「ミュータント・タートルズ
ミュータント・パニック!」
を観てきました。
ストーリーは、
ミケランジェロ、ドナテロ、ラファエロ、レオナルドは、不思議な液体「ミュータンジェン」に触れたことでミュータントとなったカメたちだ。産まれて直ぐのころに下水に捨てられ、ミュータンジェンを身体に浴びてしまい、ネズミのスプリンターに拾われた。カメたちが浴びたミュータンジェンをスプリンターも浴びてしまい、4匹+1匹は、ミュータントとなってしまう。
スプリンターに育てられ、大きくなったタートルズは、目立つ姿を隠すため地下や路地裏で身をひそめるように過ごしているが、中身は普通の人間のティーンエイジャーと変わらない。学校に行ったり恋をしたり、人間と同じ生活を送ってみたいと願いながらくらしていた。
彼らは拳法の達人であるネズミのスプリンターを師匠に、武術の腕を磨いていて、いつか役に立てる日を夢見ていた。ある時、そんな彼らの前に、ハエのスーパーフライを筆頭としたミュータント軍団が現れる。同じミュータントの仲間がいたことを喜ぶタートルズだったが、スーパーフライ軍団は人間社会を乗っ取るという野望を抱いていた。
というお話です。
あまり内容が無いので、あらすじが一つになってしまいました。このタートルズ、ちょうど10年前くらいに、マイケル・ベイ制作で実写映画が作られたのですが、覚えていらっしゃるかしら。ミーガン・フォックスがヒロインだったんですよ。その時に、面白くないとは言わないんだけど、観ているのがキツい映画だったんですよねぇ。
タートルズたちが、どうしても好きになれないんです。かわいくないのよ。カメは、もう20年近く飼っているので大好きなんだけど、どうして人間の形になると、こんなにもグロテスクなのかしらと思ってしまいました。そして、今回のアニメ版でも、必死で愛らしく描いているんだけど、どうしても好きになれなくて、最後まで我慢して観たくらいでした。
子供のころのタートルズは可愛いんですよ。小っちゃくて、愛らしくて、自分で飼ってもいいくらいなんだけど、大人になってからは、どうしてもカメに見えないんです。アメコミって、どうしてこういうビジュアルになっちゃうんですかねぇ。というか、アメコミだけに限らず、アメリカの人形って怖いモノばかりでしょ。キャベツ人形とか、ファービー、トロール、ハギーワギー、等々、子供にあげたら泣き出しそうなビジュアルですもんね。日本は、ポケモンやサンリオ系のキャラなど、ホントかわいい。
なので、今回もビジュアルが苦手でしたが、映画として観てみました。ストーリーは、よくあるミュータントヒーローものと一緒です。同じミュータント同士で戦うというお話で、人間が、そのミュータントに変化させる薬品を作っていて、お金儲けがしたいなーって話でした。もう、毎回、ストーリーは同じなので、どーせなら、ミュータント同士で、共闘して、人間に向かってくるとかの方が面白いんじゃないのかな。でも、そうすると、スターシップ・トゥルーパーズになっちゃうのか。(笑)
話を戻して、今回は、高校生になりたいタートルズが、頑張って、高校生になれるまでが描かれますが、続編を作るためなのか、ちゃんと最後に布石は打ってありました。それ、必要無いと思うけど、まぁ、アメリカでは人気のようなので、続編もあるのかな。
だって、そもそも、ニンジャじゃなくて、カンフーのビデオを見て、武術を勉強してたんですよ。あんた達、ニンジャじゃないじゃんって思うけど、何故か、ニンジャのつもりで修業をしているのよね。根本的に、忍者に甲羅があったら、邪魔くさくて、忍者なんてやってらんないと思うけど、まぁ、漫画だしね。
うーん、どうも私の中で盛り上がらずに、良い感想が書けなくてすみません。でも、アニメはこだわっているなと思いました。アメコミの雰囲気をそのままアニメに取り入れて、絵画的な雰囲気に仕上げているんです。これはイイなと思いました。絵は、観ていて、素敵だなと思えるものでした。少し前に、現代アート展に行ってきたのですが、今、こういう現代風のモノを、ちょっと古いアート的な手法で描くというのが流行っているのかしら。同じような絵が多かったです。
それにしても、高校に行ったら、タートルズが同じクラスにいるのよね。うーん、不思議。甲羅を触らせてくれたりするのかなぁ。髪の毛は生えてこないよね。なんか、想像がつかないけど、面白そうな気持がします。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。私は、タートルズの容姿がどうしてもダメなのですが、アニメとしては、絵がとても良く出来ているし、内容はパターンだけど、面白かったし、まぁ、私のように、見た目がダメという人以外は、楽しめるんじゃないかな。でも、やっぱりイマイチ、日本の風土に合わないような気がしました。面白くても、それは、子供のころからの教育ってもんがあるからね。ま、映画としては、よく出来ているので、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!」