「バッド・デイ・ドライブ」
を観てきました。
ストーリーは、
子どもたちを学校に送り届けるため車を走らせる金融マンのマットのもとに「その車に爆弾を仕掛けた。降りてはいけない。通報してもいけない。これから伝える指示に従え」と、謎の着信が入る。マットは訳が解らぬまま運転を続けると、行く先々で同様に爆弾を仕掛けられたマットの同僚の車が爆破されていく。マットは警察とマスコミから容疑者として追われながら、恐怖に怯える子どもたちとともに車を走らせ続けるが。
というお話です。
いつもと変わらぬベルリンの朝。金融ビジネスマンのマットは、普段は妻に任せっきりの子供たちを学校に送り届けるため、自慢の新車のシートに腰を下ろした。いつも仕事で忙しく、子どもたちの行事も妻の手伝いもしないマットだが、今日だけは前から頼まれていたため、仕方なく送って行くことにしたのだった。
運転を始めると着信があり、自分や子供の携帯ではない。すると見慣れないスマホが車に置いてあり、電話に出ると、声の主は「その車に爆弾を仕掛けた。降りてはいけない。通報してもいけない。これから伝える指示に従わなければ爆破する」と告げる。
犯人の正体、要求、目的のすべてが不明のまま、戸惑いながらもマットは言われるがままドライブを続けるしかない。すると、行く先では同様に爆弾を仕掛けられた車が次々と大破。その被害者はマットの同僚だった。
恐怖に怯える子供たちを乗せ、ユーロポールとマスコミから容疑者として追われるマットに、更なる悲劇が待ち受ける。それは「妻はいま、離婚弁護士の元にいる」という報せだった—。果たしてマットは犯人を突き止め、爆破を阻止し、家庭崩壊の危機を脱することができるのか!?後は、映画を観てくださいね。
リーアム父さん主演のスペイン映画のリメイク作品です。この作品、ドイツや韓国でもリメイクされていて、それぞれにヒットしているようです。今回は、リーアム・ニーソン主演でアメリカ・イギリス・フランス合作となっているので、ハリウッド系なのかな?とにかく、面白かったですよ。
金融ビジネスマンのマットが事件に巻き込まれていくのですが、彼がやっているのは投資ビジネスのようでした。投資家からお金を集めて、顧客に金融商品を紹介して買わせるという感じかしら。マットは仕事ばかりに熱心で家族のことは二の次にしていて、妻にも子どもたちにも呆れられているんです。
それでもマット自身はそれに気がつかず、仕事一筋にやっているんです。今、金融業界は良く無くて、顧客に損をさせることが多く、ピンチのようでした。そんな状況の中、朝、子どもたちを学校に送っていってと妻に言われ、忙しいと言うマットでしたが、今日だけはお願いと以前から頼んでいたでしょと言われ、仕方なく子供たちを車に乗せて、家を出ます。
そこからなのですが、車の椅子の下に爆弾が仕掛けられており、立ち上がったら爆発すると言われ、指示通りに動けと言われます。そして、同乗している子供たちも降りたら爆発すると言われ、マークと息子と娘3人、降りることも出来ず、警察に連絡も出来ず、言われるがまま車を走らせるしかないんです。
最初は、何の目的なのか全く解らず、ただ車を走らせるように言われて不安でいっぱいになるんだけど、段々と冷静になってきて、相手の目的を探っていくと、お金が目当てだということが解ってきます。マークが動かしている顧客のお金を奪おうとしているらしいんです。
もちろん断ると、マークの同僚の車が目の前で爆発します。そして、仕方なく、言われた通りに動き始めると、今度はマークの上司に当たる人の車が爆破されて殺されます。知り合いは殺されるし、警察には言えないから、結局、爆発した車の近くで目撃されているマークの車が警察に指名手配されることに。まぁ、相手がそうなるように仕向けているので、仕方ないです。
追い詰められていくマークは、自分はとにかく子供たちを助けなければと考えて、椅子から立ち上がるか又は犯人がスマホで爆弾にアクセスすることで爆発が起きることが判ってきたので、スマホの電波が届かない場所に移動すればチャンスが出来るかもと考え、車で地下道に入ります。
そして、ある手段を使って犯人に連絡をし、逆にお金が欲しいならと顔を見せろと脅すことに成功するんです。ここら辺から、逆転していくのですが、まぁ、色々な事が起こって、どうなるんだろうと予想が出来ない展開が続くので、面白かったです。まさかと思う人が犯人だったりするので、全く気が抜けませんでした。途中で、誰もが犯人みたいに見えてきちゃって、周りが敵だらけかと思っちゃいました。
このアクションは、リーアム父さんだからこそかな。普通の人なら、こんなやり方で生き残るなんて事は出来ないだろうけど、これ、この人だから、まぁ、生き残っても頷けるというか、リーアム父さんだからだよねーって感じでした。他の人なら死んでいます。(笑)
90分でギューっと面白い部分を凝縮して見せてくれているので、本当の楽しめて、はぁ~と息をついてスッキリするという作品でした。元々のスペイン映画を知りませんが、面白かったんだろうなぁ。韓国映画のリメイクは予告を観た覚えがあるのですが、確か、観に行けなかった作品だと思います。面白そうと思ったんだけど、あまり上映館が無かったんじゃないかな。
リーアム・ニーソンさん、もう70歳過ぎているけどアクション映画を平気でこなしているので、驚いてしまいます。いつまでやって下さるのかしら。身体を大切にして欲しいなぁ。そろそろアクション作品を止めて、「シンドラーのリスト」の時のような静かな映画にも出演して欲しいです。もう殺す方じゃなくて、助ける方に戻って欲しいなぁ。(笑)
私は、この映画、お薦めしたいと思います。凄く面白い作品なんだけど、リーアムさんの作品を観ていると、似たようなアクション映画が多いので、上映館が少なくされちゃっているんですよ。また、リーアム・ニーソンのアクション映画なんだねって感じで、敬遠されているのかもしれません。でも、この映画は面白いので、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「バッド・デイ・ドライブ」