「デシベル」サッカースタジアムに音に反応する爆弾が仕掛けられた。回避するにはどうしたら?! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「デシベル」

 

を観ました。Fan’s Voiceさんの、独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

韓国・釜山のある家で、爆破事件が発生。そのニュースを目にした元海軍副長カン・ドヨンのもとに、一本の電話がかかってくる。それは爆破犯人からのものだった。次のターゲットがサッカースタジアムで、周囲の騒音が一定のデシベルを超えると制限時間が半減して爆発するという特殊なもの。5万人の観衆で埋め尽くされたスタジアムへ急ぐドヨン。そして犯人がドヨンを脅迫してきた理由や、事件の意外な真相が次第に明らかになっていく。

というお話です。

 

 

韓国の大都市・釜山。ある一軒家で起こった爆破事件のニュースを目にした、元海軍復調カン・ドヨンに、謎の人物から電話がかかってくる。

「次のターゲットは、サッカースタジアムだ。通報したり観客を非難させたら爆発する」それは、テロリストからの脅迫だった。

 

仕掛けられたのは普通の爆弾とは違い、騒音が一定のデシベルを超えると制限時間が半減して爆発する特殊爆弾だ。ドヨンは自体を把握する間もなく、5万人の慣習で埋め尽くされた釜山アシアード競技場に向かい、爆弾を見つけようとするが、簡単には見つからない。観衆の声は大きくなり、危機が迫る。

 

 

結局、回避出来ずに被害を出してしまったドヨンは、何故、こんな事をするのかと犯人に問う。すると、潜水艦の真実を話さなかったことと、それによりお前は得をしただろうと言ってきた。潜水艦の事件を知っているのは関係者だけ。では、生き残った船員は誰かと考え始める。

 

数年前、潜水艦に副長として搭乗していたカン・ドヨン。通常の演習だと思っていた訓練で、ある事故が起きる。所属不明の魚雷が向かってきたのだ。魚雷を避けようとするが、1基ではなく、あまりにも突然のことだったので、完全に避けることが出来ず、被弾してしまう。致命傷は負わなかったが、潜水艦は沈没し、助けを待つ状態になってしまう。そして、どうしようもない悲劇が潜水艦の中で起こったのだった。

 

 

事故の隠ぺいを図る政府は、真実を隠して、事故を報道した。今更、償えない罪を謝るドヨンだが、既に、ドヨンの妻と娘が犯人に捕まっていた。そして…。後は、映画を観てくださいね。

 

面白い映画でした。最初に潜水艦事故の場面から入るのですが、その潜水艦事故が、どうテロリストに繋がってくるのか、中盤まで観ないと解らないんです。潜水艦副長が主人公なので、何かしら、潜水艦事故が原因なんだろうとは思うけど、それが、犯人との電話で少しづつ明かされるのが、ドキドキハラハラでした。

 

 

訓練中に潜水艦事故が起きるんです。何故か、魚雷が潜水艦に向かってくるというのですが、この魚雷、迷子になっていた魚雷らしいんです。聞いた時、は?と思いました。魚雷って迷子になるの?でね、その魚雷が、潜水艦を感知して、向かってくるらしいんです。そういうもんなんですかね。私は、ちょっと驚きました。だって、恐いじゃないですか。そんな迷子魚雷がフラフラしていて、突然に行く場所を見つけて、向かって行くなんて、不思議ですよね。

 

で、この魚雷が韓国製だったというところが問題になるんです。結局、訓練か何かで発射したのは良いけど、爆破せずに迷子にならせてしまい、そのまま探さなかったという事でしょ。職務怠慢ですよ。そして、その魚雷が、訓練中の潜水艦に当たって、沈没させてしまったという事なんです。どう考えても、韓国政府や軍は隠しますよね。

 

 

この潜水艦事故、沈没しても、引き上げて、船員を助けられれば何の問題も無かったんです。たまたま、台風が来ていて、その沈んだ潜水艦を、直ぐに救出出来なかったというのが、またも問題でして、後は、ネタバレになるから書きませんが、潜水艦事故は、酷い状況が続いて、解決するんです。

 

その後に、このテロ事件ですから、一体、何をして欲しいのか、誰に復讐をしたいのか、がよく解らないんです。ターゲットの一人は、ドヨンだということだけは、解っているんです。そして、段々と、その潜水艦事故の時の関係者が殺されて行きます。

 

 

爆弾は時限爆弾なのですが、それにプラスして、音の大きさにより制限時間が早く進むという、何とも嫌なオマケがついていました。なので、サッカースタジアムだと、声援により制限時間が早く進み、10分で爆発する爆弾が、5分くらいで爆発してしまうことになるんです。

 

そして犯人は、ターゲットとした人物を、どんどん殺して行きます。まるで、全て先が見えているように、テロリストは先手先手を打ってくるので、ドヨンは追いつきません。爆弾事件って、大体、どんなドラマや映画でも、阻止出来るんだけど、今回は出来ません。結構、バンバン爆発します。やるなぁ~と思いました。結構、シビアでした。

 

 

犯人が誰なのかが解かってしまうと面白くないので、それは言いませんが、潜水艦事故の最初から、よく観ておいてください。必ずヒントが隠されています。覚えていて、最後にテロの理由が解ると、あまりにも辛いお話で、ちょっと泣けました。これは、怒りますよ。うんうん、テロリストに共感しました。でも、よくよく考えると、他に方法が無かったのかなとも思いました。

 

潜水艦が沈没する映画って、幾つかあるけど、ロシアの実話と基に描かれた「潜水艦クルスクの生存者たち」が有名ですよね。イギリスなど、他の国が助けてあげられると手を差し伸べているにも関わらず、ロシア政府は、機密保持の為に断り続けて、潜水艦の乗組員が全員死んだんです。潜水艦の問題は難しいけど、それでも各国が作らなければならないほど、重要な戦力なんでしょうね。考えてしまいました。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。事件が起こってからのスピード感がハンパなく、その理由が段々と判ってくるにつれ、ドキドキも増して行くという、サスペンスアクションでした。ちょっと迷子の魚雷には驚いたけど、そんな事もあるんですね。映画としては、とても面白かったので、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「デシベル」