「禁じられた遊び」ホラー映画としてはどうかなぁと思うけど、アイドル映画としてなら良いかも。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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『禁じられた遊び」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

伊原直人は妻・美雪や息子・春翔と幸せな生活を送っていた。しかし突然の事故により、美雪は帰らぬ人となってしまう。直人の元同僚である倉沢比呂子は、直人の家で庭の盛り土に向かって「エロイムエッサイム」と奇妙な呪文を繰り返し唱え続ける春翔の姿を目撃する。子どもの純粋な願いは恐ろしい怪異を呼び覚まし、比呂子と直人に襲いかかる。

というお話です。

 

 

伊原直人は、戸建てを手に入れ、妻と息子と幸せに暮らしていた。ある日、息子・春翔が庭でトカゲを見つけるが、逃げられて尻尾だけ捕まえる。驚く春翔に、直人はトカゲは尻尾が切れても生えてくるんだと教えると、尻尾からトカゲが生えてくる?と聞かれ、冗談半分で、埋めてから呪文を唱えれば生えてくるよと教えてしまう。

それから数日後、仕事中の直人に、妻と息子が交通事故にあったと連絡が入る。病院に着くと、すでに妻は亡くなっており、春翔も一瞬心配停止となるが、雷鳴と共に春翔は生き返る。

「この事故で、伊原美雪さんが死亡しました。」聞き覚えのある名前をTVで耳にした映像ディレクターの倉沢比呂子は、かつての同僚・伊原直人をふと思い出す。7年前に同じ会社に勤めていた伊原に恋心を抱いた比呂子だったが、その時からおかしな現象が起きるようになり、命の危険まで感じるようになった。あまりの恐怖に会社を退職し、伊原を忘れて新しい仕事に就いたのだ。



 

気になり、美雪の葬式に行った比呂子。伊原と息子に再開したことをきっかけに、周囲で次々と不気味な出来事が起き始めてしまう。以前にあった現象と同じようだが、どんどん酷くなっていくようだ。恐ろしい現象の根源を探るため、比呂子は伊原家へ向かう。

春翔の声が聞こえる。比呂子が目迎したのは、失った母親に会いたいという純粋な願いをかなえようと、庭に母の指を埋め、その盛り土に向かって呪文を唱えている異様な光景だった。さらに呪文に呼応するように土の山は、蠢き肥大していく。そしてついに、それは庭から蘇る。終わらない恐怖の先で果たして、二人は生き延びることが出来るのか。後は、映画を観てくださいね。

 

 

うーん、相変わらずのホラー?映画でした。貞子をちょっと変えてみたって感じかしら。橋本さんが主演だったので観に行ったのですが、そうじゃなかったら観に行ってないと思います。

 

共演がジャニーズの重岡さんだったのですが、それも気分が悪かった。この方、よく出ているけど、イケメンじゃないし、演技もそんなでは無いし、何が良くて使っているんだろう。ファンの方には申し訳ないけど、よっぽど他に良い人物がいると思うんですけど。卑屈な顔だけは上手いですよね。それに、グループ名がジャニーズというのが、もう、見るだけで気持ち悪いんです。何故にレ〇プ犯の名前を何度も見なければいけないんでしょう。本当に気持ち悪いです。ま、ホラーだからと言われたら仕方ないか。

 

 

内容ですが、死んだ人間の一部を埋めて、呪文を唱えると生き返るという話なのですが、実は、他の力が働いているということでした。ここで貞子です。貞子は、母親の力を受け継ぎ、それ以上の凄い力を持っていて、死んだ後も、呪い続けていたということですが、この映画も同じと言って良いのではないかな。貞子は志津子の力を受け継いだけど、この映画でも、同じような事が起こっているんです。

 

伊原の妻・美雪という女性が問題なのですが、凄く嫉妬深くて、それも、変な能力があるから、夫が浮気しそうだなぁ~くらいで、もう、相手を許さないって、呪うんです。あり得ないでしょ。そんなんだったら、街中ですれ違って、ちょっと”イイな”って思っただけで、その相手が殺されるって感じですよ。もー、たまりません。なんでそんな女と結婚したんだよ。

