【イタリア映画祭】「ヴォラーレ」娘が留学するというのに飛行機が怖くて一緒に行けないアンナは…。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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【イタリア映画祭2024】

 

「ヴォラーレ」

 

(7作目)

を観てきました。

 

ストーリーは、

イタリアのテレビシリーズで有名な女優アンナ・ベッティーニは、韓国での撮影のために飛行機に乗ったのだが、あまりの怖さに大騒ぎをして降りてしまう。実は飛行機恐怖症のため、どうしても海外作品に出演することが出来ないのだ。

今回は韓国映画出演の絶好のチャンスだったのだが、ギリギリで乗ることが出来なかった。アンナのエージェントであるマリオリーナが直ぐに手を打ち、アンナの父親の具合が悪いと嘘をついて韓国の有名監督をなだめ、代わりにエレナ・ソフィア・リッチを代役に押したのだった。



 

同じ日、アンナの娘・セリーナがスタンフォード大学受かったという連絡が届く。大切な娘と離れたくないと思っているアンナには衝撃的な知らせでした。アンナはセリーナに一緒に行って欲しいかと聞くと、来てくれたら嬉しいとの返答が。

しかし飛行機恐怖症が治らない限り娘と一緒にアメリカへ行くことが出来ない。別れた父親は一緒にという。どうしても許せないと思ったアンナは、飛行機恐怖症を克服するための航空会社のセミナーに参加することに。セミナー参加者は飛行機恐怖症で飛行機に乗ることが出来ない人ばかり。ベテランパイロットと心理学者があの手この手で飛行機の恐怖を取り除こうとするのだが…。後は、映画を観てくださいね。


 

とっても笑えるコメディ映画でした。軽いイタリアンコメディって感じかしら。頭を使わなくてよいのでとても楽に観ることが出来ました。監督は、主演も務めているマルゲリータ・ブイです。初監督作品だそうです。彼女は、日本で今年公開される作品にも沢山出演していて、イタリアの人気女優ですよね。そんな彼女が映画の監督までして、こんなにめちゃくちゃするなんて楽しいですねぇ。

 

マルゲリータ・ブイと言ったら、社会ドラマや歴史映画など、真面目な映画の方が印象に残っていますが、こんなに楽しそうな映画を作るんですね。はっきり言って、ストーリーはどこかで観たような、聞いたようなお話なんです。ひねりは全くありません。なのでそれをマルゲリータさんと周りの俳優たちの力で無理無理に派手に楽しくしている感はありました。

 

 

でも、難しい映画ばっかりやってたら頭が疲れますよね。この映画は本当に頭を使いません。そうだなー、ちょっと寝てたくらいなら、全然理解出来るって感じかしら。飛行機恐怖症の人たちが克服しようとして何となく仲良くなっていくというお話で、その仲間たちが、ちゃんと後押しをしてくれるんです。まぁ、ベタな話なんだけど、それがイイのよ。

 

このアンナ・ベッティーニは、なんとTVドラマシリーズで主役をしていて、たしか軍の弁護士だったか検事だったかそんな役で人気らしいのですが、シーズン4までして、今度は5をやろうと言われているけどやりたくないと言っているんです。でも、飛行機に乗れないから海外の仕事が受けられず、イタリア国内の人気ドラマに出るしかないという状況で、映画の中でシーズン5を撮影し、次は6をやろうと言われてしまうという、なんか、どっかで聞いたことがあるような話になっていました。笑えましたけどね。


 

そうそう飛行機克服会で出会う人たちが面白かったです。アンナのファンだという女性も楽しかったなぁ。この人の行動って、ファンにありがちだよなぁというような行動でした。いきなり演じているキャラに対して話かけるみたいなのって嫌ですよねぇ。だって、本人は演じているだけでその人物じゃないんですから。なんかファンあるあるでした。

 

映画の内容がストレートなので、面白かった以外の感想が出てこないんですよ。だって、楽しいけど内容が無いんですもん。でも、それが良いんだと思います。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。難しいことを考えず、軽く楽しむ映画として観て欲しいかな。デートとかには最適かもしれません。微妙なラブシーンや別れるって話もないし、ただ笑える作品なので良いんじゃないかな。日本公開は決まっていませんが、なのか他の映画と一緒に入ってこないかなぁ。もし、公開されたら、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ヴォラーレ」