「劇場版 おいしい給食
Road to イカメシ」
を観てきました。
ストーリーは、
1989年、冬。函館の忍川中学に転勤した甘利田幸男は、給食で”ある”メニューを味わうことを楽しみにしていたが、赴任から1年以上が経っても献立に登場することはなかった。相変わらず給食のために学校へ通う甘利田だが、忍川町では町長選挙を前に忍川中学が給食完食のモデル校に選定され、政治利用されようとしていた。
というお話です。
1989年、冬。中学教師・甘利田幸男は、北の地に降り立った。隠し持った真の目的は”アレ”を味わう事。だが赴任から一年以上経つもアレが献立に登場する事は無い。それでも待ち続ける甘利田は、相変わらず給食のために学校へ行き、食のライバル粒来ケンと毎日密かにしのぎを削っている。
一方、新米教師の比留川愛は甘利田に憧れを抱き、近くにいたいと願っていた。しかし父親から「日本にインターナショナルスクールを開校するから戻ってきて欲しい」という手紙が届き、父親の学校に行くか悩んでいた。
ある日、忍川中学が給食完食のモデル校に選定される。忍川町では町長選挙を前にして、政治利用されようとしていたのだ。町長の公約は「給食の食べ残しは悪だ、勿体ないを考えよう。」というものだった。不穏な空気を察知した甘利田は、おいしい給食を守るために立ち上がる!そんな中、”アレ”との頂上決戦の幕が上がろうとしていた。後は、映画を観てくださいね。
このシリーズ、面白いですよね。私、全作(TVシリーズと映画シリーズ)は観れていないのですが、ちゃんと理解出来て凄く笑えました。給食、懐かしいです。
でも、食べるの大変だったなぁ。私は身体が小さくて食べる量も少なかったので、全部食べれるまで残りなさいと言われた時は地獄でした。どちらかというと給食は好きではなかったです。給食というと、まず牛乳が1本ついてきて飲みきれないんです。お腹は壊すし最悪でした。パンもぱさぱさしていたし、麺の時はまだましだったけど、ご飯もおいしくなかったなぁ。あまり良い思い出が無いです。
この映画だと、給食が凄く美味しそうでみんな楽しく食べていて羨ましいと思いました。ストーブで牛乳を温めていたりしてたけど、あんなストーブ無かったよなぁ。いやいや、そもそも横浜市は小学校は給食だったけど、中学はお弁当だったんです。なので、こんな風に制服を着て、みんなで給食を食べた思い出なんて無いんですよ。なので、もちろん甘利田先生みたいに給食を美味しそうに食べる先生を見ることも無く育ってきたんです。
本当に甘利田先生は給食を美味しそうに食べますよねぇ。ちょっとルール違反したりするときもあるけど(そもそもルールがあるのか)、それでも美味しそうに食べれれば良しですよね。こんな先生がいたら生徒も見習って、給食を美味しく食べれそうですよね。映画の中でも、給食が苦手という男子がいましたが、終わる頃には美味しそうに食べれるようになっていましたもん。
そうそう甘利田先生が望んでいる”あれ”の給食ですが、映画のタイトルになっているのでイカメシって解りますよね。そう、イカメシなんです。給食にイカメシが出るなんてビックリしました。あんな食べにくいモノを給食に出すなんて、親から文句が出ないんですかね。うちの子はまだ箸の使い方が下手なので切って出してくださいとか言いそうです。ま、誰かは輪切りにしていましたが、分度器で切るのはいただけません。汚いのでやめましょう。
そんな事を書いていたら、イカメシが食べたくなってきちゃった。買ってこよっと。今は真空パックで売ってますもんね。チンすれば、温かいイカメシが食べられます。ビールに合うよねぇ。あ、給食だからビールはダメでしたね。そうすると、イカメシに牛乳かぁ。食べ合わせ悪そうですね。考えて欲しいです。
今回は町長選挙に学校給食が巻き込まれるというお話でした。給食の残飯問題を取り上げて、勿体ないので最後まで食べさせるようにというんです。中学だとまだ良いかもしれませんが、小学校でこれをやられると、1学年でも子供の大きさって全然違うんですよ。4月生まれの子と3月生まれの子じゃ1年も差があるので、食べる量も全然違います。それを同じように食べろというんだから拷問ですよ。美味しく食べれるわけがないじゃん。
甘利田先生は、おいしく食べられるように色々と気を配ってくれていて、給食目当ての教師というだけじゃないんだなということに気が付きました。良い先生ですよ。強烈だけどね。こんな先生がいてくれたら、給食が食べられなくても助けてくれそうで嬉しいけどな。
甘利田先生役の市原さん上手いですねぇ。少し前に舞台でイケメンっぷりが凄まじい市原侍を観てきたところだったので、違いすぎるぅ~って思ったけど、本当に面白かったです。何のかんの言いながらも、みんなで楽しく給食を食べている姿が何とも言えずに幸せそうで、こちらまで幸せになりました。
生徒の粒來くん、可愛かったぁ。給食で先生にライバル視されて困っているのかと思いきや、我が道を行く少年で次々と面白い食べ方を考案していて笑えました。それにお金持ちの息子なのか、その時期の流行りモノをいち早く買ってもらっているようで、ホッピングやローラースケートなどを学校に持ってきていて、こんなので遊んだなぁという懐かしさも感じられました。
有名な俳優さんがちょこっとづつ出演していたりして、色々と面白かったな。どこに行っても甘利田の心の声が観客に語り掛けてくれるので、この人とはこういう関係なんだーとか、自己中部分が隠れアスペルガーだよなぁと思いました。こだわりがあるって、良い先生だと思うんですけどね。
私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。素直に面白かったです。こんなに笑わせてくれるなんて、市原さん、コメディアンも出来ますね。(笑)ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。![]()
「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」













