「ARGYLLE アーガイル」小説の中のスパイと現実のスパイ。彼女を助けるのはどちらのスパイ? | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ARGYLLE アーガイル」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

謎のスパイ組織の正体に迫る凄腕エージェント・アーガイルの活躍を描いたベストセラー小説「アーガイル」の作者エリー・コンウェイは、愛猫アルフィーと実家に帰るために列車に乗っていた。何故か襲われてエイダンと名乗るスパイに助けられる。やがて、エリーの小説が偶然にも現実のスパイ組織の行動を言い当てていたことが判明する。エリーの空想のはずだった世界と、命を狙われる現実との境界線が曖昧になっていく。

というお話です。

 

 

凄腕エージェントのアーガイルが、謎のスパイ組織の正体に迫る大人気小説「アーガイル」。ハードなシリーズの作者エリー・コンウェイの素顔は、自宅で愛猫のアルフィーと過ごすのが至福の時という平和主義だ。4巻の発売をしてイベントを終えたばかりだが、既に5巻の執筆が進み、初稿は出来ていた。母親に読んで貰うとラストが良くないと言われ、母親のアドバイスを貰うために猫のアルフィーを連れて実家に帰ることに。

 

実家に向かう列車の中で、突然に知らない男が前の席に座ってしまう。コミュ障のエリーはそこは困りますとどかそうとするが、どうしてもどいてくれない。そしてサインを求めてきたファンと突然に乱闘になってしまう。え?と思っていると、男は、君はスパイに狙われているという。

 

 

何故私が?と言うと、新作の物語が実在するスパイ組織の活動とまさかの一致で、エリーは預言者と思われているらしい。そしてエリーの前に現れた男はスパイ・エイダン。猫アレルギーだ。エリーを狙う謎の組織と敵対しているスパイでエリーを守ってくれるらしい。出会うはずのなかった二人と一匹の危険なミッションの行方は。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、面白かったぁ~!予想出来るような展開ではあるのですが、エリーがあまりにも普通のオバサンに見えているので、予想の展開は無いかなぁと思わせるんです。だからエイダンが助けてくれた時、本当に普通の人で預言者なのかもしれないって思っちゃいました。あ、これ、ネタバレになっちゃうのかな。ごめんなさい。でも、確かに預言者ではあるのかな。先の物語は預言になるのだから、書いた通りになるのなら預言していると言えるのかもしれないなぁ。

 

 

エイダンは敏腕スパイなんだけど猫アレルギーで、エリーが連れている猫のアルフィーが苦手です。でもエリーを助け出すともれなくアルフィーが付いてくるので仕方なく猫も連れて組織から逃げます。なんたって、エイダン役をサム・ロックウェルが演じているってところで、コメディだって解るでしょ。もう、大笑い出来る映画なんです。

 

エリーを助けつつ、エリーが小説に書いていた謎の組織の悪事の証拠となる書類を手に入れなければならず、エイダンとエリーの二人で旅を続けていきます。エリーがどこまでもヘタレで、この二人どうなっちゃうんだろうと思い始めると、段々と本当のことが解ってきます。その辺りが面白いですよぉ。

 

 

もー、スパイ映画って書けないことだらけで感想が書けないですよねぇ。こんなに言えないことがあるなんて、マジで辛いです。まぁ、CMを観ると既にネタバレしてるんだけどね。映っちゃっているし、言っちゃってますもん。(笑)

 

エリーは人気小説家として活躍していますが、どーも何かの事故に遭った後に以前の仕事を止めて小説を書き始めたようでした。それまで自分の中に貯めていたアイディアを本にしたようです。もちろん家族の支えもあり、成功したのだと思います。でも、それが本当に彼女が望んだことなのか。ここが問題になるんですけどね。

 

 

映画は、エリーの小説の部分とエリー自身の逃げる部分に分かれていて、小説のアーガイルはカッコイイイケメンでヘンリー・カビルが演じています。それこそジェームズ・ボンドのようで完璧なスパイ、そして彼の相棒のワイアットはジョン・シナが演じています。完璧なスパイコンビ。

 

その一方、エリーとエイダンのコンビはお世辞にもカッコイイとはいえず、ちょっとエリーは身体が重そうで素早い動きは無理なんじゃないかなと思わせ、その上猫連れなので、どう見ても勝てるスパイじゃないよねぇと思わせておいて、これが恐ろしいほど強くなっていきます。何故、強くなるかは映画で確認してください。アーガイルコンビに負けないくらいのスパイになっていきます。

 

 

このドタバタコンビが何故強くなり、謎の組織の脅威になっていくのか、そこがこの映画の面白いところです。私はスケートでの戦いの場面が最高でした。あり得ない戦い方なんだけど、それをやっちゃうところがコメディよね。普通のスパイ映画でやったら怒られるレベルです。楽しかったなぁ。こういうお遊びが好きだなぁ。

 

エリーの頭の中がぐちゃぐちゃになっていくので、観ているこちらもぐちゃぐちゃになって、誰も信じられなくなるんです。誰が味方で誰が敵なのか、全く解らなくなるんだけど、何度もどんでん返しがあり、正しい道を見つけます。ちゃんとハッピーになるので、安心して観ていただいて良いと思います。もちろんスッキリもしますよ。

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。面白かったです。エリー役のブライス・ダラス・ハワードが以前よりも随分とぽっちゃりしていて驚きましたが、可愛かったです。軽く観れる楽しい映画ですので、ご家族や恋人と一緒に観るのに最適です。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ARGYLLE アーガイル」