「死霊館のシスター 呪いの秘密」ヴァラクの目的は解りましたが、秘密はちょっと曖昧だったなぁ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「死霊館のシスター 呪いの秘密」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

1956年、フランスで起こった神父殺人事件をきっかけに世界に悪が蔓延する。ある特殊な能力を持つシスターのアイリーンは、教会の要請を受けて事件の調査に乗り出す。人々を救うため自らの命をかえりみずに祈りをささげるアイリーンは、ついに悪の元凶である恐怖のシスター、ヴァラクと対峙する。

というお話です。

 

 

1956年、フランスのタラスコンにある教会で、ノワレ神父が突然に空中に持ち上げられ燃え上がるという事件が起きます。唯一目撃した少年ジャックは、ノワレ神父の十字架を託されました。

その事件から世界各地で悪魔の仕業らしき事件が幾つも起こり、枢機卿はシスターアイリーンを調査のために派遣します。アイリーンは、以前、悪魔ヴァラクとの戦いで生き残ることが出来た1人で、彼女には特別な力があるようです。



 

アイリーンは、シスターデブラも連れて行くことになり、共に、タラスコンへ行き、そこから教皇庁に出向いて、司書と逢います。彼が言うには、ヴァラクは神に拒絶された天使で、悪魔は聖ルーシーの子孫を殺しているらしいという情報を与えます。

聖ルーシーとは、殉教者で聖人として崇拝されています。焼かれても燃えず、目をえぐられ、剣で刺されて死にましたが、埋葬する時に奇跡的に目が回復していたという伝説があります。

シスターのアイリーンは、タラスコンへ戻り、元修道院だった寄宿学校に戻り、そこで起きている異変を止める為に、謎を追って行きます。その寄宿学校には、以前にアイリーンがヴァラクと戦った時に一緒に戦ったモーリスが働いており、アイリーンは以前の事件を思い出し、恐ろしい出来事を思い出します。そして…。後は、映画を観てくださいね。

 

 

死霊館の続編です。シスターヴァラクの秘密が明かされるとの話でしたが、別に、大した秘密ではありませんでした。もっと、何か詳しい内容があるのかと思ったんだけど、別に、何てことは無く、サタンが、元々、天使だったけど堕天使となり、地獄に落ちて悪魔になったのと同じで、ヴァラクも神に拒絶されて悪魔となったということだけ伝えられました。ま、それは前から解っているよね。

 

シスターヴァラクが不思議なのは、シスターの衣装を着て、十字架を身に着けている事なんです。悪魔は十字架に弱いハズでしょ。まぁ、信仰が無いお飾りの十字架なら大丈夫なのかもしれないけど。ヴァラクという悪魔は、Wikipediaによると、30の軍団を率いる序列62番の地獄の大総裁らしいです。そんな悪魔が、何故、シスターの衣装で現れ、人間に害をなすのか、それを知りたかったのに、それに関しては、全く解明されませんでした。

 

 

なので、何故、ヴァラクがシスターの衣装を着ているのか、知りたいです。きっと、シスターを乗っ取ったんだろうけど、その話がまだ無いのよ。そのシスターが、何故ヴァラクを受け入れたのか、罪を犯したからヴァラクに乗っ取られたんだろうし、理由があったハズでしょ。何も無くて、悪魔が目をつけることは無いですから。それとも、誰かを助けるために、身代わりになってヴァラクを受け入れたのか、何とも解りません。

 

但し、ヴァラクが何をするために地上へ現れているのかは解りました。聖ルーシーの子孫を殺しているらしいです。悪魔一族にとって、ルーシーの子孫は天敵なんでしょうね。では、誰がルーシーの末裔なのか。それは、映画で確認してくださいね。

 

 

前作で、ヴァラクと戦い、封印に成功したシスターアイリーンが、今回は主役です。そして、前作でアイリーンを助けたモーリスも、今回出てきます。この二人と、新しいシスターデプラ、そしてモーリスが働いている寄宿学校の先生とその娘が、ヴァラクと戦うことになります。

 

この寄宿学校は、最初、修道院であり、それがワイナリーに変わったらしく、その修道院に聖ルーシーの遺物が残されていたそうです。それを狙って、ヴァラクが現れたということなんです。でもね、そんなに昔に収められたのなら、もっと早くに取りに来れば良かったのにね。まぁ、きっと、アイリーンも一緒にかたずけられると思って、この時期に来たのかもしれませんが。

 

そして、ヴァラクとの戦いが始まります。寄宿学校の中には、昔使われていた礼拝堂があり、そこは立入禁止になっています。そこに教師の娘であるソフィーが入った時に、ステンドグラスに描かれた山羊の絵に秘密があることを知ります。それをアイリーンに伝え、謎を解いていきます。

 

 

もう、ステンドグラスに山羊の絵というところで、気持ち悪いですよね。山羊と言ったら、悪魔ですもん。一つ眼の山羊と言ったら、悪魔の化身でしょ。もう、既に、ここは危ないところだと示しているんです。そして、アイリーンは、このタラスコンという場所には、何かがあると、着いた時から感づいていて、夢で何度もヴァラクの事を見るんです。でも、ヴァラクももったいぶってますよね。夢で見せるよりも、一気に攻めて、アイリーンと戦った方が、勝率が高かったと思うけど、そうならないところが、映画ですよね。

 

そして、再度、ヴァラクと対峙するアイリーンは、全く勝てなそうに見えるのですが、色々な要素が絡み、沢山の協力を得て、何とか戦うことが出来るんです。勝つかどうかは、映画で確認してください。まぁ、現代にもヴァラクは現れてきているので、どうなんでしょうね。お楽しみに。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。秘密が明かされるとのことでしたが、上記のように、薄っぺらいことしか解りません。次回こそ、ヴァラクの本当の秘密を教えて欲しいものです。でも、やっぱり怖いので、秘密が解らないからと言って、侮ってはいけません。何処から来るか全く解らないヴァラクと、ステンドグラスの山羊は、曲者でした。まぁ、あまり悪魔を実体化させないでくれた方が恐さは大きいのですが、今回は、ちょっと実体化しちゃってたかな。こういう部分が、日本のホラーより笑えてしまう部分ですよね。ま、でも、面白かったので、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「死霊館のシスター 呪いの秘密」