「カンダハル 突破せよ」実話ベースのアクション映画でした。パキスタンの工作員がカッコ良かった~! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「カンダハル 突破せよ」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

イラン国内で核開発施設の破壊工作に成功したCIA工作員トム・ハリスは、CIAの内部告発による機密情報漏洩で全世界にその正体が明らかとなってしまう。中東からの脱出を図るトムは、30時間後に離陸する英国SAS連隊の飛行機に搭乗するため、アフガニスタン南部のカンダハルにあるCIA基地を目指す。しかし、イランの精鋭集団・コッズ部隊、パキスタン軍統合情報局(ISI)、さらにタリバンの息がかかったゲリラなど、トムをめぐる追跡劇は敵と味方が入り乱れる混沌としたものとなっていく。

というお話です。

 

 

イラン国内に潜入中のCIA工作員トム・ハリスは、核開発施設の破壊工作に成功した直後、CIAの内部告発により機密情報が漏洩し全世界に正体が明かされてしまう。

即刻ミッションを中止し中東からの脱出を図るトムが目指すのは、アフガニスタン南部のカンダハルにあるCIA基地。30時間後に離陸する英国SAS連隊の飛行機に乗らなければ、生き残るチャンスはない。



 

イランの精鋭集団・コッズ部隊のほか、パキスタン軍統合情報局(ISI)も絶好の「金づる」になりうるトムの捕獲に乗り出し、さらに、タリバンの息がかかったゲリラ、金次第で敵にも味方にもなるウォーロード率いる武装集団など、トムの行く手にはさまざまな勢力が立ちはだかり、敵味方の入り乱れる壮絶な死闘へと追跡劇が繰り広げられるのだった。

執拗に襲いかかる敵の追跡をかわし、無事カンダハルに辿り着くことができるのか?通訳の男性をつれて、古い知り合いを頼ったり、助けを呼ぶのだが、敵の真っ只中にいるために、簡単には助けられない。CIAやMI6は、何とか助けたいと手を尽くすが、表立っての援助が出来ない。目の前まで来ていても、助けに出れない彼らは…。後は、映画を観てくださいね。

 

 

映画祭前に観た作品ですが、面白かったです。主人公のトムの立ち位置が、とても微妙で、難しいんです。彼は、MI6が使っているエージェントで、所員ではないらしく、腕が良いので、CIAも使っているらしいという事が判ってきます。フリーで活動しているのでしょう。でも、こういうギリギリの危険な仕事で、フリーで活動をしていて、雇い主がMI6やCIAって、凄いですよね。

 

そして、CIAの内部告発で正体がバレてしまうって、CIAはザルだなと思いました。自分の内部職員は守るけど、外部雇用ならどうなっても良いなんて、酷いじゃないですか。これ、実話が基になっているらしいので、本当に酷い話だなと思いました。


 

ジェラルド・バトラー演じるトムは、そんな酷い状況でも文句を言わず、通訳の男性を連れて、一緒に逃げるんです。置いていったら、通訳の男性は殺されちゃいますからね。この通訳のモハメドも訳ありで、息子を内戦で殺されて、アメリカに亡命して暮らしているんです。逃げる途中で、手を借りた集団が、実は、モハメドの息子を殺した集団で、許せない!という状況になりますが、そこは、まぁ、上手く作っていて、危機を脱することが出来ました。

 

あと、途中から出てくるトムの友人のCIAの所員ですが、自分が頼んだのに、自分の組織が情報を漏らしたということで、何としてでも、トムを守ろうとするんです。それが、カッコ良かったな。自分の組織が悪いんだけど、これほど必死で守ろうとしてくれるなら、まぁ、許してやってもイイかって感じでした。


 

それにしても、この中東の武装組織って、どれだけあるんですかね。イランの精鋭部隊、パキスタン軍情報局、タリバン、他、いくつも出て来て、はっきり言って、よく解りませんでした。でも、本当にこれくらいいるんでしょうね。政治的な部分をあまり勉強していないので、中東でこんなに武装組織が出来てしまう理由が解らないのですが、石油資源だけじゃないと思うんです。イスラム教だからなの?ニュースを見ても、誰もが、自分の国に都合が良いようにしか解説しないので、解らないんです。

 

それぞれに理由があるんだろうけど、だからって、何の罪もない人を殺すのはダメですよね。まぁ、この映画で追われているトムは、罪があるんだけどね。だって、相手からすれば、核開発施設を爆破して壊しちゃったんだから、一生懸命に作ったのにって怒りますよねぇ。核開発なんてしちゃいけないとは思うけど、でも、作ったのに壊されたら怒るでしょ。それは理解出来ました。

 

 

通訳のモハメドは、イランに住んでいた人だったかな。武装集団に息子を殺されて、アメリカに家族で逃げたんだけど、妻の妹がまだイランに残っていて、その彼女を探しに来たと言っていたと思います。直ぐに逃げないと捕まったら殺されるという状況で国外に逃げたようなので、親族とはバラバラになってしまったのでしょう。こんな風に、故郷を捨てるしか無かった人が沢山いるんだろうと思うと、可哀想だなと思います。

 

ドキドキハラハラのアクション映画なんですけど、ちょっと作り方が荒いからなのか、解り難い部分もいくつかありました。組織も多いので、私は、あまり理解が出来ていません。悪い人たちが一杯いるなぁ~くらいの感じでしたね。まぁ、この映画は、アクションを楽しむんで良いんじゃないかな。難しい政治や宗教の話は、他の作品で勉強しましょう。

 

 

この映画、私はお薦めしたいと思います。アクション映画としては面白かったです。迫力もあったし、実話がベースなので、知っている名前が沢山出てきますから、面白いです。パキスタン軍の組織にカヒルというカッコイイ人がいて、それが良かったな。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「カンダハル 突破せよ」