「劇場版シティハンター
天使の涙(エンジェルダスト)」
を観てきました。TOHOシネマズの試写会が当たりました。
ストーリーは、
凄腕の始末屋「シティーハンター」の冴羽リョウとパートナーの槇村香。動画制作者の女性アンジーから、逃げた猫を捜して欲しいとの依頼が入る。一方、警視庁の野上冴子は、バイオ企業ゾルティック社の発明について捜査に乗り出す。その発明は戦場の兵士を超人化する恐ろしいもので、かつてリョウをむしばみ、パートナーの槇村秀幸を死に追いやった「エンジェルダスト」の最新型だった。
というお話です。
冴羽獠は裏社会ナンバーワンの実力を持つ始末屋スイーパー“シティーハンター”。新宿を拠点にパートナーの槇村香と様々な依頼を受けている。新宿駅の掲示板に”XYZ”を書き入れて以来をするという独特な依頼方法を使っている。
新たな依頼人は動画制作者・アンジー。その依頼は、何と逃げた猫探し。獠はアンジーの美貌に、香は高額の報酬に胸を躍らせる。新宿の街を猫を探して右往左往。しかし、目的の猫は見つからない。どこかで見た覚えがあるのだが、何故か見つからない。
警視庁の野上冴子は海坊主と美樹の協力を得てバイオ企業ゾルティック社の発明について捜査する。それは謎の組織の依頼で作られた戦場の兵士を超人化する闇のテクノロジーで、かつて獠を蝕み、パートナー槇村秀幸を死に追いやった「エンジェルダスト」の最新型だった。
猫探しに奔走する中、アンジーの命が狙われる。依頼の真意を語ろうとしないアンジーは動画に映る獠を見つめ、ひとり呟く。「これがあなたの『最高傑作』なのですか?」
「エンジェルダスト」を求めて現れる暗殺者たち。壮絶な戦いに巻き込まれていく獠たちを遠く見つめる男。それは獠の育ての親・海原神。海原がその銃口を定める時、宿命の対決が始まる。(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。
とうとうシティハンターのラスボスと言われる海原神が出てきましたね。これで何作か引っ張るつもりなのかしら。面白いから良いけど、そろそろ声優さんたちが苦しそうな気がしました。作るなら早く作らないと、今の声のままでは難しいんじゃないかな。獠もそうだし、キャッツアイの3人も、声が辛そうでした。作るなら、急いで作ってくださいね。
ストーリーとしては、冴羽獠が傭兵時代に打たれたエンジェルダストという、超人化する薬品らしきものが、最新型のナノマシン生まれ変わり製造されたというところから始まります。そのエンジェルダストが、悪の手に渡る前に手に入れようと、日本の警察が動き、キャッツアイとシティハンターに依頼されて、手に入れるのですが、寸での所で敵に奪われてしまうという所から始まります。
悪の組織とは、冴羽獠の育ての親・海原神がボスで、その組織がエンジェルダストを手に入れようとしていたのですが、何者かが横から盗んでしまいます。日本の警察も失敗し、海原も手に入れられず、じゃぁ、誰が盗んだのか、そこに、アンジーという謎の女性が現れます。
このアンジー、カッコ良かったなぁ。獠と互角に戦える傭兵でした。これだけの能力を持つ傭兵なら、パッと見で、身体がごっつくて、直ぐに解ると思うんだけど、何故か香は全く気がつかず、獠は、身体つきで解ったようでしたね。いや、普通、獠じゃなくても解かるっつーの。
エンジェルダストなんだけど、ナノマシンと言っていました。イマイチ、解説が少なくて解りませんでしたが、ナノマシンなら、一度、作れたのなら、いくらでも作れそうですけどね。3つくらいしか作られていませんでした。ケチ臭いでしょ。どーせなら、沢山作っちゃえばいいのにね。
そんなエンジェルダストですが、超人化する薬なら、その争奪戦になりそうだけど、どーも、観ていたら、そうはならなさそうでした。これからは、冴羽獠と海原神の戦いになるのかな。育ての親を倒すまでが、最後のミッションになりそうですね。まだ、この映画は導入部でしかありませんでしたが、大変な戦いになっていきそうです。
なんか、海原と獠の顔が似ていて、本当の親子かと思っちゃいました。これ、本当の親子じゃないの?”美味しんぼ”的な、父と子の戦いになるんじゃないの?(笑)ま、それは無いだろうけど、海原は、随分と獠を可愛がっているようでした。でも、槇村を殺したのは”赤いペガサス”で、その組織ともつながりがあるらしい海原を、獠が許す訳が無いと思うので、壮絶な戦いになるんじゃないかな。
でも、まだ続編などというお話が無いので、どうなるのかは解りません。このまま終わられちゃったら、ちょっと残念です。どうせなら、一気に公開して欲しいくらいでした。
今回、随分とお遊びが入っていて、キャッツアイは仲間になっていたけど、全く関係無い”ルパン”が出てましたよ。どこに出てくるかは、お楽しみです。確認してください。「約束の時間に遅れる」って言っていたので、そちらも、何か映画があるのかもしれません。カリオストロに行くのかな?(笑)
不満は、実はいくつかありました。そう、冴羽獠であるシティハンターは○○は殺さない。香はそんな事は言わない。それはこのキャラクターがやっちゃいけない事!っていう事がありました。うーん、面白いと言いたいんだけど、海原との戦いの序章だし、その上、やっちゃいけないことをしているのが、どうしても引っかかっています。この脚本、どうにかならなかったんですかね。そこさえ、無ければ、楽しい映画だったんだけどな。ちょっと残念でした。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。引っかかりがあるので、大好きなシティハンターだけど、超が付けられません。そこだけはポリシーを曲げて欲しく無かった。それだけが残念です。でも、いつものシティハンターではあるので、楽しめますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」