「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」
を観てきました。
ストーリーは、
弟が謎の失踪を遂げ、悲しい記憶から立ち直れずにいる青年マイク。妹アビーと暮らすために仕事を探す彼は、廃墟となったレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として働くことに。簡単な仕事のはずだったが店内に飾られたマスコットたちが目を光らせながら動き出し…。
というお話です。
かつては大盛況だったピザ屋兼家族向け娯楽施設「フレディ・ファズベアズ・ピザ」。現在は廃墟となっていたが人が入らないように警備員は配置されていた。ある日、夜間警備員が建物から逃げ出そうとするが、何かに捕らえられて拷問器具に縛り付けられ殺害される。
ショッピングモールの警備員マイク・シュミットは、少年が男に引っ張られていくのを観て誘拐犯だと思い暴行するが、実は父親だった事が解り解雇されてしまう。仕方なく職業紹介所に行くとマイクの担当のスティーブ・ラグランは君のキャリアでは良い仕事と呼べるものは無いが夜勤の警備ならあると言う。しかし妹アビーの面倒を見るために夜は家を空けられないと言って断ってしまう。
マイクは12歳の時に弟が誘拐されて見つからず、その後母親が亡くなり、父親も立ち直れずに亡くなってしまった。残ったマイクと妹アビーは二人で生活をしているがアビーは発達障害があり、マイク一人では養えないのではと叔母のジェーンがアビーの親権を渡すようにマイクに話していた。
しかしマイクは叔母ジェーンの目的がアビーを助ける事ではなく、彼女に対して国から出る補助が欲しいだけだと知っていた。アビーもジェーンを嫌っており、マイクはアビーを引き渡す気など全く無かったが無職のままではアビーとは暮らせなくなってしまう。
仕方なく夜勤の警備員の仕事を引き受けたマイクは、その日の夜からフレディの警備にはいるが、何か様子がおかしい事に気がつく。そして後日、アビーのシッターが見つからず、フレディにアビーも連れて行くことになり…。後は、映画を観てくださいね。
廃墟となった娯楽施設のマスコットたちが動き出すというお話です。大型のマスコットたちで、見た目がとっても不気味なんです。こんなかわいくないマスコットでお店が流行っていたというのに驚くけど、アメリカって色々なキャラクターがあるけどビジュアルが不気味ですよね。機関車トーマスやスポンジボブって人気だけど顔が不気味なんですもん。
主人公のマイクは子供のころに弟が目の前で誘拐されて、その時からトラウマになっているんです。弟はそのまま帰ってこず行方不明のまま。そのせいで仕事もうまくいかず、妹と二人で暮らすのに苦労していました。そしてやっと見つかった仕事が、この廃墟の警備員なんです。
でも夜勤なので妹の面倒を誰かに見てもらわなければならず、その上、補助金目当てで妹を引き取りたいという叔母まで現れて、マイクは辛い立場に追い込まれて行きます。こんなに辛いのは弟を誘拐された時のことを全て思い出せないせいだと思い込んで、当時の状況を夢の中で思い出せるようにと、警備の途中で眠りに入り夢を見るんです。
夜勤の警備中に寝ていていいのかと私も不安になりましたが、問題になっていないようでした。まぁ、勝手にマスコットが動いているだけだし何てことないもんね。そんな所に警察官のヴァネッサが現れ、段々と仲良くなっていきます。それまではマスコットたちはマイクに攻撃することは無かったんですよ。でも、ある日、アビーを見てくれる人が見つからずに仕方なく職場に連れて行った時からマスコットたちがマイクとアビーに興味を持ち始めます。
妹のアビーですが、知的障害ではないけど少し自閉症気味で見えない友達がいたりするんです。なのでマスコットたちとも仲良くなるんだけど、それがヤバい事になる引き金を引いてしまっているんです。仲良くなっちゃダメなのよぉ。で、彼らの仲間に引き入れられそうになるんだけどね。
この不気味なマスコットたち、機械仕掛けではあるんだけど実はこの娯楽施設で何人もの子供が行方不明となり、その子供たちの影響を受けているんです。そして、何故子供たちが行方不明にならなければならなかったのか。誰が子供たちを誘拐したのか。そしてマイクの弟は誰が誘拐したのか。全てが繋がっていくんだけど、その辺りがイマイチ納得出来ませんでした。
だって、弟はキャンプ場で誘拐されたように見えたけど、どうしてこの娯楽施設と関係あるの?わざわざマイクの弟を誘拐する為にキャンプ場まで付いて行ったのか、それともたまたまこの娯楽施設の近くにキャンプ場があったのか。なんだか、位置関係がよく解らず、あれ?と思いました。
ストーリーが私にはイマイチ理解が出来ず、ツッコミどころ満載のまま終わってしまいました。色々とやりたかったんだろうけど、弟の誘拐、妹の障がい、叔母の嫌がらせ、マイク自身の心の闇、お金の問題などなど、色々と解決しなければならないことが沢山あって、それをお話の中で綺麗にまとめようとしたんだろうけど、全くまとまらなかったなぁという感じなんです。内容を入れ込みすぎちゃったのかな。
叔母さんの存在は無くしちゃっても良かったんじゃないの?まぁ、彼女がいたからマスコットたちが恐ろしい存在だということが解ったんだけど、他の原因でいくらでも出来たと思うんだけどね。無駄な存在でした。
マスコットが襲ってくるのは怖いと思ったけどそんなにマイクに迫ってくる訳では無く、誘拐殺害された子どもたちも襲ってくることは無いので、そんなに怖さは無かったです。子供たちの霊は操られているだけで人に悪意を持って恨んでいるということでは無かったので、自分たちがどうしてこうなったのかという原因を知り、悪い奴だけを狙うようになりました。
この犯人も一体なにをやりたかったのか解りませんでした。子供を殺す快楽殺人なのかな。マスコットは子供を集める為のアイテムだったって事なのかしら。子供に一体何をさせたかったのか、ただ殺したかったのか、よく解りませんでした。
これホラーゲームの映画化らしいのですが、私、このゲームを全く知りませんでした。世界的に人気だったというからPC版だったのかしら。マスコットが追っかけて襲ってくるのかなぁ。一度、やってみたかったな。
私はこの映画、お薦めしたいと思います。内容はめちゃくちゃな部分がありますが、ホラー映画としてなら、内容が無くても怖ければ良いですからね。不気味なマスコットで怖がらせるというのは良かったと思います。でもどうやってマスコットの中に〇〇を隠していたのか、それが理解出来ませんでした。続編でも作るつもりなのかしら。(笑)ま、最近温かくなってきたので、ホラー映画でちょっとゾッとしてみてください。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」