「クリード 過去の逆襲」幼い頃の出来事がドニーを悩ませます。でも、ちゃんと立ち上がりますよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「クリード 過去の逆襲」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

かつてロッキーが死闘を繰り広げた親友アポロの息子アドニス・クリード。ロッキーの魂を引き継ぎ世界チャンピオンとなった彼の前に、刑務所から出所した幼なじみのデイムが現れる。2人はかつて家族同然の仲間であったが、デイムはクリードの少年時代のある過ちによって18年間の服役を強いられ、復讐心に燃えていた。クリードは封印してきた自らの過去に決着をつけるべく、デイムとの戦いに向けて猛トレーニングを開始する。

というお話です。

 

 

2002年ロサンゼルス。若いアドニス(ドニー)は親友のデイムと共に遊び周っていた。地下ボクシングのチャンピオンだったデイムはドニーに闘い方を教え、ドニーはデイムを慕っていました。二人は、ドニーが今の母親に引き取られる前、施設で一緒に育っていました。施設では酷い虐待を受けており、それが二人の心の傷になっています。

ある日、デイムの試合の帰り、酒屋でレオンという男に会います。ドニーたちが虐待を受けていた男性です。怒りが抑えられず、ドニーは殴り続け、反撃に合いそうになった時、デイムが拳銃を取り出します。そこへ警察が来てしまい、ドニーは逃げて、デイムは逮捕されてしまいます。逃げたドニーは怖さで何も言えず、デイムに逢いにも行かず、18年も過ぎてしまいました。



 

出所したデイムは街に帰ってきて、ドニーの前に現れます。既にボクシングを引退していたドニーは、戸惑いながらもデイムを受け入れ、ボクシングをしたいというデイムをジムに招き入れます。タイトルマッチをやりたいというデイムを、まだ無理だとなだめていると、何故か2週間後にタイトルマッチを控えていた挑戦者が暴漢に襲われ、怪我をしてしまいます。挑戦者がいなくなり、困ったドニーは、チャンピオンとデイムで試合を組むことにします。

チャベスとタイトルマッチをする事になったデイムは、練習を重ね、チャベスを倒すことに成功します。チャンピオンとなったデイムは、とうとう本性を現し、ドニーに復習をするつもりであることを明かし、マスコミでドニーを批判し始めます。そして。後は、映画を観てくださいね。



 

スポーツ根性モノって、もうストーリーは決まっているから、そんなに驚くような展開もないし、ドキドキしながらも、安心して観ていられる作品でした。敵役がクアントマニアのジョナサン・メジャースで、私はあまり好きではないのですが、強敵でしたね。

 

ボクシングといえば、私は“あしたのジョー“なので、今回の、昔、悪いことをしていたというのは、納得が出来ました。喧嘩していて、その続きでボクシングをやる子も多いんだろうから、昔のことを持ち出されたら、色々とあるわよね。ドニーも、メアリー・アンが迎えに行くまでは、孤児として施設にいたのだから、嫌な思いもしただろうし、この映画で描かれる悲しい過去もあったりして、生きるために、必死で戦ったこともあるんだと思うんです。

 

そんなドニーも、既にボクシングを引退し、プロモートの仕事をしているようでした。家族との時間を大切にし、妻を助けている姿は、とっても幸せそうなんだけど、そこに、デイムが現れるんです。どうみても、ヤバそうな男なんだけど、昔の事があるから、ドニーも邪険に出来ず、受け入れるんです。でも、それもデイムの作戦だったんでしょうね。

 

 

刑務所に会いにこなかったといって、恨むのは違うと思いました。だって、ドニーはまだ子供だったんだから、怖いことから逃げるし、お母さんにも話は出来ないし、それは許してあげて欲しい。友達だったんだし、ドニーの方が5 歳くらい年下なんでしょ。それくらい、解ってあげてよって思いました。

 

ま、でも、そこで許しちゃ、映画にならないから、許さなくて、二人は対決することになるんです。私が思うに、経験を考えると、どう考えても、ドニーの方が強いと思うけど、デイムも刑務所でずっと練習をしていたというから、たまたま強くなったんでしょう。それにデイムにも才能があったのかな。デイム、凄く強かったです。

 

 

ドニーは、既にボクシングから離れて、随分時間が経つようで、ボクシングが出来るような身体に戻すのは大変そうでした。ロッキーでも、同じようなトレーニングをしていたけど、生卵を飲むのは無かったなぁ。あの生卵を飲むのって、身体に悪そうだけど、力がつくのかしら。(笑)ちょっと、キモいなと思っていたけど、今回は無くて良かったです。

 

もう、ラストはお決まりだから、そんなに感想は無いんです。でもね、決まっているからって、面白くない訳じゃないですよ。解っていても、観ていてスッキリするし、気持ちいいし、安心出来て、好きです。こんな風に安心させてくれる映画って、必要ですよね。

 

 

そうそう、本編とは別に、アニメーションがおまけで付いていましたね。メガロボクスっぽい内容で、予告編みたいだったけど、あれ、何だったのかしら。これから作ろうと思っているってことなのかしら。面白そうではあったけど、メガロボクスがあるから、同じような作品を作ってもなぁと思いました。キャラクターは、みんな、クリードの血を継ぐ子たちだったように思います。こういうアニメ、嫌いではないけど、どうなのかな?

 

話を戻して、ロッキーから、随分と長く続いてますね。国民的映画といって良いのかな。日本でも、寅さんシリーズとか、色々とあったから、そんな感じなのかしら。こういう物語だと、誰も嫌な思いをしないし、元気を貰えるし、頑張ろうっていう気持ちになれるから、必要な映画なのかな。私は、先が解っていても、こういう映画は好きです。お決まりでいいんです。気持ちよくなれるんですから。映画って、そういうもんでしょ。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。新しいモノを求めている人には、また同じと言われるかも知れないけど、やっぱりサクセスストーリーは必要なんです。解っていても、元気にしてくれる映画って、素敵でしょ。応援したくなりますよね。だから、この映画、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「クリード 過去の逆襲」