「HOW TO HAVE SEX」
を観ました。Fan’s Voiceさんの独占最速オンライン試写会が当たり観せていただきました。（@fansvoicejp）
ストーリーは、
タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行として、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせる。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが。
というお話です。
16歳のタラ、スカイ、エムの３人は、卒業旅行の締めくくりに、パーティーが盛んなギリシャ・クレタ島のリゾート地、マリアへ向かいます。エムは秋に獣医になる大学へ進学しますが、タラとスカイは、まだ将来を決めていません。彼女たちは人生最高の夏にするために、お酒を飲み、クラブで踊りまくり、セックスで楽しもうと思っています。3人の中でタラだけがバージンであり、2人に遅れを取っていると思いプレッシャーを感じています。
ホテルでプールが見える部屋を無理やりに取って貰った3人は。タラがバルコニーに出ると隣の部屋の客であるバジャーが声をかけてきます。最初は怪訝な顔をしていたタラですが、バジャーはイケメンで優しく、友人たちと一晩パーティーをしようと誘い、タラと2人も賛成します。
バジャーを狙っているスカイは、タラを彼から遠ざけるためにパーティーでタラがバージンであることを明かしパディと初体験したらとからかいます。怒るタラですが、誰もそんなこと気にしていないと言われそれ以上は言えなくなります。
バジャーと何となく上手く行きそうになるタラですが、パーティーのゲームで人前で性的な行為をしたバジャーを見て幻滅し、その場を離れると、パディが一緒に海に行こうと誘います。海辺でSEXを迫るパディを断れずに仕方なくSEXをします。しかしタラの望んだものではなく、タラは自分が簡単にしてしまった行為を悔やみ、ひとりで夜の街をさまよいます。後は、映画を観てくださいね。
この映画、とても考えさせられる内容でした。カンヌ国際映画祭で評価され、各地の映画祭でも話題になった作品です。私、洋画の青春映画とかで、主人公の女子がバージンを笑われて、夏のバカンスで知り合った男性と直ぐに恋に落ちてSEXをしてしまう展開にいつも違和感を感じていました。バカンスで出会ったような男が永遠に愛を誓えるような人間だとは思えないんですよねぇ。100歩譲って良い男だったとしたら、そんなにすぐにSEXして楽しもうとなんてしないと思うけどなぁ。
この映画で初めて、バカンスで女性が失敗しちゃったと後悔する内容を観たような気がします。確かにタラは自分だけバージンだからと焦ってはいたけど、無理やりにされるのを受け入れていた訳じゃないんですよ。最初は見栄で断れなかったけど受け入れてはいないんです。レイプですよね。そんなのってダメでしょ。許されないですよ。
よく二人で海辺に行ったならOKしたようなもんだとか、されても仕方ないという人がいるけど、そうじゃないでしょ。相手の同意があってこそのSEXですからね。どんな状況であれ、無理にするのは犯罪なんです。そういうところを映画やドラマなどではきれいごとに描くことが多いので、やっと現実的な内容が出てきたなと思いました。
大体、バージンだとなんでいけないんだよ。早くやったからって、何もイイ事なんて無いんだけど。早くヤレばヤルほど劣化も早くなるから、若いのにソコだけ年寄りと同じ状態になっちゃうんじゃないの？出来れば無駄遣いはせずに、好きな人とだけSEXはした方が良いと思うけど。数多くやった方がスゴイ的な事を言うバカな人間がいるけど、それだけ劣化してるってことだから、気を付けた方が良いですよ。そういう部分は大切にしないとね。
だから若い方々、人が偉そうにヤッたとかやらないとかって言っていても気にしないように。そんなもん、何の足しにもなりません。オバサンが言うんだから本当です。それにもし、ヤリたくなければ、ずっとやらなくても良いんですよ。一生処女だって、なんてことないんだから。そういう行為が気持ち悪いと感じる人だっているでしょ。本当は生物が子供を作るための行為だから、そんなことで喜んでいること事態がおかしいんです。子供を産まないなら行為をする必要も、本当は無いんですよ。
もし好きな人が出来て一緒にいたいと思って、子供が欲しくなったら望んですることでしょ。無理にするんじゃなくて、自分が望んですることなんです。その昔、私も若い頃はそういう事が解らずに、ただただSEXの数とか相手の数とかを競って騒ぐ時代があったのを知っています。色々な人がいました。でも、自分を安売りした人間はきっと後悔していると思います。幸せにはなって無いと思いますよ。
もっと自分を大切にしましょう。これは若い人でも年を取った人でも、自分を大切にしなかったら必ず後悔するし、後から自分に返ってくるんです。周りの噂や言動、行動などに流されず、自分の考えをしっかりと持って判断すべきです。自分以上に自分の事を思っている人なんていないんですから、嫌なことは嫌と断れば良いんです。
きっとこの映画のタラは、この旅行で大人になるということはどういうことなのか解ったんじゃないかな。子供のように周りに流されることがどんなにバカな事なのかを知ったと思います。きっとこれからは自分で考えて選択をしていく人生を歩んでいくのではないかと思いました。この事は後悔すると思うけど、この悔しさを跳ね返すくらい好きな人を見つけて、幸せになって欲しいなと思いました。
私はこの映画、超！お薦めしたいと思います。良い映画でした。とてもシンプルな内容で、誰が観ても理解出来て、考えさせられると思います。周りの言動に流されることの無意味さを感じられるんじゃないかな。正しい目を持ちましょう。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「HOW TO HAVE SEX」
