【横浜フランス映画祭2024】「BATIMENT5 バティモン5 望まれざる者」明日の日本です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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横浜フランス映画祭2024

 

「BATIMENT5 バティモン5
望まれざる者」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

労働者階級の移民の人々が多く暮らすパリ郊外の一画・通称「バティモン5」では、再開発のため、老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められていた。そんな中、前任者の急逝により臨時市長に就任したピエールは、自身の信念のもと、バティモン5の復興と治安を改善する政策を強行することに。住民たちはその横暴なやり方に猛反発し、ケアスタッフのアビーらを中心とする住民側と、市長を中心とする行政側が、ある事件をきっかけについに衝突。やがて激しい抗争へと発展していく。

というお話です。

 

 

パリ郊外(バンリュー)。ここに立ち並ぶいくつもの団地には労働者階級の移民家族たちが 多く暮らしている。再開発計画があるこのエリアの一画=バティモン5では、老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められていた。


市長の急逝で、臨時市長となった小児科医のピエールは、汚職を追及されていた前任とは異なり、クリーンな政治活動を行う若き政治家だ。居住棟エリアの復興と治安改善を政策にかかげ、理想に燃えていた。

 

 

一方、バティモン5の住人で移民たちのケアスタッフとして働くマリにルーツを持つフランス人女性アビーは、行政の怠慢な対応に苦しむ住人たちの助けになりたいと考えている。友人ブラズの手を借りながら、住民たちが抱える問題に向き合う日々を送っていた。


日頃から行政と住民との間には大きな溝があったが、ある事件をきっかけに両者の衝突は激化することになる。バティモン5の治安改善のために強硬な手段をとる市長ピエールと、理不尽に追い込まれる住民たちを先導するアビー、その両者間の均衡は崩れ去り、激しい抗争へと発展していく。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、問題作です。きっと作られた方たちやこれから観る方たちは、住民が可哀そうだという思いになると思うのですが、私は実は市長側に付きたいと思った一人です。これ、今段々と日本で起きている問題と同じなんです。日本でも、埼玉の方でクルド人の方が沢山住んでいて、クルド人の立法でやりたいというような行動を始めていますよね。土葬にしたいとかなんとか。それは許されないんです。ここは日本なんですから。

 

この映画でも、バティモン5には移民の方々が住んでいるんです。戦争などで逃げてきた移民ではなく、仕事が無くてひと昔前に密入国したりした人たちです。既に在仏2世とか3世になっているようでした。そんな彼らが住んでいるアパートは、既に築何十年となりボロボロで作り変えなければなりません。なので退去をお願いしているのですが出ていかず、1つの部屋に何家族も住んでいる始末。規則は守らないし、勝手に商売をしたりしています。

 

 

これはダメでしょ。アパートを建ててからほどんどメンテナンスをしないで50年以上好き勝手に使っていれば、そりゃ、ヒビが入って劣化しますよ。構造躯体にヒビが入ったら致命的ですからね。通常は10年に一度は外壁など全体のメンテナンスをしなければいけません。それをやれば100年ほどは持つんです。ロサンゼルスにも高層アパートがあるけど100年以上のものが結構あります。それはメンテナンスをしているからです。

 

それをさせないで勝手に住んで、文句を言うのは間違っています。まして1つの部屋に何家族も住むなんて、荷重考えてないでしょ。それに部屋を改造してレストランをしてたりしたら、もう、本当にダメダメです。この人たち、最悪だと思いました。

 

 

日頃から行政のいうことに従って、1部屋には1家族として、レストランなど火気使用はしない、管理費を払って10年に一度はメンテナンスをするなど、ルールを守らなければ住む資格はありません。それなのに勝手に文句を言うばかり。ルールを守らないから行政も、これは許してあげようという気持ちにならないんです。だって、アパートの敷地内に廃品置場を作って、そこで商売もしているんですよ。もー、めちゃくちゃでしょ。廃棄物の中には人体に影響を及ぼす廃液などもあるんです。

 

住民のアビー側が言うには、大家族で住むのが自分たちの民族だというようなことを話していましたが、フランスに来たのだから、フランスのルールに従うべきでしょ。ルールを守らないから受け入れられないんです。大家族で住むようなアパートの作りにはしていないので核家族で住んでください。それが無理なら、自分の国に帰るべきです。

 

 

彼女たちはフランスで生まれたのだからフランス人と思うだろうけど、それならフランスの教育を受けて、フランスのルールを守りましょうよ。「郷に入っては郷に従え」というでしょ。人の国に来て、自分の国の常識を振りかざしても誰も聞いてくれません。

 

では、なぜ自国に帰らないのか。自国では仕事もないし、生きていけないからでしょ。自分たちで自国を発展させようという気持ちは一切ないんですよね。モノがあるところでそこの恩恵で働いてお金を稼ぎたいということなんです。そろそろフランスもいい加減にトサカに来てるんじゃないの?だから、今、フランスも荒れているんじゃないのかなと思っています。

 

 

日本もそうならない内にルールを徹底して好き勝手やられないように取り締まるべきでしょ。移民だって税金払ってるんだから言う権利があるという人がいるけど、日本国民は全員税金払ってるんですよ。その上でルールを守っているの。舐めたこと言ってんじゃないっつーの。

 

はぁ~、つい日本の事を書いちゃったけど、話を戻して、この映画、どちらの側で観るかによって、まったく違う側面が見えてきます。確かに移民の方々は冷遇されているし、酷い仕打ちも受けるけど、じゃぁ、その前に何をしていたんですかというと、ルールを守らず治安悪化させているんです。飲食店をやりたいと言っても、消防法や衛生法など沢山の許可が必要だし、簡単にガスコンロで鍋を温めるだけだからという訳にはいかないんです。

 

 

この認識の違いというのは、知識の違いだと思うんです。異国で働きたいと思ったら、それなりの知識を身に着けて、言語を勉強すべきです。民族の問題ではなく、知識が無いことが冷遇されてしまう理由だと思います。なぜ、それに気が付かないのかな。考えさせられる映画でした。

 

そうそう、最後に一つ。映画の最初に”アパートの爆破解体”があり、その衝撃で市長が心臓発作を起こして亡くなるのですが、あの大きさのアパートを爆破解体するのにあんなに近くで見ていたら、そりゃ被害が出るでしょ。あの倍以上は離れないと危ないって建築屋なら判るでしょ。何やってんの!と怒った私でした。

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。凄く考えさせられて、今の日本の未来がそこにあるような気がしました。人手不足だからと言って、何でもかんでも海外の人を受け入れていたら、大変なことになります。良く考えて欲しいと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「BATIMENT5 バティモン5 望まれざる者」