「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」マイルスはスパイダーマンになる運命じゃなかった | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「スパイダーマン 
アクロス・ザ・スパイダーバース」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

マイルスは久々に姿を現したグウェンに導かれ、あるユニバースを訪れる。そこにはスパイダーマン2099ことミゲル・オハラやピーター・B・パーカーら、さまざまなユニバースから選ばれたスパイダーマンたちが集結していた。愛する人と世界を同時に救うことができないというスパイダーマンの哀しき運命を突きつけられるマイルスだったが、それでも両方を守り抜くことを誓う。しかし運命を変えようとする彼の前に無数のスパイダーマンが立ちはだかる。

というお話です。

 

 

Earth-65では、グウェンステイシーがスパイダーウーマンとして活躍していた。数年前グウェンは、友人のピーターパーカーが薬品を使ってトカゲに変身して暴れていた事に気付かず、彼を殺してしまう。その場を警察官の父親ジョージに見られてしまい、警察に追われる事に。

グウェンの世界に、ダヴィンチのスケッチである鳥のヴィランが現れ、世界を壊し始める。マルチバースのスパイダーも助けに現れ、ヴィランを倒すのだが、ジョージに見つかり、仕方なく正体を明かしてしまう。父と一緒にその世界に居られなくなったグウェンは、スパイダーピープルのミゲルとジェスと共に、スパイダーソサエティに消えます。



 

Earth-1610では、ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した高校生マイルス。今日も、学校に行きながらザ・スポットというヴィランと戦っていた。何とか捕まえて引き渡した後、遅刻で両親に怒られ、気分を害していたマイルスだが、そこへグウェンが現れる。二度と逢えないと思っていたグウェンとの再会に夢中になるマイルス。グウェンはマルチバースを行き来出来るようになったらしく、マイルスを連れて、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中心「スパイダーソサエティ」へとたどり着く。



 

そこでマイルスが目にした未来。それは、愛する人と世界を同時には救えないというかつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた「哀しき定め」だった。納得いかないマイルスは、両方守り抜くと固く誓うのだが、その大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こす。

 

「運命」を変えようとするマイルスの前にたちはだかる無数のスパイダーマンたち。そして、マイルスはスパイダーソサエティから自分の世界に戻るため、自分のDNA解析をし、元の世界に戻れたと思ったのだが、今度はEarth-42という、マイルスが刺された蜘蛛がいた世界に戻ってしまい…。史上かつてない、スパイダーマン同士の戦いが始まる!後は、映画を観てくださいね。

 

 

2作目のスパイダーバース、面白かったです。日本だけじゃない、米国でも、アニメーションの表現について、色々な事をしているんですね。今回、マルチバースで色々な世界と繋がるという構成なので、その世界世界での表現を変えていて、線画だったり、モノクロだったり、デェフォルメが強い表現だったりと、多様なスパイダーの世界が観れて、楽しめました。

 

前作で、ピーター・パーカーが亡くなり、その後を継いだ形となったマイルス。スパイダーマンはピーターでしょという決まり事が、何故かマイルスになり、何でなのかな?と思っていたのですが、今回の話で、それが、どこかで曲げられたのだと言う事が解りました。でも、それなら、ピーターが死んで、グウェンがスパイダーウーマンになった世界も間違いじゃないの?と思ったけど、それは良いんですって。自分の世界の蜘蛛に刺されたのなら、ピーターでなくても良いみたいでした。

 

 

このスパイダーバース世界で、重要となってくる出来事が「哀しき定め」ってヤツです。大切な人を救うか、世界を救うか、どちらかを選択することになるというもので、大体が世界を救っているから、大切な人が死んでいるんですよね。でも、マルチバースだから、大切な人を救っているスパイダーマンの世界もあるはずなんだけど、どうなのかしら。選択をすれば、マルチバースはそれだけ数が増えるんでしょ。一人を助けて、世界が滅びてしまい、その世界はそこまでになったって事なのかな。

 

まぁ、屁理屈を行っても仕方ないので、世界を救ったスパイダーマンたちは、それぞれに哀しみを背負っているんです。そんな運命に抗って、両方救ってやると頑張っちゃうのがマイルスです。でも、マイルスは、元々、いてはいけないハズの異分子らしいので、無茶な事をしても、何か良い方に向いて行くのかもしれず、次回作が楽しみです。

 

 

でもね、本当の事を言うと、このマイルスのキャラ、いつもふざけていて、ちょっとイライラしました。確か15歳くらいの設定かな。15歳くらいなら、もう少し周りに対しての配慮ってもんがあってもイイでしょ。街をめちゃくちゃにしても、あーあって感じで、全然悪いと思ってないんですもん。迷惑よね。まぁ、ヒーローにありがちな事だけど。ウルトラマンとか出てくると、ほっんとに街をめちゃくちゃにするから、怪獣をそのままやり過ごして、何処かに消えるまで待ってた方が壊されないんじゃないかって思うほどですもんね。

 

マイルスは、スパイダーソサエティのミゲルによって、異分子だからと言われ、追われる身となりますが、大勢のスパイダーマンの中に、ぽろぽろとマイルスに共感する人間がいるみたいなんですよ。グウェンはもちろん、マイルスの事を思っているけど、それ以外にも、捕まえろと言われているけど、見過ごしてくれる仲間もいるようでした。

 

 

今作だと、マイルスがいてはいけないスパイダーマンだと言う事が解り、哀しい運命も解り、Earth-42っていうところの蜘蛛が、Earth-1610のマイルスを噛んだことが判り、もちゃもちゃもちゃ~ってしたまま、おわってしまいますので、次回作が早く観たいんです。一体、どうなってんだよってままなので、少し、不満だったかな。まぁ、数年まって、次回作を観れば良いんだけどね。

 

なので、今回は、アニメを楽しむ方が優先かな。よく出来ているので、とても楽しめました。スパイダーマンによって絵が違うので、何となく性格も解るんです。もちろん、沢山の中には、アンドリューのアメイジングスパイダーマンもあったし、トム・ホランドが来ているスパイダーマンのスーツの人もいたし、楽しかったのは、レゴの世界のスパイダーマンも戦っていたので、面白かったです。そういう細かい部分で楽しめるんじゃないかな。

 

 

私は、とっても楽しめました。超!お薦めしたいと思います。最後はモヤモヤだったけど、続きがあるので待てばよいだけです。作品としては、素晴らしいと思いました。アニメ好きには、色々な技法が観れて良いと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」