「復讐の記憶」
を観てきました。
ストーリーは、
80代の老人ピルジュは、若い頃、家族全員をある出来事で亡くして以来、裏切り者への復讐を心に生きてきた。認知症の上に脳腫瘍まで発症してしまい、自分の記憶が長くは続かないと悟ったピルジュは60年間計画していた復讐殺人を実行する。バイト先で知り合った20代のインギュに車の運転を依頼するが、計画を知らないインギュは犯行現場近くの監視カメラに映り込んだことから第一容疑者にされてしまい、ピルジュとの追走劇に巻き込まれてしまう。
というお話です。
80代の老人ピルジュは、過去に家族全員を理不尽な出来事で亡くして以来、家族を死に至らしめた裏切り者への復讐を誓い生きてきた。若い頃に復習しようとしたが、妻が妊娠し、その復讐を封印してきたのだった。年を取り、妻が亡くなり、自分も病を抱えて、もう思い残すことは復讐のみ。
認知症を患い、脳腫瘍まで発病した今、自分の記憶が長くは続かないと悟った彼は、処刑すべき5人の名をタトゥーにして指に刻み、60年前から計画していた復讐殺人を決行すべく銃を手にして立ち上がった。
ピルジュの元同僚で年齢差を超え親友となった20代の青年インギュが1週間の約束で運転手に雇われるが、何も知らないインギュは殺人現場付近で監視カメラに映り込んだことから第一容疑者にされてしまう。
記憶を完全に失う前に復讐を成し遂げたいピルジュと、警察に追われながらもピルジュを制止するため同行するインギュ。前代未聞のバディと化した二人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになる。後は、映画を観てくださいね。
うーん、戦争時代の憎しみをずっと抱いて生きてきた主人公のピルジュが、その復讐を果たすという映画でした。やっぱり反日という教育を受けている人達は、いつまでも、こういうことを言い続けているんだろうなと感じました。やっぱり敵国日本なんですね。
確かに、植民地時代には、日本軍が酷いことをしたんだろうと思いますよ。だって、植民地なんですから。やりたい放題しますよね。それは、どの国も同じで、韓国だって、同じことをベトナムでやっているでしょ。戦争での人間の心理構造は、沢山の学者の方が語っているように、非道な事が起こってしまうんです。そうしないと、いつ自分がやられるかという考えで、狂ってしまうのだと思うんです。だから、戦争はしてはいけないと言っているんです。
ピルジュは、子供のころの植民地時代に、両親を反日のテロリストだと日本軍に取り入った韓国人に通報され、両親は殺されて、その領地などを密告した韓国人に取られてしまいます。その後、兄は日本軍の労働者として連れていかれ死亡、姉は慰安婦として戦地に連れていかれ戻ってきて自殺をしました。家族の恨みを晴らすために、家族を死に追いやった人物を特定し、一人づつ殺し始めます。
お爺ちゃんだから、凄くノロいし、弱いかと思っていたら、いざ戦いとなると、強いんですよ。相手がボディーガードだったり、殺し屋だったりすると、ちょっと負けますが、普通の人相手なら、問題無く倒せたり、撃てたりするんです。何でかって言うと、もちろん、彼も徴兵されたんだよねってことなんです。一通りの訓練は受けていて、十分に戦える兵士なんです。
なので、お爺ちゃんといえど、侮るなかれという感じで、綿密な計画の上に腕がたつので、彼の復讐は、一人、また一人と達成されていきます。でもね、認知症の上に脳腫瘍で、認知症の進み具合が早くて、長時間、運転したりと言う事が出来ないので、アルバイトの仲間の青年に運転を頼むんです。あのね、犯罪をしにいくのに、赤いフェラーリで移動しちゃダメでしょ。目立ちすぎです。警察にここにいますよって言っているようなもんでしょ。
青年・インギュは、良いお爺ちゃんだと思っているから、手伝って欲しいと言われて、アルバイト料も払うからと言われれば、直ぐについて行っちゃいます。性格も良い子なので、色々と心配してくれて、ピルジュの世話を焼いてしまうんです。それが、現場の防犯カメラに写ってしまうというミスに繋がり、復讐=殺人の共犯者になってしまい困ったことになります。ここら辺の構成は、よく出来ていたと思います。
復讐を遂げていくんだけど、途中で病気が酷くなっていき、ピンチになっていきます。そこから、どう挽回するのかは、映画を観て欲しいのですが、はっきり言って、相手が弱すぎる。不用心すぎるなと思いました。まぁ、今更、復讐と言われて殺されるとは思っていなかったんだろうけどね。まだ10代の頃の戦争で味わった苦しみを、80代になって復讐しようだなんて、やっぱり狂っていると思いました。どんだけしつこいんだよ。これは、韓国人ならではかもしれません。
それに、映画の中で、”俺は親日だ!”と、ある人物が言うと、誰もがそっぽを向いて、裏切り者という目で見るんです。そして名誉勲章などは、全て没収になったというアナウンスが後からあるんです。なんか、こういう映画を日本で上映しているのだから、”オッペンハイマー”だって、上映してもいいんじゃないかなぁ。原爆は酷いけど、あんなに酷いことになるとは思っていなかったんでしょ。相手の言い分も聞くべきだと、私は思うので、公開して欲しいなと思っています。
話を戻して、私は、この映画、お薦めしたいと思います。日本人だと、観て、あまり気分の良いものではありませんが、こんなに時間が経っても、韓国人は復讐を忘れないのだと解りました。良くして貰ったことは直ぐに忘れて、悪いことだけを覚えていて復讐するというのは、人間的にどうなのかと思いましたが、こういう人達だと理解して付き合って行かなければいけないのだと知ることが出来ました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「復讐の記憶」