「映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」今年も感動作で泣けました。ペットは家族です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「映画クレヨンしんちゃん
オラたちの恐竜日記」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

夏休みの始まりにワクワクする野原しんのすけ。ある日、現代によみがえった恐竜が生息する「ディノズアイランド」が東京にオープンし、あいちゃんのおかげで見学することが出来る。同じころ、散歩に行ったシロがイグアナらしき動物を拾ってくる。元の飼い主が現れるまでという約束でしんちゃんの家で飼われることになり、家族の一員となっていく。しかし…。

というお話です。

 

 

現代に恐竜をよみがえらせた一大テーマパーク「ディノズアイランド」が東京にオープン。子どもも大人も恐竜に夢中になり世はまさに恐竜フィーバー。しんちゃんとカスカベ防衛隊は、あいちゃんの家がディノズアイランドのスポンサーをしていたおかげで見学ツアーに参加させて貰うことが出来る。恐竜を堪能して帰ってきたしんちゃんは新しい友達に出会う。

 

散歩に行ったシロが出会った小さな恐竜?”ナナ”。一人で寂しがっていたナナをシロが世話をし、とうとう家に連れてきたのだ。飼って欲しいというシロとしんちゃんたちにみさえは「飼い主が現れるまで。」という約束でナナを飼い始める。シロとナナと過ごす特別な夏。「シロともこうやって、家族になっていったんだなぁ。」と新たな絆も生まれる野原一家。

 

 

そんなナナを巡って、アンビリーバボーな争奪戦が始まってしまう。ディノズアイランドをオープンさせたバブル・オドロキーがナナを狙っているのだ。「ある秘密」がバレる前にあの手この手でナナの居場所を探す。しんのすけは、ナナの秘密を知るビリーと出会い、一緒に行動することに。

 

そんな中、トラブルが起きて恐竜たちが大脱走。東京で、カスカベで大暴れ。ビルを破壊し、車をなぎ倒して、しんのすけとシロに迫り来る大ピンチ。ローンがまだ32年残る野原家も恐竜に踏みつぶされ、ひろしは男泣き。ひと夏を一緒に過ごした、ナナにどんな秘密があるというのか。後は、映画を観てくださいね。


 

今日からクレヨンしんちゃんの映画が始まりました。午前中しか映画の時間が取れなかったため朝一で観に行ったので空いているかと思ったら、いやいや8時始まりなのに思ったよりも人が入っていました。クレヨンしんちゃんの人気は崩れませんね。

 

今年の映画は恐竜日記ということで、日本にジェラシックパークなみの”ディノズアイランド”という恐竜テーマパークが出来たという内容なんです。大人気で何年先まで予約で一杯だというアイランドなんだけど、ご令嬢のあいちゃん(自称しんちゃんの婚約者)はお家の企業がスポンサーをしているらしく、オープンしたてでもチケットが手に入り、しんちゃんと二人で行くために尋ねてくるんだけど、カスカベ防衛隊があまりにも騒いでしまい、仕方なく全員で行くことになります。

 

 

見学でアンジェリカというキレイなお姉さんに案内され、盛り上がるしんちゃんたち。しかしこのアンジェリカ、この施設の何かを隠しているようで信用が出来ません。このアンジェリカとは後々、また何度も相まみえることになります。そして新しい人物ビリー。映画の最初に恐竜を連れてアイランドから逃げる姿が描かれているので、ナナの元々の飼い主だろうと推定できます。

 

そんな前置きがありしんちゃんはナナと出会います。シロが連れてくるんだけど、飼い犬がペットを連れてくるって笑っちゃうよね。でもシロはそれが出来る子です。飼って欲しいと訴え、しんちゃんも訴え、カスカベ防衛隊のみんなもプッシュしてくれるので、ひろしとみさえはその熱意に負けて飼うことを許します。

 

 

ここで間違っちゃいけないのが、子供が言うから仕方なく飼うのではなく、ちゃんと家の一員として迎え入れて責任を持って飼うという意識が描かれていました。ペットを飼うことを簡単に考えられちゃ困るんです。それをしっかりと描いていたと思いました。命を預かるのだから当たり前のことですよね。でも、今それがいい加減に考えられていることも多いので、子供にしっかりした考え方を教えてくれていると思いました。

 

この映画では恐竜を復活させるというジェラシックパーク的なことになっているのですが、命を人間が生み出せるのか?ということ。このアイランドにどんな秘密があるのかということが鍵になってきます。そりゃ、恐竜が現代に復活したなら見てみたいとは思うけど、昔の地球環境とは違うだろうし、あんなに大型の生物が一つの島の中に納まっている訳がない。外に出て行くだろうし、繁殖し始めたら大変な事になるでしょ。どんな遺伝子操作をして復活させるのかが問題になるよね。

 

 

そんな状況の中でナナも恐竜として復活させられて可哀想だけど、でも野原家の一員として迎えられて家族として生活出来たことは幸せだったんじゃないかな。小さい頃は良いけど、成長したら普通の家、いや普通の都市では暮らせないですよね。元の飼い主であるビリーがどう考えていたのか。そして何故ナナを連れてアイランドから逃亡したのか、謎は映画で解決してください。

 

今回のしんちゃん映画、今までの内容とは一味違います。今まではほとんどハッピーエンドでしたが、今回はちょっと変わっていました。とても考えさせられる内容で、この結末を子供に説明出来るのかが大切かな。興味本位でなんでもやってしまい、人間が手を出していい領域から出てしまった場合、最後はやってしまった本人がつけを払う、いや決断をしなければいけません。そのままゴマ化して続けることは出来ないんです。

 

 

それは辛いことだと思います。でもペットを飼うのと同じ。簡単に飼って飽きたから捨てるなんて絶対にやってはならないことです。一つの命ですよ。最後まで責任を取らなければいけません。もし最後まで飼えないなら一緒に死ぬくらいの覚悟で飼って欲しい。命を預かるってそれくらい凄い事なんだと子供にも分かって欲しいなと思いました。

 

クレヨンしんちゃん、今回は本当に大切なことを教えてくれたように思います。最後、私は動揺してしまい涙が出てしまいましたが、この結末は仕方のないことだし、こうならなければ生き物の理は壊れてしまいます。人間が手を出してはいけない領域に入ってはいけないし、命とは何かをよく考えるべき映画になっていたと思いました。

 

 

私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。ペットは家族だし最後まで責任を持つべきだけど、それが出来ない場合にはどうすべきなのか、それはよく考えなければいけないという内容だったと思います。ペットを飼っている方には響く内容なんじゃないかな。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」