「クワイエット・プレイス DAY 1」猫のフロドが主役かと思うほど活躍します。凄く面白いです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「クワイエット・プレイス DAY 1」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

猫のフロドとともにニューヨークに暮らすサミラ。ある日、突如として空から多数の隕石が降り注ぎ、周囲は一瞬にして阿鼻叫喚に包まれる。そして隕石とともに襲来した凶暴な“何か”が人々を無差別に襲い始める。サミラは路地裏に身を隠して息をひそめ、同じように逃げてきたエリックという男性とともにニューヨークからの脱出を計画するが。

というお話です。

 


 

末期癌患者のサムは、介助猫のフロドとともにニューヨーク市のホスピスで暮らしている。ある日、介護士のルーベンは、乗り気でないサムをマンハッタンへの観劇に同行するよう説得する。観劇中に避難をしろという命令が発令され、バスに乗って走り出すが、既に時遅く、隕石のような物体が街に衝突。そして、共に飛来した敵対的な地球外生物が人々を襲い始めるのに気づく。混乱の中、サムは意識を失う。

サムはフロドや他の生存者とともに劇場で目を覚ます。彼女は仲間の生存者アンリから音を立てないように合図を受ける。上空を飛ぶ軍用ヘリからのアナウンスで、救助が行われるまで静かに隠れるように、マンハッタン島を閉鎖するために橋を爆破するので離れるようにとの指示が出る。

軍は、怪物は泳げないのでボートで市の南側から一般人を避難させる準備をしていると発表。サムはフロドを連れて建物を出てハーレムへと向かう。そこに思い出の地があるのだ。放送を聞き、他の人々も建物を出て避難場所へと向かうが、些細な音でも感知する怪物が人々を襲い始めてしまう。パニックになった人々から逃れようとするがフロドとはぐれてしまう。



 

イギリスの法律学生のエリックは逃げる途中でフロドを見つけ、彼を追ってサムと出会う。サムはエリックに避難場所へ行くようにと言うが、ショックを受けているエリックは動けない。とりあえずサムの後に付いて彼女の自宅へと避難し、サムは鎮静剤を探すが見つからず、仕方なく痛みをこらえながら避難場所へと向かうことにする。しかし…。

後は、映画を観てくださいね。
 

この映画、面白かったです。既に前の2作品で地球がどういう状況になってしまったかは描かれているので敵は解っているのですが、どうやって始まったのかは、今回の映画で明らかになります。でも、まぁ、隕石が落ちてきて、それに敵がくっついていたのか、それとも敵が侵略するために隕石に似せたものに乗ってやってきたのかは解りません。

 

 

突然に落ちてきた隕石と怪物に襲われて、人々はパニックになります。そりゃ、そうですよ。音に反応していきなり襲うんですから。でも、人間を食べている様子はありませんでした。だから何のために来たのかは謎です。たまたま隕石に乗ってきたにしては数が多すぎるので、何か意図があると思います。

 

気になったのは、彼らが菌のような塊を食べていたことです。丸いきのこ”オニフスベ”みたいなのをパカッと割って、中の綿みたいなのをみんなで食べてるんです。きっと続編を作るためのネタを撒いたのだと思いますが、この件も解決はしていません。地球で自分たちの食べ物でも栽培しようとしてるのかしら。

 

今回の主人公は末期がんのサム(サミラ)。既に痛み止めで誤魔化すしかない状態で、言われていた余命は過ぎているようなセリフがありました。そんな身体の状態で怪物から逃げなければならず、介護猫フロドが一緒にいてくれるから何とか生きているという感じに見えました。猫のフロドはどこに行くにもサムと一緒で、信頼し合っているようでした。

 

 

そんなサムが逃げる途中に出会うのがエリックという学生です。とても良い子のようでしたが、ポスターなどの写真とは大違いで、怪物に立ち向かうとかそういう子ではありません。とても優しいので、サムの鎮痛剤を探しに行ってくれたりして、フロドも彼の事が気に入ったようでした。

 

この映画では、人間側がいかに音を立てずに移動するか、怪物をやり過ごすかというのが中心なので、始まってから常に緊張している状態で、ずっとドキドキハラハラが続きます。怪物は、人間のギリギリまで迫りますが、視力は殆ど無いようで、音がしなければ解らないんです。横をかすって移動していったりするのが、なんとも怖かったです。

 

そしてこの映画の一番の役者は猫のフロドかな。長い緊張の中で、猫だけが癒しというか、希望に見えるんです。途中で何度もサムとはぐれるのですが、必ず戻ってきて、彼女の元から離れません。フロドはサムを守らなければと思っていたんじゃないかな。あのフロドの顔がアップになると、本当に”助かるかも!”という気持ちになるんですよ。人間よりも主役と言って良かったかもしれません。

 

 

音に敏感な怪物が来た1日目なので、何の解決もしませんが、怪物に関して、いくつかは解ったことがありました。水に弱い、菌のようなモノを食べている、最初はマンハッタン島だけに落ちてきたらしいということです。でも、その後に世界中に広がったのかな。今後、続編が出来るのであれば、怪物を倒すことが出来るのかは解りませんが、怪物の生態は解明して欲しいな。意思の疎通は出来ないままの方が面白いけど。

 

内容は逃げるだけなんだけど、こんなにも面白いのかと思うほどよく出来ていました。私はこのシリーズの中では、一番面白かったんじゃないかなと思うほどです。この緊張感は素晴らしいし、サムを演じていたルピタ・ニョンゴさんが上手いんです。末期がんで明日にも死ぬという状態なのに、猫やエリックの為に必死で生きようと動く姿が印象的でした。

 

 

私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。私は好きです。気に入りました。猫のフロドが頑張っていたというのもあるかな。凄く綺麗な猫ちゃんです。美猫です。猫が好きな方は、このフロドを観るだけでも価値があると思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「クワイエット・プレイス DAY 1」