかもしれません。今回の10作目は公開前から話題でしたし、ジクソウの後継者ではなく、ジョンその人が出てくるというので期待して行ってきました。

 

 

この映画は、まだジョンが生きていたころのお話です。いくつか既にジクソウとしてゲームを行った後だと思います。懐かしいアマンダやマーク・ホフマン刑事が助けに来ていたので、何となくあそこら辺かなぁ~って予想はつくと思います。

 

ちょっと驚いたのは、いつも完璧な計画を立てて自分はほとんど顔を見せないジクソウが、全面に立ってゲームをしていたということです。1作目では画面にはいましたが全く動かずだったし、他のシリーズでは人形だけの場合が多かったでしょ。でも、今回は生身の人間として前面に出てきていたので、ちょっと今までとは違うかなと思いました。

 

 

今回はジョン自身を騙した詐欺グループだったので、自分で前に出てきたのかな。でもゲームを操作するだけで、ゲームをして決断するのは本人だからジョンたちは殺してないんだけど、それでもゲームの機械を取り付けたのはジョンたちですからね。これは殺人じゃないと言っても、信じて貰えないと思うけど。

 

今回も残酷なゲームばかりなんだけど、もう既にあまりにも残酷なゲームよりも指を1本づつ自分で折っていくとかの方が痛そうで辛かったなぁ。足を潰すとか頭を開けるとか、想像の域を超えているので怖いとは思ったけど痛さは解らないのよ。でも、指を折るとかって痛さが解るでしょ。もー、見ていて痛かったなぁ。自分で決断して折るなんて地獄ですよね。

 

 

そんなゲームを始めたジョン=ジクソウですが、今回の敵は思っていたよりも極悪というか、人質を取ったり反撃したりでジクソウも苦労したと思います。いつもならスムーズにゲームを終わらせていたるジクソウなので、少し予定が狂ったのかな。色々と問題が起きてちょっとピンチになったり(ピンチに見えていただけで想定内だったと思われるけど。)、観ていて本当に大丈夫と不安になったりしました。

 

ジョンは元々建築をやっていたと言っていたけど、建築をやっていてもあんな拷問具は作れないので、趣味でずっとやっていたんだろうな。建築と言ってもデザインの方ではなかったのかもしれません。あんなに精巧な機械を作るなんて、建築でなくて機械工学だったんじゃないかしら。お金持ちみたいだから、随分と有名な人物だったんだろうなぁ。

 

 

そういえば、ソウXIが来年の9月末に公開されるらしいですね。日本ではいつ公開かしら。ジョンが生きている頃の話になるのか、後を継いだ弟子たちの話になるのかは分かりませんが、やっぱりジョンが出てくる方がドキドキしますね。楽しみです。

 

でもね、後から後から続きを作るけど、一体、全部で何人くらい殺したのかしら。がん告知されてから、このゲームを始めたはずだから、短時間で沢山の人をゲームに引きずり込んだってことよね。それに機械を作るにも時間がかかるだろうし、どんだけ体力あったんだよ。常人よりもパワフルだったんじゃないの?

 

 

1回のゲームで5人~8人くらいやっていたかしら。1作目は2人だったけど、それから参加者が増えていきましたよね。今回も全部で6人がゲームをさせられていました。今後もソウが続いていくなら、もっと被害者が増えていくってことよね。うーん、死ぬまでの数か月間で凄いなぁ。

 

今作は、これまでの少しダラダラ続けたっぽい話とは一味違い、しっかりとした内容があり、ジクソウも人間ジョンとして生きているので良かったと思いました。ジョンの人間としての優しさも観れたし、生きたいという気持ちも見えました。原点に戻ってきたような気持ちがしました。

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。相変わらず残酷なゲームですが、それに参加させられるだけの理由が被害者たちにはあるし、ジョンも生きて頑張っていたし、アマンダも彼のことをとても心配して付き添っている様子が観れました。私はとても楽しめました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ソウⅩ」