「ブルーバック あの海を見ていた」海に生きる母娘を描いた素敵な映画でした。ブルーバックかわいい! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ブルーバック あの海を見ていた」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

若き海洋生物学者アビーは、母のドラが脳卒中で倒れたとの知らせを受け、西オーストラリアの海辺の町ロングボート・ベイに帰郷する。美しい海を一望できる高台の自宅に戻るが、言葉を発することができない。しばらく実家に滞在することにしたアビーは、環境活動家だった母とこの家で一緒に過ごした少女時代を思い返し、自身の原点を見つめ直していく。

というお話です。

 

 

若き海洋生物学者アビーは、母のドラが脳卒中で倒れたとの知らせを受け、故郷の西オーストラリアに帰ってくる。母の経過は良好で退院出来たのだが、口が聞けず、意思の疎通も難しくなっているようだ。

 

母を連れて病院から帰ってきたアビーは、美しい海を一望出来る実家で、口が聞けなくなったドラを世話をしながら、この家で過ごした少女時代に想いを馳せていく。

 


 

8歳の誕生日にロバーズヘッドという入江に初めて潜り巨大な青い魚の”ブルーバック”と出会った宝物のような体験。そして環境活動家だったドラから、豊かな恵みをもたらしてくれる海の素晴らしさを教わったこと。沢山の思い出がアビーの心を満たしていた。


ドラの背中を見て育ち、海に魅了されたアビーが忘れかけていた大切なものとは何か。かけがえのない日々を回顧し、アビーは自らの減点を見つめ直していくのだった。後は、映画を観てくださいね。

 

 

うーん、良い映画だった。心が洗われるような、懐かしい海に帰れるような、そんな映画でした。海洋学者であるアビーが実家に戻って、昔のことを回想する映画なのですが、母親のドラが娘のアビーを深く愛して大切に育ててきたということが、その回想でよく解るんです。

 

アビーが小さな頃、ドラの夫でアビーの父親は、海に漁に出ていて戻ってこなかったらしく、その後、ドラが一人でアビーを育てました。8歳の時に、初めて深い入江であるロバーズヘッドへと連れて行かれ、素潜りで深く潜ることを教えられました。その時に、ロバーズヘッドで出会ったのが”ブルーバック”と呼ばれるているウエスタン・ブルーグローパー(ハタ科)です。この魚は体長1.5mにもなり、体重は40kgもあるらしく、約70年生きられることが解っているそうです。

 

 

今回の映画のブルーバックは映画のために作られたモノだそうです。CGではなく造形されたそうで、私は本物かと思ってしまいました。それくらい上手く作られていて、ビックリしました。あまりにも人間に慣れていて、いつもアビーに寄り添って泳いでいたので、どうやって慣らしたんだろうと思っていたんです。実際のブルーバックも人懐こいそうですが、これほど人間にべったりはあり得ないのかな。

 

ドラは、西オーストラリアのロングボート・ベイに住んでいて、そこの海が開発されるのを止めるために活動をしていました。その町に住んでいる人々から土地を買い、リゾート施設にするための計画が進んでおり、町の議員たちも町が活性化するのならと賛成をしていたのですが、リゾート開発で美しい自然が壊れ、その海の固有種が絶滅してしまうと訴えているんです。

 

 

そのリゾートの件がどうなるのかは、映画を観て確認してください。アビーは子供ながら、母親の手助けをして活躍しますよ。子供の頃にアビーは、頭も良く行動力もあって、ドラは止めるのが大変なようでした。娘に危険なことをさせたくないという思いがあったのだと思いますが、アビーはお構いなしに行動してしまうので、危ない場面もありました。

 

でもこの映画はアクション映画ではないので、ヒューマンドラマとしての内容でした。この辺りがしっかり作られていて、ただの娯楽作品とはならず、温かい内容となっていました。やはり海に対しての愛が、良く描かれていたと思います。美しい海を保存することは難しいけど、誰かがやらなければならないことなので、そのために、頑張っている人がいるんだということが描かれていました。

 

 

ブルーバック、かわいかったなぁ~。ナポレオンっぽかったけど、おでこのコブが無かったから、あれがブルーバックなんでしょうね。私もその昔、スキューバダイビングをしていましたが、あんなに大きな魚には出会いませんでした。遠くに亀は見たけど、魚は大きくても30cmくらいまででした。

 

あの子たち、目が見えていると思うけど、餌やりしたら、頭にゴツッとぶつかってきたりして、痛いよ!って怒った覚えがあります。ツバメ魚さんだったかな。海の中は綺麗で柔らかくて、私には布団の中にいるような気持ちの良い場所でした。もう、潜れることは無いだろうけど、良い思い出です。

 

 

話を戻して、この映画、”グラン・ブルー”が好きな方には好まれるんじゃないかな。内容は違うけど、海を気持ちよく描いてくれているので、楽しめると思います。私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。私はとっても好きな映画でした。海って津波とか怖いこともあるけど、やっぱり生物が生まれた場所だし、温かいような気がするんです。そんな温かい海を感じさせてくれる映画でした。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ブルーバック あの海を見ていた」