「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」地球滅亡のカウントダウンが始まって…。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

入試に合格して亜衣や凛と同じ大学に通い始めた門出と凰蘭は、オカルト研究会に入ることに。一方、宇宙からの侵略者は東京各地で目撃され、自衛隊が駆除活動を繰り広げていた。上空の母艦からは煙が立ち上り、世界の終わりに向かってカウントダウンが始まるなか、凰蘭は不思議な少年・大葉に再び遭遇する。

というお話です。

 

 

入試に合格し、亜衣や凛と同じ大学に通うことになった門出と凰蘭。大学では竹本ふたば、田井沼マコトと意気投合、会長の尾城先輩がいるオカルト研究会に入部してキャンパスライフが始まった。

宇宙からの〈侵略者〉は東京のそこかしこで目撃され、自衛隊は無慈悲な駆除活動を粛々と実行していた。上空には、傾いて煙が立ち上る母艦が浮かんでいる。政府は母艦が落ち、人類滅亡の危機に陥ることを予測し、要人のみ宇宙に逃げる「箱舟」を建造していた。既に完成し、後はタイミングを観るだけだった。


一方、政府転覆を狙い〈侵略者〉狩りを続ける過激派グループ・青共闘も暗躍。リーダーの小比類巻は政府が隠している事実をマスコミを使って人々に知らせるべく、ジャーナリストの三浦を脅して現在の状況を世界に発信させることにする。

 


 

世界の終わりに向かうカウントダウンが刻まれる中、凰蘭は、またもあの不思議な少年・大葉に遭遇する。大場を匿う為に、門出の部屋で大場と凰蘭と一緒に生活を始める。そしてサークルの夏合宿で伊豆に一緒に行くことになる。平穏な伊豆で過ごす門出と凰蘭は東京の状況を知らないが、大葉は母艦が落ちることに気が付き、ひとりタケコプターで東京へ向かう。後は、映画を観てくださいね。

 

後章、やっと公開されました。私は原作を読んでいないのですが、原作とはラストが違うらしいと聞きました。また後編も重要な部分がネタバレ出来ないので、もやもや~んとした感想になってしまうかもしれませんが、ごめんなさい。

 

 

まず前章で明かされた、実は門出は小学生の時にいじめに遭い自殺をしていたという話。いやいや門出は生きてるじゃんということで、ということは、それを見た凰蘭が何かあるのではないかとなりますよね。そして凰蘭はシフター(次元を移動出来る存在)ということが明かされます。

 

そして後編では、凰蘭が門出を失いたくないという気持ちから、シフターとして門出が生きている現代に精神だけ移動してきたと言事が解るんです。そこで問題になるのが、凰蘭がシフターしてきた為に門出は死なず、侵略者の本星に侵略中止命令が連絡されなかったために、侵略者の母船がやって来ることになったということなんです。元々の原因は凰蘭じゃんってなるんだけど、まぁ、起きてしまったことは仕方がない。

 

 

地球滅亡の日が刻一刻と迫ってきます。すると政府要人などが「箱舟」という宇宙船を作って逃げるんです。これ酷いなぁと思ったけど、きっと今の政権ならやりかねないなと思いました。自分たちの事しか考えてないですもんね。国民を守ろうなんて言う気はさらさらないんです。

 

そんな地球になってしまったのは凰蘭のせいなんだけど、本人はそれをよく理解しておらず、全体を理解しているのは大葉だけだったと思います。そして大葉は世界を助けるために動き出すんです。侵略者なのに、人の心をよく理解してくれていたんです。

 

 

壮大なスケールのSFなのですが、キャラクターがギャグっぽいので、イマイチ壮大さが伝わりませんが、よく考えてみると凄いお話なんです。侵略者は、実は人間の前にこの星を統治していたらしく、自分たちが今住んでいる星から帰ってきたという状態らしいんです。でも、人間という新しい生き物がいたせいで厄介な事になったようでした。

 

なので、彼らから見れば、人間が侵略者なんです。自分たちの星を知らない生き物が占拠してるというような気持ちなのでしょう。難しいですよね。誰もが自分の立場でしかモノを見ないので、こういう状態になります。

 

 

気になったのが、侵略者が爆発する前に自分たちは捨てられたと言っていたことです。母星に助けを求めていたのに助けに来て貰えなかったからなのかな。そこがちょっと不思議でした。侵略しろといったのは母星ですよね。それなのに爆発するとなったら助けに来ないのはどうなんだろう。同胞を見捨てるなんて、酷い星だなと思いました。

 

あと、最後まで謎が明かされないままのものがいくつかあって、門出の父親が出ていってそれっきり帰って来なくなったというので、どこかで生きているのかどうなのかが描かれませんでした。あと「箱舟」は宇宙に出て、その後どうなったのか。そのまま戻って来るのだろうと思うけど、どうなのかしら。他にも巨大な指が出てきて、何かをまき散らそうとしたんだけど、結局、あれが何なのかは説明がありませんでした。

 

 

私の中では、いくつか他にも謎が残ったままで、原作を読めば解決するのかしら。でも、ラストは原作と違うらしいので、どうなっているのか、とても気になったのですが解らないんです。しかたないですね。寂しいなぁ。

 

結構、難しい設定になっているので、万人受けする作品ではないとは思いますが、私はとても楽しめました。前編で盛り上がってきた話を、次元移動した凰蘭が原因だと説明して、そんな凰蘭が大葉との出会いで世界を救うことになるということが描かれていて、面白かったです。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。のほほんとした大学生の生活と、世界滅亡という壮大なお話が平行線で描かれていて、とても楽しめたけど、もっと知りたいことがあるという感じでした。門出が死んじゃった世界に残っている凰蘭はどうしているのかな。本当はそっちがオリジナルの凰蘭なんですよね。うーん、ま、いっか。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」