「プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち」
を観てきました。
ストーリーは、
惨劇を生き延びたクリストファー・ロビンは、少年時代を過ごした町アッシュダウンに戻った。しかし町の住人は、クリストファー・ロビンこそが犯人だと疑っていた。プーを探すロビンだったが、その一方で、プーと邪悪な仲間たちは、さらなる餌食を求めて町へやって来る。
というお話です。
前作の惨劇を生き延びたクリストファー・ロビンは、少年時代を過ごした町アッシュダウンに舞い戻ってくる。町の病院に就職が決まったのだ。実家で両親と妹と暮らし始める。そしてトラウマに苦しみながらも催眠療法の治療を続けていた。
しかし町の住人の多くはクリストファー・ロビンを犯人だと今も疑っていた。彼の話はあまりにも荒唐無稽だったからだ。くまの顔をした怪物が何人も殺したなんて信じられなかったのだ。しかし一部の人間はその話を信じ、今も100エーカーの森にいる怪物を探していた。
ロビンはトラウマ克服の催眠療法でその昔パーティー中に双子の弟ビリーを連れ去った誘拐犯の顔を思い出す。誘拐犯を探していると自分の近くにいたことに気が付き、彼を問いただす。すると恐るべき真実が明かされ、誘拐された子どもたちがプーたちの事件に関わりがあることを知る。
一方で、森の奥深くに潜んでいたプーと邪悪な仲間たちは森の奥に追い詰められ、反撃を開始することに。さらなる餌食を求めてアッシュダウンの町に出て人々に襲いかかる。それを知ったロビンはプーと仲間たちを追っていく。後は、映画を観てくださいね。
前作のプー事件からしばらくして、実家に帰ってきたクリストファー・ロビン。アッシュダウンの住民の多くはロビンの話を信じておらず、ロビンが惨殺したのだと思っているんです。これ、凄くおかしいんだけど、一人であんなに何人も殺して、まして頭を潰したり、手を引き千切ったりするなんてあり得ないでしょ。一晩で一人の人間が出来る事じゃないです。少し考えれば解る事なのに、この町の人間は頭が悪い人ばかりなのかしら。
でね、ロビンの話を映画化して劇場公開されたらしく、ロビンは病院に勤めていたんだけどクビになっちゃうんです。まぁ、これは理解が出来たかな。前作のプーの映画がロビンの体験を映画化したモノと考えたら、あんなスプラッター映画の原作者?である医者に自分を見てもらいたいとは思わないなぁって。だってロビンが殺したかもって疑っているのに、その上、あの映画の原作者となったらいやだよねぇ。治療しながら他の場所も切られちゃいそう。
プーの方はロビンの話を信じた人たちに追われ、100エーカーの森の奥の方に追い詰められてしまうんです。前回の事件でロビンを生きたまま逃がしてやったためにこうなったと考え、仲間のオウルが反撃しようと提案。んじゃ反撃だねと立ち上がったプー、ピグレット、ティガーは、町に向かい、惨殺を始めます。
もちろんロビンにも恨みがあるのでロビンの家にも行きますよ。ロビンは色々と調べているので家にはいませんが、家族がいるからね。それに町で若者が集まってパーティーが開かれていると知り、手っ取り早く沢山殺せるってことで、そこにも行きます。もー、やりたい放題でしょ。
プーはその昔の子供誘拐事件に関係した人々を殺しているようで、プーと仲間たちの存在がなんなのかも今回は解ってきます。でもね、本当のことを言って、”くまのプーさん”を映画化ということなら、最後までぬいぐるみが怒りで怪物に変身したということで通して欲しかったな。色々と理由が付いてしまうと、やっぱり人間が一番残酷なんじゃんって話になっちゃうんです。
私はこの展開にはちょっと残念でした。あのプーさんだからこそスプラッタームービーになっても、”本当はプーさんなんだよね。きっと優しい心を取り戻してくれるよね。”って思って笑えるんだけど、ただ普通にホラー映画なら他と変わらないんだよね。残酷な殺人鬼が人を殺しまくるってだけの話だから、普通の話になっちゃうんだよ。
今回はプーさんの仲間としてピグレット以外にティガーとオウルが出てきます。イーヨーは死んじゃったままのようですね。超人的な力や回復力を持つ彼らなので、復活もあるのかなと思ったけど、イーヨーだけは別だったみたいです。オウルがグロテスクなのよ。怖かったです。他のカンガ・ルーやラビットは居るのかいないのか解りません。名前も出てきませんでした。
もう最初っから惨殺シーンが満載のスプラッター映画でした。前作に増して残酷になったような気がします。凄く痛い場面が多くて、つい顔をそむけてしまいました。引き千切るっていうのは観ていても辛いです。どんな力なのよ。嚙み切るの方がまだましだと思いました。だって、皮とかが伸びてブチッてなるのよ。いやぁ、思い出しただけで痛いもん。
最初から最後まで、これでもかっていうくらいスプラッターでした。私はスプラッターを観るのは平気なのですが、痛い殺され方は観ていて辛かったです。どーせなら、もっと楽しそうにコメディ的に殺してくれるなら良かったなぁ。それなら楽しめたんだけどなぁ。
私はこの映画、お薦めしたいと思います。但し、誰にでも楽しめる作品ではないかな。スプラッター映画で笑える方でないと無理だと思います。本当に残酷な内容なので解って観に行ってください。それでしたら問題が無いと思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち」