「ヒットマン」日本もおとり捜査が出来ればオレオレ詐欺や闇バイトも一掃出来るんじゃないかな? | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ヒットマン」

 

を観てきました。Fan’s Voiceさんの独占最速試写会が当たり観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソンは大学で心理学と哲学を教える一方、地元警察に技術スタッフとして協力していた。偽の殺し屋を演じて警察の捜査に協力することになったゲイリーは、捜査中に殺し屋の依頼者と恋に落ちるが、後日、依頼主の夫が何者かに殺害されて…。

というお話です。

 

 

ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソン。大学で心理学と哲学を教える傍ら、地元警察に技術スタッフとして協力していた。ある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官ジャスパーが職務停止となってしまう。彼の未成年への取り調べが問題となったのだ。あまりにも急な事だったので代わりが出来る人間がゲイリーしかおらず、急遽代わりを務めることに。

 

始めての仕事だったが大成功を収めてしまい、これをきっかけに、殺人の依頼者を捕まえるために、心理学をつかい相手に合わせてさまざまな姿や人格に変身する才能を発揮し、有罪判決を勝ち取るための証拠となる言葉を引き出し、次々と逮捕へ導いていく。

 


 

そんなある日、支配的な夫との生活に追い詰められた女性・マディソンが、夫の殺害を依頼してきたことで、ゲイリーはモラルに反する領域に足を踏み入れてしまう。 セクシーな殺し屋ロンに扮して彼女に接触。事情を聞くうちに、逮捕するはずの相手に対し「この金で家を出て新しい人生を手に入れろ」と見逃してしまう!この出会いで恋に落ちてしまったふたりは我慢できずにつきあってしまう。

 

ゲイリーは殺し屋のロンとして付き合っており、お互いの生活については聞かないことという約束をして付き合うことに。しかし彼女は夫との離婚問題を抱えており、ゲイリーはロンという殺し屋として付き合っているので、どんなに愛し合っても嘘にしかならない。

 

 

そんな時、警察に呼ばれたゲイリーはマディソンの夫が殺されたという報告を受ける。誰がマディソンの夫を殺したのか。彼女がロン以外の殺し屋に依頼したという事なのか。慌てたゲイリーはマディソンの家へ向かい、そして…。後は、映画を観てくださいね。
 

この映画、面白かったなぁ。1990年代に本当に警察の依頼で偽の殺し屋を演じておとり捜査に協力していたゲイリーさんの実話を基に、リンクレイター監督が脚本を書きあげたそうです。主演のグレン・パウエルも脚本に携わったそうですよ。

 

 

日本では許されていない”おとり捜査”の為に、偽の殺し屋として殺しの依頼を受けるという仕事があることに驚きますよね。さすがアメリカの警察だなと思ったのですが、日本だと誰かが「殺されそうだ」とか、「脅迫を受けた」と警察に駆け込んでも、事件が起きていないからと言って何もしてくれませんよね。

 

殺されるまで待てというのが日本で、アメリカは殺す約束をした時点で逮捕出来るんです。殺し屋に頼んだだけで逮捕出来るんですから。でもね、これが本来あるべき警察の姿じゃないですか?事件を未然に防いでこそ警察でしょ。日本って不思議よね。殺されて事件になってから来てくださいっておかしいでしょ。

 

 

そんな訳で、偽の殺し屋となって殺人を請け負った時点で相手を逮捕出来るんです。ゲイリーは1度成功してから色々と研究するようになり、相手が喜びそうな殺し屋像を作り依頼者から依頼の言葉をしっかりと引き出して、おとり捜査を成功させるプロになって行きます。でも、それまで偽の殺し屋をやっていたジャスパーは自分の仕事を取られたのでちょっと嫉妬しています。

 

そんなある日、マディソンという美しい女性の殺人依頼者と会う事になります。彼女は乱暴な夫に悩んで殺人を依頼しようとしていたのですが、ゲイリーは彼女に一目惚れ。彼女を逮捕させたくなくて依頼をさせないように仕向けてしまいます。まぁ、ホントに魅力的なマディソンだったから解らんでもないんだけど、その後に殺し屋ロンとして彼女の家にお通いって、笑えました。

 

 

でも、そんな恋が上手く続く訳もなく、色々と問題が起こってくるんです。でね、挙句の果てにマディソンの夫が殺されてしまうんです。ロンは依頼されていないし殺してもいないし、こんなタイミング良く殺されてしまい、マディソンに保険金までもが入ることになっていてどういうこと??となります。

 

ここでもちろんマディソンが一番怪しいですよね。一度は殺し屋を雇おうとしていたし、保険金が掛けてあったなんて寝耳に水です。でもマディソンはやっていないと言うし、ゲイリーは頭の中がぐちゃぐちゃになっちゃいます。本当はマディソンって凄いドロドロの悪女なんじゃないだろうかとか、他に男がいるんじゃないかとか、疑わしくなっていくんだけど…。

 

 

この映画、コメディなので凄く面白くて笑っちゃうのですが、ブラックジョーク部分もあるので、時々、え???と思うような怖い展開もあったりして、そのメリハリがとても上手いなぁと思いました。コメディしているんだけど、突然に犯人捜しになって行ったりして危機的状況に陥ったりの場面もあり、笑いながら「え?それやっちゃうの?」みたいに覚悟をする場面も出てきて楽しめましたよ。

 

グレン・パウエルが、その顔でその身体でとぼけたことをしながらも、超イケメンで色気をむんむんさせながら熱いラブシーンがあったりして、なんかもう、ホテルのバイキングランチに来たような映画でした。そこら辺の食べ放題じゃなくて、高級で上品だけどバイキングなんだよねって感じなのよ。うん、面白くて笑えました。

 

 

私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。今年の秋にデートや友達と行くのはこの映画で決まりじゃないかな。食事しながら笑って話せるし、後味がとっても良いんです。それにイケメンに美女ですよ。自分たちを主人公たちに重ねて楽しめますから。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ヒットマン」