「ポーカー・フェイス 裏切りのカード」
を観てきました。
ストーリーは、
オンラインポーカーゲームの開発で成功をおさめたジェイクは、疎遠だった幼なじみたちを自宅に招待し、大金を賭けたポーカーゲームを提案する。最初のうちは昔話に花を咲かせていたが、いつしか冷や汗が流れ始め、発熱と吐き気に襲われていく。そんな彼らにジェイクは毒を盛ったことを告白。ジェイクは彼らが秘密にしていた真実を語って欲しかったのだ。そこへ想定外の侵入者まで現れ、事態は思わぬ方向へ。
というお話です。
オンライン・ポーカーゲームの開発で莫大な富を得た億万長者ジェイク。ある美術館で絵を鑑賞中に話しかけられ、”貴方をモデルにして絵を描いてもよいですか”と言われる。人物画のコンテストがあるらしい。ジェイクはOKをするが、観に来て欲しいという彼女にそれは無理だと思うと告げる。
ジェイクは子供の頃のことを思い出していた。仲の良いドリューと水辺で遊んでいるとポーカーをやろうと言ってきた奴がいる。ジェイクは彼らとゲームをし仲良くなるが、彼らの兄がやってきて嫌がらせをするのでポーカーで兄を負かして逃げた。その時から彼らと親友となったが、長らく疎遠になっている。
ジェイクはその長らく疎遠だった幼なじみを自身の邸宅に招待し、大金を懸けたポーカーゲームを開催しようと提案する。久しぶりに集まった彼らは、昔話に花を咲かせていたが、いつしか冷や汗が流れ出し、発熱と吐き気に襲われてしまう。そこでジェイクは彼らにこう告げるのだった「毒を盛った」と。
段々と見えてくる彼らの秘密とジェイクの関係。そこに予定外の侵入者まで現れ、事態は収拾不可能なパニックに陥っていく。
後は、映画を観てくださいね。
ラッセル・クロウが主演・監督を務めた作品です。うーん、ちょっとストーリーの展開が悪いかなぁ。懐かしい友達を集めたのは解るけど”そんな理由なの??”という感じで、その上、突然の不法侵入者がまるで昔を繰り返しているようなことになっていて、いくら何でもそれは無いんじゃないの?という気持ちになりました。
一つ一つのエピソードは、そんなに悪くはないんです。子供の頃に知り合って、今は疎遠だけど連絡をすれば集まってくるという良い友達ですよね。ここら辺はスタンドバイミーっぽいんです。
その後に、ジェイクがオンラインゲームを開発して成功するんだけど、友達とポーカーをやっていたおかげだと思い、彼らにもその恩恵を分けるんです。そこからちょっとおかしくなっちゃったんじゃないかな。人間って自分でお金を稼がないと大切さが解らないから、いきなり大金を手にしてしまうとダメになっちゃうんだろうなと思いました。
その時、ジェイクは嫌な思いをしただろうけど、それでも彼らは友達だと考えていたんだと思います。何があっても助けてやろうと思っていたんだと思うんです。でも、ジェイクに”ある事”が起きて、いつまでも助けることは出来なくなり、それなら今出来ることをと思って、今回の行動に出たんだと思うんです。
でも、毒を盛るのはちょっとどうかなぁ。あまり意味が無いような気がしたけど。でも、命の大切さは解ったかもしれませんね。行き当たりばったりで流されて生きてきた彼らに、ジェイクは、ここで命のことを考えて堅実に生きて欲しいと思ったのかもしれません。
観終わって考えたんだけど、ジェイクが一番損しているような気がしたなぁ。ゲーム開発で儲けたけど、それは彼に才能があったからだし、誰のおかげでもないのに、何故かみんなに分け与えたでしょ。それからも気分が悪くなるようなことを友達にされても我慢して、何も言わなかったんです。そしてジェイクにだけ起こったある出来事も納得がいかなかったな。可愛そうです。
それでもジェイクは友達の為に色々と手をまわして考えて、彼らが命を大切に思ってくれるような作戦を立てたんだと思いました。毒を飲まされたら、そりゃ、命は大切なのにと思わざるを得ないですよ。慌ててました。
そんな良い話の途中で、どーでもイイ悪い奴らが不法侵入してきます。ジェイクの家にある有名絵画を盗もうとしたらしいのですが、まぁ、酷い強盗でした。ネタバレ出来ないけど、ほっんとに嫌な奴ってこういう人たちにことだよなぁと思います。
そんなこんなでお話は進んでいきますが、どーもそれぞれのエピソードがバラバラで、話は続いているでしょと見せていくのですが、やっぱり上手く繋がってないんです。色々な話を詰め込みすぎたんじゃないかな。確かに彼らの子供の頃の話につながっているんだけど、つながってりゃ良いという時代ではありません、
この映画、捉えどころのない映画というように観えてしまいました。それでも私はこの映画、お薦めしたいと思います。やっぱりラッセル・クロウが出てくると、何か起こりそうと楽しくなっちゃうので、キャラクターで楽しんで欲しいなと思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ポーカー・フェイス 裏切りのカード」