「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」お腹抱えて笑えるコメディで年末盛り上がってね! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「宝くじの不時着
 1等当選くじが飛んでいきました」

 

を観ました。Fan’s Voiceさんの、独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、
韓国軍の兵士チョヌは1等6億円が当選した宝くじを手に入れ大喜びするが、その宝くじは風に乗って軍事境界線を越え、北朝鮮の上級兵士ヨンホのもとへ飛んでいってしまう。南北の兵士たちは宝くじの所有権をめぐり、共同警備区域のJSAで会談を開くことになるが。

というお話です。

 

 

ソウルの居酒屋で捨てられた一枚の宝くじが、とある軍用車に貼りついて北朝鮮とにらみ合う38度線の韓国軍の監視所に運ばれた。偶然それを手にしたパク・チョヌ兵長は、抽選会のテレビ中継を見て気絶するほどの衝撃を受ける。そのくじがまさかの1等に当選したのだ!6億円という途方もない賞金にすっかり浮かれるチョヌだったが、監視塔での任務中、当たりくじが風に吹かれてふわりと舞い上がり、あれよという間に北朝鮮との軍事境界線を越えて行ってしまう。

深夜にこっそり非武装地帯の大草原で当たりくじを捜索していたチョヌの前に、リ・ヨンホという北の兵士が現れる。ヨンホこそ、くじの新たな拾い主だった。「それは俺のものだ。返せ!」。チョヌが血相を変えてそう訴えると、ヨンホは「紙切れの主人は、拾った人間に決まっている」と冷淡に言い放つ。3日後、同じ場所で再び対面したふたりは互いの主張をぶつけ合うが、当然のように物別れとなった。



 

除隊を間近に控えたチョヌは、根っからの軍人体質の上官、カン小哨長と年下の鈍くさいマンチョル上等兵を、また家族思いのヨンホはコワモテの政治指導員スンイルと韓国通のチョルジン上級兵士をそれぞれ巻き込み、くじの所有権をめぐる交渉は3対3のチーム戦へと発展していく。ある夜、非武装地帯の森の奥にある共同給水区域(JSA)に集まった6人は、まるで決闘に臨むかのようにテーブルを挟んで対峙する。

何としても当たりくじを取り戻したい南と、自力ではくじを現金化できない北。両陣営は激しい押し問答を繰り返すが、そこにふらりとやってきた韓国軍の補給官が意外な仲裁案を提示する。それは北が渡した当たりくじを、南が換金して持ってくるまでの一週間、互いの兵士ひとりを“人質”として交換するというものだった。



 

かくしてチョヌが北の新兵、ヨンホが南の新兵に成りすまし、スパイ映画さながらの人質交換が行われた。それは素性がバレれば命が危うい危険な秘密作戦だった。畜産学科出身のチョヌは北の食糧問題解決に貢献して英雄視され、ヨンホの妹である勝ち気でキュートな宣伝隊兵士ヨニと急接近。一方、韓国軍の演習に参加したヨンホも、北の地雷を踏んだ兵士の命を救って一躍ヒーローとなってしまう。

一方、当たりくじを換金する重大なミッションを背負い、監視所を抜け出して単身ソウルに向かったマンチョルが、極度のプレッシャーに錯乱して大騒動を引き起こしてしまう。さらに冷徹な北の保衛指導員がチョヌに不審を抱き、人質交換作戦は崩壊の危機に瀕していく。果たして南北の対立を超えて同盟関係を結び、思いがけない友情を育んできた6人の兵士は、一攫千金の夢を叶えることができるのか。後は、映画を観てくださいね。(公式HPより)

 

 

この映画、最高でした。面白かったぁ~。北と南なんて言っているのが馬鹿らしくなるほど面白かったです。みんながみんな、こんな風に仲良くなれたら、統一も夢ではなくなるんだろうけど、どこかの将軍様がいる限り、難しいのかしら。

 

お話には、政治的な事は関係してきません。拾った宝くじが当たったために騒動が巻き起こり、それが北朝鮮と韓国の国境線を跨いでしまうというお話なんです。韓国って、街中の居酒屋のようなところでキャンペーンのような事をやっており、宣伝のチラシの裏にロトくじが付いているらしいんです。日本で言えば、宝くじを1枚づつチラシに付けて配っている感じかな。ティッシュ配りのティッシュが宝くじって感じです。

