「トランスフォーマー ビースト覚醒」
を観てきました。字幕版です。
ストーリーは、
オプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちが地球に来て間もない1994年。あらゆる星を食べ尽くす、惑星サイズの規格外な最強の敵「ユニクロン」が地球を次の標的に動き出した。この未曽有の危機に立ち向かうべく、プライムは仲間たちを集め、意図せず戦いに巻き込まれた人間のノアとエレーナ、そして地球を救う新たな希望であるビースト戦士たちとともに立ち上がる。
というお話です。
惑星を食べる最強の敵ユニクロンは、獣型のトランスフォーマーであるマクシマルズの故郷を攻撃してきた。スカージが率いるユニクロンの先発隊は、時空を超えて移動が出来るトランスワープキーを入手しようとしており、それを手に入れて他の時空にも手を伸ばして星を捕食しようというのだ。マクシマルのリーダーは、ユニクロンが他の時空に移動するのを阻止する為に、オプティマスプライマルにキーを託し、自分を犠牲にしてユニクロンを止める。
それから何世紀も時が経ち、1994年のブルックリン、ノア・ディアスという電子機器専門の元軍人は、弟の病気を治す為に、仕事を探していた。しかし、良い仕事は見つからず、友人のリークに駐車場に停まっているポルシェを盗んで売れと言われます。仕事は無く、弟の治療費に困ったノアは、仕方なく窃盗をする事に。鍵を開け、ポルシェに乗り込んだのは良かったが、何故かポルシェは勝手に動き出してしまう。
そのポルシェはオートボットのミラージュで、事が起こるまで隠れていたのだ。驚くノアだが、ミラージュは楽しそうに警察をまき、ノアの前にロボットの姿を現す。一方、博物館のインターンであるエレーナ・ウォレスは、遺跡から発見されたハヤブサの古代像を興味深げに見ていた。今までに見たことが無い文字だったのだ。こっそり上司のカードキーを借り、像を調査してみると、突然に像が崩れ始め、中から光るワープキーを見つけてしまう。
ワープキーの光は空まで届き、人間には見えないがオートボットたちには見えていた。地球に来て間もなかったオプティマス・プライムたちは、緊急招集し、そのワープキーを手に入れて、自分たちの星サイバトロンに帰ろうと考える。キーのある博物館に向かおうとするが、あの大きさでは入れない。ミラージュが連れてきたノアに取って来て貰おうということになり、みんなで博物館へ向かう。
同じ頃、ワープキーの光を感知したユニクロンの手下スカージも、また、キーを手に入れるために地球の博物館に向かう。博物館で鉢合わせしたオートボットの戦闘が始まり、ワープキーを持ったエレーナとノアは、スカージの手下の蜘蛛メカに追われていた。激しい戦闘により、カードキーはスカージに奪われ、落胆するオプティマスたちだったが、ワープキーは2つに割られており、もう一方が無ければ役に立たない。もう一つがある場所をエレーナが探し当て、ペルーの隠された寺院に向かうのだが。後は、映画を観てくださいね。
新しいトランスフォーマー、今までより、もっと初期の頃の話になっているようでした。だって、前の作品は、オプティマス・プライムたちが、既に地球に来て時間が経ち、バラバラに隠れているということでしたもんね。今回は、地球に落ちて来て、比較的直ぐだったのかな。今から30年ほど前のお話です。
主人公のノアは、元軍人なんだけど、今は仕事も無く、弟の病気の治療費を払うのに困っているんです。なんで軍を辞めなきゃ良かったんじゃないの?と思うけど、職業軍人じゃなかったのかもね。雇ってくれるところも無く困っていると、友達が車を盗んで売っちゃえよって言うんです。背に腹は代えられないと思い、車を盗みに行き、車に乗り込んだまでは良いけど、乗り込んだ車がオートボットだったから、さあ大変ってことなのよ。
まぁ、これは、いつものパターンですよね。そんなに驚かない展開です。そして、ノアがオートボットの戦いに巻き込まれていくんです。ストーリーは、以前と変わらないかな。毎度のことで、オートボット系の敵が現れて、巨大なラスボスも出て来てという、同じパターンでしたね。元々が、子供向けのロボットおもちゃからの話なので、変えられないのかしら。
大きなオートボットたちだからこそ、敵を小さくして、戦えなくて苦戦させてみて、今度はオートボットの研究者を出して、”ヤッターマン”の”ビックリドッキリメカ”みたいに、小っちゃいオートボットを作って、オプティマスやビーたちと意識を共有させて、戦うみたいにしたら、世界が広がると思うんだけどな。毎度、同じ大きさで、ガチャガチャしてるのも飽きるでしょ。小さな昆虫とかのメカで戦わせてみたら面白そうだけど。
今回、ミラージュが変形して、ノアのボディスーツになっていたんです。アイアンマン的な感じかしら。それも良いですよね。ビーやアーシーとかだと、大きさ的にも人間のスーツにもなれるスケールだから、そんな風な共同戦線で戦うのは、面白いかなと思いました。ネタバレは出来ないけど、今回の映画の最後に、他の作品と繋がりそうな話が出てきたので、そちらで使えそうな感じかな。
動物系のオートボットが出てきたんだけど、あまり際立って、これが強いとか、頭が良いとかってことが無くて、ただ、数が増えただけって感じで、残念だったな。折角なんだから、動物系ならではの特徴とかが欲しかったな。だって、ビーやミラージュたちは、武器装備しているんだから、動物系は、口からビームを吐くとか、角からレーザー砲を撃つとか、そんなのがあっても良さそうじゃない。どーも、イマイチなのよね。
そんな不満ばかり言っていてはいけないんだけど、そろそろ変えて行ってくれないと、飽きちゃうよ。車からトランスフォームして、ロボットになる映像は、本当になめらかで美しいんだけど、見どころはそれだけなんですもん。あとは、カーチェイスも楽しかったかな。戦いにも、見どころが欲しかったです。今回もワラワラ出てきたオートボット同士の戦いで、ワチャワチャして終わってしまったんですもん。
あ、そうそう、もう一つの見どころは、ノアがミラージュをスーツとして着て、一緒に戦ったところかな。そこの場面は、面白かったです。アイアンマン以降、そういう合体系が無かったので、嬉しかったですね。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。今までほど、私は盛り上がりませんでした。元々、トランスフォーマーは好きな映画だったんだけど、そろそろ新しい展開が欲しいなぁと思ってしまい、少し、辛い評価をさせていただきました。でも、面白いんですよ。トランスフォームする姿は、滑らかで美しいので、今も大好きです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「トランスフォーマー ビースト覚醒」