「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」アーニャの活躍?で大騒動が起きちゃう。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

アーニャが通うイーデン校では、調理実習が実施されることになり、優勝者に「星(ステラ)」が授与されるらしい。ロイドは少しでもオペレーション「梟(ストリクス)」が進展していることを示すため、アーニャに星を獲得させようと考える。そこで、調理実習の審査員長を務める校長の好物だというフリジス地方の伝統菓子を作ることをアーニャに提案。一家は本場の味を確かめるべく、フリジス地方へ旅行に出かけるが。

というお話です。

 

 

世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。西国ウェスタリスの情報局対東課〈WISEワイズ〉の敏腕諜報員エージェントの〈黄昏たそがれ〉ことロイド・フォージャーがいつものように任務に当たっていたところ、進行中のオペレーション〈梟ストリクス〉の担当を変更する、という指令が。しかし新たな担当に選ばれたのは、無能な男だった。

その頃イーデン校では、優勝者に〈星ステラ〉が授与されると噂の調理実習が実施されることに。少しでもオペレーション〈梟ストリクス〉の進展を示し〈WISEワイズ〉へ任務継続を交渉する為、ひいては世界平和を守る為、ロイドは審査員長を務める校長の好物である“フリジス地方”の伝統菓子≪メレメレ≫を作ることをアーニャに提案。本場の味を確かめるため、フォージャー家は家族旅行でフリジスへ向かうことに。



 

一方、ヨルはオフィスの同僚の話で浮気の兆候3原則を聞かされる。そういうモノなんだと思った矢先、ロイドと謎の女のやりとりの一部始終を目撃してしまい、仮初めの関係に一抹の不安を覚えながらの家族旅行となってしまう。

フリジス地方への列車に乗り、初めての家族旅行を喜ぶアーニャは不思議な鍵を拾う。その時ボンドが未来を予想し、その鍵で開くトランクを見てしまい、アーニャは好奇心でトランクを探し、鍵を使って開けてしまう。中にはなぜかチョコレートが。



 

不思議に思っていると、トランクケースの持ち主が戻って来てしまい、驚いた拍子にアーニャは誤ってそのチョコレートを飲み込んでしまう。ところが、そのチョコレートには世界平和を揺るがす重大な秘密が隠されていた!?

そしてたたみかけるように、旅先で起こるハプニングの連続!!世界の命運は、またしてもこの仮初めの家族に託されてしまった。後は、映画を観てくださいね。

 

 

このシリーズは、元々無理無理な設定なのですが、今回の映画は、無理な上に無理無理矢理に作っていて、おおーい!って感じでしたが、楽しめました。コメディですしね。ケーキ作りの話でここまで持って行くとは、すんごい力技でした。(笑)

 

ロイドは毎度のことながらあの姿勢を崩さず、フィオナの恋心も気付かずに、任務遂行のために動きます。ヨルやアーニャの事を考えつつも、任務の為には手段を選ばず、今回はオペレーションストリクスを続けるために、アーニャにステラを取得させてオペレーションは上手く行っているとアピール出来るように奮闘します。

 

 

相変わらずかわいいアーニャですが、やっぱりアーニャのせいで世界が壊れそうになっている、いや救われたという、大笑いの展開でした。人の心が読めて、傍に未来予知犬がいるとなったら、通常、最強になって良いんだけど、そうならないところが面白いですよね。もし、ロイドがアーニャの能力を知ったら、それをスパイ活動に利用するのかしら。それともアーニャの事を思って知らない振りをするのかな。自分が子供の頃に苦労しているから、アーニャを泣かせることはしないでしょうね。

 

今回のヨルさんは、最強でした。あり得ないほど強くてビックリです。カッコ良かったですよ。でも、ヨルさんの行動を見て、ロイドが不思議に思わずに納得してしまっているところが、ちょっと笑っちゃいますね。どんなに子供が心配でも、飛行機に飛び乗る母親ってあり得ません。そんな身体能力を持っている人、そう居ないですから。マジで笑っちゃう展開でした。

 

 

そんな家族が対峙するのはスナイデル大佐です。彼はオスタニア軍(東国)のタカ派なのかな。オスタニアとウェスタリスの戦争を望んでいて、現在冷戦状態の2国のバランスを崩そうとして、あるマイクロフィルムを手に入れようとしているんです。その計画にアーニャが巻き込まれてしまうんですよ。子供のいたずらが、こんな大事になるとは思わなかっただろうけど、すんごい大事になります。もし失敗したら大惨事になっていたんじゃないかな。だから、結局は世界を救ったけど、世界を壊しそうになったというのも本当なんです。

 

このシリーズ、本当に面白いけど、やっぱり東西冷戦という状態の国を描いているので、どーも、ガザとイスラエルとか、ウクライナとロシアの事を考えてしまうんです。お話の中に、瓦礫の中を歩いている子供のロイドが描かれたり、今回は「メレメレ」というお菓子を食べに行くんだけど、そのお店が「瓦礫と煉亭」という名前だったりして、冷戦を思い出される言葉が組み込まれてるんですよね。「瓦礫と煉亭」という名前は、このフリジスで航空機による激戦があり、街が廃墟となった歴史から付けられていて、フリジスの駅前にはその時の撃墜王レッキーとブランドンの航空機が飾られています。

 

 

コメディで、楽しい話が描かれるんだけど、その陰に冷戦という戦争がチラついていて、いつまた戦争になってもおかしくない状態を、このロイドやスパイたちが止めているのだということを描いているんです。平和な日常は、そんな彼らの上に成り立っている。だから、心が読めるアーニャは、つい頑張っちゃうのかなと思いました。

 

今回はオリジナルストーリーで、本編とほとんど関係が無い内容でした。まとまりも良く、一気に楽しめて終わるという感じかしら。原作とは全く関係が無いけど、今後、原作でも描かれるのかな。全く関係無い事になっちゃうのかな。どちらでも良いけど、これからのシリーズの展開が楽しみです。偽家族が、本当に家族になれると良いなぁ。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。本編とは全く関係が無いのでちょっと寂しい気がしたことと、無理無理展開に笑ってしまったので、最高に面白いとは言えませんが、楽しめました。でも、私は原作のストーリーの方が好きだなぁ。無理無理だけど、理屈は通ってますからね。でも、やっぱり動くロイドやアーニャ、ヨルを観るのは嬉しいです。今後もスパイxファミリー、応援していきたいと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」