【東京国際映画祭】「20000種のハチ(ミツバチと私)」(ワールドフォーカス) | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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【東京国際映画祭】(1作目)

 

「20000種のハチ(ミツバチと私)」

 

(ワールドフォーカス)

を観てきました。

 

ストーリーは、

自らのアイデンティティを探している8歳のアイトール。家族は夏の間、スペインで休暇を過ごすことに。アイトールはココという男の子のあだ名で呼ばれる事に違和感を持ち、ルシアと呼んで欲しいと願う。ミツバチが飛び交う美しい自然の中で家族や友人たちと過ごすうち、次第に本当の自分らしさに目覚めていく。

というお話です。

 

 

夏のバカンスでフランスからスペインにやってきたある家族。スペインは母親の実家のようで、祖母の家にやってきたのだ。今回、父親は来るのを辞めていた。

 

8歳のアイトールは、自分の性自認が分らず、違和感と居心地の悪さの中で悩み、周囲に心を閉ざしていた。兄と一緒のベッドで寝るのを嫌がり、アイトールの愛称であるココという名前で呼ばれるのを嫌がり、プールに入るために水着を着るのを嫌がるのだ。しかし、自分でもどうしてよいのかよく解らない。

 

母アネは、アイトールを愛しながらも向き合い方に迷っており、子育てを巡って家族と時々対立していた。祖母は、男の子は男の子らしくという考え方だが、アネは幸せに生きてくれれば良いという考え。そんな対立を見て、アイトールはいたたまれない。そんな時、叔母は大きな考え方で接してくれ、段々と叔母のところに行くようになる。

 

叔母が営む養蜂場でミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチはバスク地方の豊かな自然に触れることで心をほどいていく。ある日、自分の侵攻を貫いた聖ルチアの事を知り、アイトールもそのように生きたいという思いが強くなっていくのだが…。後は、映画を観てくださいね。

 

この作品も良い映画でした。日本公開が決まったようで、既に、チラシなども置いてあります。邦題は「ミツバチと私」となり、これから宣伝がでてくるんじゃないかな。アイトールを演じているソフィア・オテロさんが、凄くかわいいんです。というか、男の子か女の子か、よく解りませんでした。本当は男の子なのかな?マジで解りませんでした。

 

アイトールは、男の子として生まれて、男の子として育てられているのですが、最近、自分でも、自分が何者なのかという事が解らなくなり、男の子の名前で呼ばれるのが嫌になっているんです。なんでこの身体なのか、なんでアイトールという名前なのか、何故水着は上半身裸なのかなど、違和感のあることばかり。

 

でも、周りはそれが普通だと言うし、自分でも何でこんな気持ちになるのか、よく解らないんです。きっと、自分の性認識が芽生えて来て、自分が男だという事に違和感を感じたんだと思うんです。トランスジェンダーですよね。でも、子供だから、そんな難しいことは解らないけど、どうしても、今の自分が嫌だと感じ始めたのだと思うんです。

 

母親は、アイトールが、あまりにも男の名前を嫌がるし、女の子のように扱って貰いたがるので、もしかしたらと思いながらも、受け入れられないでいるんです。夫に相談しても、男の子なんだから、男として育てれば良いと言われてしまうし、悩みながら、実家にバカンスに来るんです。

 

 

そうすると祖母が、男の子は男の子として決めつけるので、そこでも言い争いになり、アイトールは、自分のためにママと祖母が喧嘩しているのに気づいて、いたたまれないんです。だから、叔母さんのところに逃げるように行くと、そこで蜜蜂と出会います。

 

蜜蜂に癒され、聖ルチアの話を聞いて感動し、自分は男の子としてではなく、女の子として生きたかったんだという事に気が付いて行くんです。それが、本当に沸き上がって、気が付いて行くように見えて、自然なんですよ。あー、きっと、トランスジェンダーの人は、こうやって自分が性別が違っているという事に気が付いて行くんだろうなという雰囲気が解りました。そこには、何の深い思いも無く、あ、違ったんだって感じなんです。これこそが、本当のトランスジェンダーですよね。

 

この間、トランスジェンダーだから男の身体をしていても女子トイレに入れるようにしろといって、裁判をして、勝った話があったでしょ。でも、本当にトランスジェンダーで、男が嫌なら、手術はしますよねぇ。病気があって、手術が出来ないという人はいるかもしれないけど、でも、チ〇コが付いているのに、女性トイレに入って、女性風呂に入るって、おかしいでしょ。簡単にレイプ出来ちゃうじゃん。北海道の首切り事件も、トランスジェンダーだと言って近づいて、レイプしたんでしょ。だから、首を切られたんでしょ。女性としては、そんな裁判されて、恐いですよね。

 

この映画では、トランスジェンダーだと自覚していく子の過程を描いていて、よく描けているなと思いました。日本公開が直ぐに決まったのも頷けます。これは、沢山の人に観て欲しいですね。

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。超をつけようか迷ったんだけど、私が観た回はQ&Aが無かったので、これ、監督のお話を聞くと、もっと理解が深まったんじゃないかと思い、超を辞めました。31日の回で監督がいらっしゃると思うので、そのコメントを公式HPで読んでみてからって感じかしら。でも、良い作品でした。ぜひ、観に行ってみてください。(日本公開は2024年1月です。)

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「20000種のハチ(ミツバチと私)」