 

 

なので、みんな貰ってもありがたがらず、そこら辺に捨ててしまうんです。なので、そこら辺にロトくじが落ちており風で舞って、軍の車にくっついて、それがパク・チョヌの手に渡るんです。でも、ロトくじで6億円も当たるとは思いませんでした。なんでみんな捨てるのかしら。もしかしたら6億円当たるかもしれないのに。その宝くじを捨ててしまうという感覚が、私にはよく解りませんでした。

 

で、6億円が当たっちゃったパク・チョヌは、もう、夢心地なんです。もうすぐ除隊だし、このロトくじが当たったお金でやりたい事をやろうとボンヤリしっぱなし。そんなパク・チョヌだから、ボンヤリしていて、つい監視塔にいる時にロトくじを風で飛ばしてしまうんです。直ぐに追いかけるんだけど、軍事境界線を越えてしまい取りに行けないんです。何日もこっそり探していると、北朝鮮側で、そのロトくじを拾ったというリ・ヨンホが現れるんです。

 

 

こういう場合、どうなんでしょうね。だって、パク・チョヌだって拾ったんだし、リ・ヨンホも拾ったんでしょ。どちらも同じ立場のような気がするんだけど、所有権というと、先に持っていた方なのかなぁ。でも、突き詰めていくと、その広告を出した会社のモノになっちゃいますよね。だから、きっと持っている人のモノだと思うんだけどね。

 

でね、ロトくじをどうするかって事なのよ。北朝鮮では、そのロトくじは何の価値も無いでしょ。韓国で換金すれば価値が出るんです。だけど、北朝鮮の兵士は韓国に行って換金が出来ないから、何とかして韓国兵士に換金して欲しいのよ。パクは、自分が拾ったロトくじだから、自分に返せって言うんだけど、こういう状況でそれを言い張っても仕方がない。じゃぁ半分に、いや8:2でとか、揉めに揉めます。まぁ、当たり前よね。一万円くらいじゃなくて6億円だからね。

 

 

そして、交渉の末、換金して半分づつにするけど、換金して逃げられたら困るから、お互いの兵士を人質として交換しようとなるんです。おいおい、そんな簡単に出来るの?軍なんだから登録とかがあって、直ぐに解っちゃうんじゃないの?というこちらの心配など気にもせず、交換をして、新人兵士として軍に入ります。

 

ここからが面白かった。敵国の兵士になって見つからないように誤魔化して行くんだけど、言葉とか態度で疑われちゃうのよ。それでも必死で隠し通していると、なんか上手い事いっちゃって、英雄のような扱いになってしまったりするんです。パクくんの畜産の知識は間違ってるぞ!1日でそんなに卵を産まないし、直ぐに卵が孵るなんてこともないんだけど、まぁ、いいか。観ていて楽しかったから、何でも許しましょう。

 

 

最後がとっても良い終わり方で、観て良かったなという気持ちになりました。同じ民族なのに、いつまでも分かれて戦っているのはおかしいですよ。”あの人”がいなければ、統一出来るかも知れないのにねぇ。まぁ、今のところ、ロシアが北朝鮮と仲良くしているし、韓国にはアメリカが後押しをしているので、まだまだ終わらないのかもしれないですね。

 

そうそう、イノシシくんが重要なキーになっていました。なんでイノシシなのか解らないけど、まぁ、ウリ坊が可愛かったし良かった良かった。地雷地帯を楽しそうに駆け抜ける場面が、とっても綺麗ですよぉ。大笑いでした。いやぁ、本当に楽しかったです。どうも、韓国映画をよく知っている方には色々なオマージュが隠されていたようで、それも楽しめるようですよ。私は、あまり解りませんでしたが。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。これは面白いです。政治とは離れているし、どっぷりコメディしてくれているので、お腹を抱えて笑えて、年末に楽しめる作品だと思います。これは、マジでお薦めだなぁと思いました。あ、題名の「宝くじの不時着」は「愛の不時着」のパクりです。面白いでしょ。もう、ゴチャゴチャいうより、観て頂くのが一番です。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S :松尾スズキさんが字幕監修をされていて、さらに笑いのパワーアップがされています。そうそう、パクくんって犬とも喋れるのよ。(笑)

 

 

「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」