「マダム・ウェブ」ミステリーサスペンスではないけどそれなりに楽しめました。続編はどうかなぁ~。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「マダム・ウェブ」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

ニューヨークで救命士として働くキャシー・ウェブは、生死の境をさまよう事故にあった後、未来を予知する能力を手にする。突如覚醒した能力に戸惑うキャシーだったが、ある時、偶然出会った3人の少女が、黒いマスクとスーツに身を包んだ謎の男に殺される悪夢のような未来を見たことから、図らずもその男から少女たちを守ることになる。

というお話です。

 

 

ニューヨーク。救急救命士として働くキャシー・ウェブは、一人でも多くの命を救うため日々奮闘していた。ある時、救命活動中に生死を彷徨う大事故に巻き込まれてしまう。 車の中に閉じ込められ水の中に転落したのだった。3分ほど心停止した後に息を吹き返したキャシー。強い心的外傷を受けたキャシーはその時からデジャブのような奇妙な体験を重ねるのだった。 

自分に何が起きているのか戸惑うキャシーだったが、自分の意志でデジャブが起きることは無く突然に起こるので、誰かに相談する訳にもいかず、元々、人との関わりを最小限にしていたキャシーはもっと孤独になってしまう。



 

そんな時地下鉄に乗るとデジャブが起き始め、隣の車両から歩いてきた男性が3人の少女を襲い始める。驚いたキャシーだったが、ふと気づくとデジャブだったようで何も起こっていない、しかし車両に先ほど見た男が乗り込んできたことに気が付いたキャシーは、すぐに少女たちを連れて地下鉄を降りることに。

さっきキャシーが見た惨劇は、それが未来に起きる出来事だと確信し、少女たちを助けることを決意。未来が見えるという不思議な力を使い何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる。男の目的は一体?なぜ執拗に少女たちを追うのか?やがて明らかになる、少女たちの“使命”とキャシーの能力の秘密。少女たちを守る先に、彼女が救うことになる“未来”の正体とは。後は、映画を観てくださいね。

 

 

初日の祝日に観に行きました。まぁまぁ混んでいたかな。マーベルの新作、楽しみにしていましたが、うーん、内容はまぁまぁかなぁ。スパイダーマンのスピンオフ、マダム・ウェブの始動を描いているんですが、まだまだ活躍する前なのでそんなにアクションが観れることはありませんでした。

 

まず、マダム・ウェブ=キャシーの母親の時代から始まります。1973年のペルーに、母親のコンスタンスは蜘蛛を採取に行きます。特殊な能力を持つ蜘蛛で、彼女はどうしてもその蜘蛛を手に入れなければならない理由があったんです。妊娠していて臨月を迎えているのに、それでも蜘蛛の採取に行くというのだから、どれだけ重要だったか解るでしょ。

 

 

そして蜘蛛の採取に成功するんだけど、調査隊の一員であるエゼキエルがコンスタンスを裏切り、自分の欲のために蜘蛛を独り占めし、キャシーを刺して去っていきます。瀕死のコンスタンスを森林に棲む人々が助け、彼らの棲む湖で子供が誕生します。でも、彼女は怪我が元で亡くなってしまい、子供のキャシーだけ生き残ります。

 

そして2003年にキャシーは救命救急の仕事中に生死をさまよう大事故に巻き込まれますが、3分心停止し、復活します。その時から何故か未来が解るようになり随分と戸惑います。そりゃそうよね。夢だと思っていたことが現実に起こっていくんですから。そして3人の少女が殺される場面を見てしまうんです。

 

 

そこから話がやっと展開していき、キャシーの過去に何があったのか、母親は何故亡くなったのか、そして未来が見えるような特殊能力は何故身についているのかが解っていきます。でも、3人の少女が蜘蛛のヒーローになり、エゼキエルを殺しに行く未来の意味が解りません。だって3人の少女は、今は何の力もないんですから。ということは、キャシーが助けたことによって、3人の少女に特殊能力が付いていくってことよね。

 

そして2003年の出来事だから、このマダム・ウェブと絡むのはサム・ライミ版のスパイダーマン(トビー・マグワイア)なのかなとも思いますが、すぐに活動しないのならアメイジング(アンドリュー版)でもノーウェイ(トム版)でも行けるのかなと思います。たしか原作だと車いすの老女らしいので、それならトム版もあり得るのかな。エゼキエルは原作ではスパイダーマンの味方となるようですが、マダム・ウェブとスパイダーマンの絡みにかかわってくるのかは解りません。

 

 

ミステリーサスペンスという触れ込みでしたが、何がミステリーでサスペンスなのかは解りませんでした。何もミステリーじゃないし、サスペンスでもなかったですよ。だって、敵は黒い男でエゼキエルというのは解っていたし、ミステリーといえば森林の人々かしら。でも何も明かされませんから。追ってくるのは解っているし、何故というと未来のせいでってことでしょ。未来に起こす事と言われても、ピンとこないよね。

 

このエゼキエルも、未来に自分を殺すからそれを止めるために3人の少女を殺すというのっておかしいでしょ。まだ起きていないことなんだから、3人に未来に起こることを教えて止めればいいだけでしょ。やっちゃダメですよって言えばいいだけなのよ。だって、マダム・ウェブだって未来を変えているんだから、エゼキエルだって出来るでしょ。未来は絶対じゃないんです。

 

 

こういうアクションのみの映画だと、どうしても頭脳部分が欠落していて、ただ戦う理由づけをして殺しあうという話になっちゃっているのでがっかりするんです。もう少し頭を使って未来を回避する手立てを考えれば良いでしょ。このエゼキエルは悪人だけど、原作ではもう少し良い人みたいですよね。

 

うーん、面白くない訳ではないけど、どーも話が陳腐なのと、主演のダコタ・ジョンソンさんの演技が最初の方で棒みたいなんです。もう少し、何とかならなかったのかなぁ。マダム・ウェブとしてこれから活動していくとなると、きっと3人の少女を導いていく存在となるだろうから、もう少し重圧な感じの存在になって欲しいなぁ。

 

今回の映画が当たれば続編もあり得るのかしら。あまりウケそうな内容ではありませんでしたが、マーベルの新作としてガチャガチャするのは、まぁ、面白いかもしれませんね。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。凄く面白いとは言えないけど、殴ったり、武器を使って倒したりという場面が無いので、ちょっと新しいような気がして楽しめました。そろそろアクション映画で戦ってピンチになって復活するというパターンから抜け出そうとマーベルもしているのかな。そこは好感が持てました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

 

 

「マダム・ウェブ」