 

 

伊原は後から、ウチの妻、ちょっと怖いとか言い出して、あんた、既に子供まで作ってんだから、最後まで責任取りなさいよって思っちゃいました。この伊原が、ちゃんと妻を愛してあげて、ちょっとよそ見はしたとしても、いつも大丈夫と言って慰めていれば、こんな事にならなかったような気がするんです。愛を貰っていれば、暴走はしないはずですからね。

 

そして、妻と息子が交通事故に遭い、妻は即死で、息子は心肺停止になるも、雷によって生き返るという、まるでフランケンシュタイン的な事になります。まぁ、実は、この出来事に、重要な意味があるのですが、ネタバレになるので書けません。

 

 

元気になった息子は、母親の指を切り取り、庭に埋めます。ここで父親が、指を切り落として埋めるという事を許すのがダメでしょ。それ、遺体損壊罪ですから。というか、遺体に傷をつけるということが、どんなに良くないことなのか、親なら教えなきゃいけないでしょ。まして庭に埋めるなんて。トカゲの尻尾の件で嘘をついたのも悪いけど、もう小学校に通う年齢なら、もう”死”というものを教育するべきでしょ。

 

昔は、代々一緒に住んでいたから、子供の頃から”死”に触れていて、覚えたのだろうけど、現代では核家族になり、死に触れていないので、死ぬという意味がよく解ってない人間が多いのではないでしょうか。ゲームのように、死んでもリセットすれば生き返ると思っちゃってるんじゃないの?本当に困ります。だから、ペットなどを飼って、その死を勉強するべきなんです。

 

 

そして、生き返ると思った息子の願いにより、なぜか、死んだはずの母親が生き返るという、あってはならないことが起きてしまいます。死んだ事を認識しないことが、こういうことに繋がるのだと思いました。いい加減にして欲しいですよね。死を理解していない子どものせいで、生きている人間が苦しむなんて、あってはいけないことです。

 

それにしても、トカゲの尻尾が切れたら、埋めておけば、そこからトカゲが生えてくるなんて、そんなアホな嘘を子供に教えてはいけませんよね。トカゲの尻尾は人間が傷ついた時に再生するのと一緒です。尻尾自体に再生能力はありません。ダミーです。なので、切れたら腐って朽ちていきます。心臓のついているトカゲ本体は、尻尾を再生しますが、以前と同じようには再生されません。

 

 

それを生き返るなんて教えるなんて、許されないでしょ。というか、そんな親を信用するなんて、やっぱり教育が行き届いていないなと思いました。子供がどんなに小さくても、真実を伝えていくことが大切です。“ミステリという勿れ“でも言っているでしょ。子供は乾いてないセメントと同じで、間違ったことを教えてはいけないんです。乾いたら、間違っていることを、そのまま真実だと覚えてしまう空です。

 

そんな事を教えてくれる映画でした。私は、まぁ、それなりに楽しめましたが、あまりホラー映画としてドキドキハラハラする映画とは思えませんでした。映画の中でも言っていますが、幽霊はこの世にいない、怖いのは生きている人間だということで、生きている人間が怖いので、幽霊らしきモノが出てきても、そんなに怖くないんです。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。まぁ、アイドル映画として観に行くなら、怖い映画だよねってことで良いと思います。あまりホラー映画を観ていない方なら、楽しめると思うのですが、ホラー映画をたくさん観ている方にとっては、ちょっと物足りないかもしれません。私は、ちょっと物足りなかった気がしましたが、まぁ、楽しめると思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S:エロイムエッサイムなんて、悪魔くんに怒られそうだな。適当に一般人が使ってはいけない呪文なんだけど。神にも悪魔にも頼むなんて、頼んだ自身に戻ってくるに決まってるのにね。恐ろしいです。

 

 

「禁じられた遊び」