「交換ウソ日記」青春ラブストーリーの王道ですが、嫌味が無くて気持ち良く観れる作品でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「交換ウソ日記」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

高校2年生の黒田希美は、移動教室の机の中に「好きだ」と書かれた手紙が入っているのを見つける。送り主は学校で一番の人気者・瀬戸山潤で、希美はイタズラかと戸惑いながらも返事を靴箱に入れる。その日から2人の秘密の交換日記が始まるが、実は瀬戸山からの手紙は、全て希美の親友・松本江里乃宛てのものだった。しかし希美は本当のことを言い出せず、そのままやり取りを続けてしまう。

というお話です。

 

 

高校二年生の希美は、ある日移動教室の机の中に、ただひと言、「好きだ!」と書かれた手紙を見つける。宛名は”移動教室でこの席に座る君へ”と書かれている。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山。

イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。まず、お互いを知るために友達からと言って交換日記を始めると、瀬戸山から、”いつか松本に、もう一度告白する。”という言葉があった。え?私じゃなかったんだ、と気が付いた希美は、直ぐに間違いでしたと書いて渡そうとするが、タイミングが合わない。そのまま、言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう。

 

 

希美は、交換日記とは別に、松本の友達として瀬戸山とも親しくなり、英語を教えたりするが、いつも空気を読みすぎてしまい、優柔不断な答えしかしない希美に、瀬戸山は、”自分の考えは無いのかよ。”とキツい言葉をぶつけてしまう。後から、悪かったと謝る瀬戸山に、希美は、自分が悪いからと答え、段々と二人の距離が縮まっていく。

 

その一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき、辞退は思わぬ方向へ動き始める。そして…。後は、映画を観てくださいね。

 

 

はい、観てきました。うーん、ベタベタの青春ラブストーリーなので、ちょっとおばさんには、暑苦しい感じでしたが、思っていたよりも上手く出来ていて、良かったと思います。途中でイライラはしましたけどね。だって、勘違いしていたなら、直ぐに、ごめんっ!って言えばいいだけじゃないですか。それを、いつまでも誤魔化しているのが、やっぱり、私にはイライラでした。

 

主人公の希美は、周りに気を使いすぎていて、いつも相手に合わせているんです。この年代の子は、まだ経験も無いし、自分に自信が無いから、こうなってしまうのも理解が出来るんです。私も、少しそんな感じがありましたから。でもね、少しで良いから、これだけはっていうモノがあると相手も安心するんですよ。何でもいいと言われると、言われた方も不安になってしまうんです。嫌われているのかとか、何か怒っているのかとか、心配になると思うんです。なので、相手のために、これはこれと言ってあげることの方が、親切です。

 

 

そんな希美に対して、瀬戸山はしっかりしているように見えます。ただ、まぁ、彼も高校2年生だから、似たり寄ったりかな。そんな二人が、近づきそうで近づかないという、面倒くさい恋愛を繰り広げるので、イライラするのは当たり前。こういう映画だから、ちゃんとハッピーエンドになると思うので、楽しみにしてくださいね。

 

でも、今どき、交換日記というのが、ちょっと新鮮でした。スマホで、ポチッとスタンプを送るだけで終わるのを、文字を書いて、渡して、読むというのが、なんか良いですね。懐かしい感じでした。私が子供の頃は、スマホなんてもんが生まれてくるとは思っていない時代でしたからね。驚いちゃいますよ。

 

 

瀬戸山役の高橋さん、ジャニーズじゃなくて良かった。今、観たくないので安心しました。イケメンですね。これから楽しみだなって感じでした。ヒロインの桜田さん、これは好みなんですが、目と鼻までは良いのですが、口元が下品で嫌いなんです。昔で言う美人顔の黄金比ではないので、どーもダメなんだけど、現代はこういう子が良いのかな。友人役の子たちは、みんな可愛いし、イケメンで、良かったですね。板垣さんは、舞台エヴァンゲリオン・ビヨンドで生で観ていたので、あ、この子だと思いました。

 

そうそう、私、移動教室っていうのが解りませんでした。今、教室を移動するの?自分の机って決まって無いのかな。他人と机を共有するのって、気持ち悪くないのかしら。私の時代は、自分の机は自分だけが使っていたから、らくがきもするけど大切にしていたんだよね。専門教室は共同だったけど、クラスの机は自分だけでした。他人が使った後に、机に手を入れるとか、何が入っているか解らないから怖くないのかな。それも時代かもしれないけど、伝染病とかあるんだから、考えた方が良いんじゃないの?

 

 

ストーリー的には、瀬戸山が雑なメモで告白せずに、ちゃんと確認して渡していたなら、何問題も無かったのよ。間違えることも無く、最初から上手くいっていたのに、適当な事をするから、わちゃわちゃしちゃって、希美が気を使うことになっちゃったのよ。雑な告白は辞めるようにしてくださいね。

 

竹村監督、今作が初の映画だそうで、おめでとうございます。ずっと、ドラマの演出をされてきた方なので、作り方は上手いですよね。この映画も、上手くまとまっていて、理解しやすくて、楽しめました。青春ラブストーリーは、ちょっと苦手な私でも、最後まで楽しんで観れたので、上手いのだと思います。これからの作品、期待しています。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。きっと、誰が観ても、楽しめると思いますよ。10代の子とか、学生の方は、特に楽しめると思うけど、オバサンでもちゃんと楽しめました。くそガキ~と思う場面もあるにはあったけど、全体的に安定して楽しめたと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「交換ウソ日記」