「チャレンジャーズ」3人の気持ちはきっと一緒なのに、素直に伝え合えないのは辛いですよね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「チャレンジャーズ」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

テニス選手のタシ・ダンカンは確かな実力と華やかな容姿でトッププレイヤーとして活躍していたが、試合中の怪我により選手生命を絶たれてしまう。選手としての未来を突然失ってしまったタシは、自分に好意を寄せる親友同士の若き男子テニス選手、パトリックとアートを同時に愛することに。そして、その“愛”は、彼女にとって新たな“ゲーム”の始まりだった。
というお話です。

 

 

2006年、パトリック・ツヴァイクとアート・ドナルドソンが全米オープンで男子ジュニアダブルスのタイトルを獲得。彼らはテニス界の新星タシ・ダンカンの試合を観戦し、彼女に夢中になる。パーティーで出会い、ホテルの部屋でタシとアート、パトリックは向き合いキスをするが、タシはそこを抜けて、明日の試合で勝った方に連絡先を教えると約束する。

翌日の決勝戦に買ったパトリックはタシと付き合い始めます。その後、パトリックはプロに転向し、タシとアートはスタンフォード大に進み、テニスを続けます。遠距離恋愛となったタシとパトリックはそれほど気にしていませんでしたが、アートから”パトリックは君を愛していない”と言われ少し気になり始める。



 

そしてパトリックのテニスにタシが口を出したことから口論になり、パトリックは試合を投げ出し、タシは試合で膝の靭帯を断裂してしまう。タシを心配して直ぐに戻ってきたパトリックにタシは出ていってと言い2人の仲は終わってしまう。タシの怪我は思ったよりも酷く、彼女の選手生命は絶たれてしまい、そんなタシを助けたのはアートだった。

2009年、タシはテニスのコーチとして活躍しており、そんなタシにアートがコーチを依頼し、付き合うことになる。2011年に二人は婚約し、アートもテニス選手として成功していた。一方、パトリックはプロとして下降気味であり、アトランタでタシと再会するが一夜だけで終わる。

 

 

2019年、タシとアートは娘にも恵まれ、アートはトップクラスのテニス選手として活躍していた。しかし年齢や怪我の影響もありグランドスラムは難しいのではと自信を失っていた。そんなアートを元気づける為にニューヨークで開かれるチャレンジャーイベントに参加するとそこにパトリックも参加していた。価値上ってきたパトリックとアートが対戦することになり…。後は、映画を観てくださいね。

 

少しネタバレと言われるかもしれませんが、この映画、どんどん年代が飛ぶので、年代ごとに並べてあらすじを書いて見ました。行ったり来たりすると、あれ?って思う事ありますよね。私もそうでした。なので、時間を追ってみました。

 

 

3人のテニスプレイヤーは、高校生の時に知り合い、既にテニスプレイヤーとして有名になっていたタシは、大きな試合に出ていたんです。そんなタシを、パトリックとアートが好きになり、という三角関係のお話ですが、ちょっとそこらの三角関係の恋愛映画とは違います。

 

タシが有名だったころ、パトリックとアートはまだダブルスでペアを組んで試合に出ていて、とても仲が良かったんです。そんな2人が同じ人を気に入り、付き合いたいと思ったことからお話が始まります。

 

 

まだ無邪気だった3人は一緒にベッドに入り、パトリックとアートが試合をして勝った方とタシが付き合うという約束をします。そしてマジで試合をするんです。そして勝ったパトリックとタシが付き合い始めるんです。

 

この頃は、まだ可愛い感じなんだけど、卒業して、タシとアートが大学に行き、パトリックだけプロテニスプレイヤーになるんです。プロとしての成績もよく、パトリックはちやほやされて浮気のし放題って感じになり、タシと喧嘩をしてしまい、その後すぐのテニスの試合で、タシは膝の靭帯を損傷してしまいます。精神的に試合に集中出来ていないと、こういう怪我が起きますよね。ホント、勝負事というのは調子が良い時でないと危なくて仕方がないです。

 

 

そして大人の3人の関係に移っていくんです。怪我をしたタシはテニスプレイヤーを続けられなくなり、新しいステージに移っていき、アートは大学を卒業してプロテニスプレイヤーとして成功していきます。反対にパトリックは段々と落ちていくんです。まるでシーソーゲームのように変わっていく3人の立場が面白かったなぁ。

 

人間って必ず良い時ばかりじゃないので、自分だけは先に成功したと思っても、後から追いこされてしまうとかってザラにあると思います。だから初心を忘れず、確実に1つ1つ上がって行く方が本当の成功を掴めるんですよね。一時売れて、やった!と思っていい気になっていたら、あっと言う間に潰されますから。ちやほやされても大谷選手のように地道に努力を続けることが大切なんです。

 

 

この映画の中では、アートがそういうタイプなんじゃないかなと思いました。タシは、パトリックもアートも、それぞれに良い部分があり、それが全て好きだったんじゃないかな。簡単に言うと、セットで好きだったんじゃないかなと思いました。そういうのってあるでしょ。すごくこの気持ち解るんです。1人だとバランスが悪いけど、2人揃うとピッタリくるってあるのよ。もう、そこには男女の関係とかそういうのを超越した”好き”=”愛”があるんです。素敵な3人でした。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。面白いし、テニスの試合には興奮するし、3人の愛には共感するし、気に入ったのですが、時間が飛んで行ったり来たりするのが、ちょっと面倒でした。でもこの並び方にしたからこそ、3人の愛が強調されたのかなとも思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「チャレンジャーズ」